はじめに
こんにちは。サービスデザイナーの寺田です。
約1年前にグループ内から転籍してきました。
転籍に伴い、業務改善コンサルタントからサービスデザイナーへとジョブチェンジもすることになりました。
2つの社内制度を活用しながらの転籍・ジョブチェンジと転籍後1年の振り返りをシェアできればと思います。
2つの社内制度の利用
約1年前の転籍までに、パーソルホールディングスの「ジョブトライアル」と「キャリアチャレンジ」2つの制度を利用しました。
ジョブトライアル:ホールディングス内の別を職場体験できる制度
私は3ヶ月間で8時間/月で下記ような活動に参加しました。
- ミーティングやワークショップへの参加
- ジョブトライアルの体験記をデザインプロセスに沿って作成するワーク
キャリアチャレンジ:ホールディングス内の別企業や所属企業の中でのポジションチェンジを行える制度
この制度を利用し、転籍をしました。
転籍までの経緯
新卒でグループ会社に入社し、RPAというツールを活用した業務改善コンサルティングや研修企画・講師の業務を行っていました。
当時の在籍していた部署は研修と合わせて新規サービス開発もミッションとなっており、チャレンジの機会をもらう中でサービス開発やデザインに興味を持っていきました。
その後、社内外のワークショップ等に参加していました。
法人版にカスタマイズされたモンスターアカデミアというデザイン研修に参加して、デザインの中でも表層ではなく事業やUXのデザインに興味があるのだと明確になりました。
デザインへの興味を持つ中で、よりプロダクト作りに直接関わることに意識が向くようになっていたタイミングで「ジョブトライアル」で、現在所属している部署が募集をかけていることを知りました。
デザイン経験等、募集要件を満たしていない状態でしたが、自分の興味にドンピシャな内容でした。
ダメ元で申し込んだところ幸いにも参加が決定しました。
思い切りよく応募して良かったと思っています。
サービスデザインはほぼ未知の領域でした。
しかし、ワークショップへの参加を通じて徐々に理解が深まりました。
そして、「これこそが自分が興味のある領域だ」と確信し、キャリアチェンジを目指して現在の上司に相談しました。(同時に、前職の上司にも相談しました。)
参考)ジョブトライアル体験をtechtektの森田さんがインタビューして下さった記事
転籍先での体験
転籍前から部署の方々に1on1を実施していただいていたこともあり、組織自体に馴染むまでには時間がかかりませんでした。
しかし、業務範囲や内容が変化したことで思った以上に自らどのように事業・ユーザーに貢献していくかを定義することに悩みました。
「サービスデザイナー」という職種自体の定義が広く、上司やプロジェクトからの一定のオーダーはあるもの、与件を把握しつつ自らをプロジェクトに落とし込むことが難しかったです。
先輩方のプロジェクトマネジメントやファシリテーションを学びながら、落とし込んでいくことで、徐々に事業・ユーザー貢献することに焦点を当てられるようになってきています。
現在のポジションでの学びと面白いポイント
職能としての守備範囲はとても広いのですが、重要なのはプロジェクト・プロダクト成功のために社内外のさまざまなステークホルダーの視点を可視化したり行き来しながらコラボレーションしていくことが重要であると学びました。
サービスデザイナー含む他メンバーのバックグラウンドも多様なこと、プロジェクトに合わせて新しいインプットが常に求められること、多角的な視点が求められる仕事はとても面白いです。
業務上の問題解決だけではなく、チームビルディングに関してもさまざまな試行錯誤をしておりいつも刺激的です!
終わりに
偶然が重なっていることも事実ですが、キャリアパスの多様性を受容する制度であったり、そこに惹かれ受け入れてくれる人たちがいてこそのジョブチェンジだったと思います。
1年経って、まだまだこれからやりたいことがたくさんあります。
「はたらく」という領域でたくさんの実験ができるこの環境で、チャレンジを続けてサービス開発にも活かすサイクルを回していきたいです。
寺田 惠 Kei Terada
デザイン推進統括部 戦略デザイン部 サービスデザイングループ リードディレクター
2022年10月にグループ会社から転籍し、パーソルキャリア株式会社に入社。「人の可能性を最大化する」を個人的なミッションとして、サービスづくりに取り組んでいます。
※2023年12月現在の情報です。