そーた流ハンズオンの発表 #techtekt Advent Calendar 2023



この記事はなーに?

こんにちは!そーたです!
今回は先日に行ったGeekCAMPアカデミアの発表について、やってみたことやチャレンジしたことをまとめて見ました。僕は現在2年目で、ちょこちょこ外部向けに発表しているんですが、今回は1時間半という長丁場で初めての経験でした。
そこで思ったことをツラツラ書いちゃいます!


タイトルやら内容を考えるぞ


まず改めてやったことをまとめます。
発表タイトルは「Chrome拡張機能を自分で作って、未来の自分をラクにさせてあげよう!」です。
いやあ、それっぽいですね。

これ実は僕が最初に提案したわけではなくて人事の方が提案してくれたものです。 僕は最初「え?DOMよくわかってないけど Chrome拡張機能 を作る!?出来らあっ!!」というタイトルを提案したんですが全学生へ伝わらないという理由で却下となりました。

こういう意見を言ってくれるので助かりますよね、僕の場合は自分の喋りたいような言葉をそのまま文章にしてしまうので、チェックしてくれる人が必要だったりします。

スライドはこんな感じになりました↓

 

次に内容についてです。
今回はChrome拡張機能作成を参加者にやってもらいました。いわゆるハンズオンというものです。やっぱりみんな拡張機能作りたいですよね!作ったことが無い方は是非作ってみてください。テンプレートを使えば思ったより簡単に作れます。一度作れば雰囲気がわかり、自分のやりたいようにWebサイトをカスタイマイズできます。

 

いつもと違うところ


今回の発表でいつもと違うのは参加者に実際に手を動かしてもらうというところです。普通の発表では僕が喋り続けるだけですが、手を動かしてもらうとなると話は別です。

めっちゃ時間が読めないんです!!

環境構築にどれだけ時間がかかるのか、その後のコードを書くのにどれだけの人が詰まるのか予想するのはとても困難です。

僕も含めて人類はとんでもないミスで止まっちゃうことがありますからね...

これを解決するため、今回の発表では準ハンズオンにしました。

準ハンズオン


準ハンズオンとはなにか?
それは「参加者に手を動かしてもらうんだけど内容は制限する」発表方法です。

今僕がそう決めました。


やる内容を制限すれば起こり得るエラーの予想が可能です。それに加え、資料を見てわかるような実装にすれば仮に発表の最中で詰まってしまっても発表後に自分だけで進む事ができます。

素晴らしいですね!

 

具体的には事前に利用するコードをGitHubリポジトリにあげておきます。

そして参加者にはコミットごとにチェックアウトをしてもらい、過去の僕を追体験する感じです。

このときに細かくコミットを分けることがポイントです。
以下のような感じですね!

 

参加者にはリポジトリをクローンしてもらった後、Initial commitへチェックアウトしてもらい、上へ上へ進んでもらいます。

コミットメッセージに書いてあるように今回は動かないコミットも含めています。
この理由としては参加者に正しいコードの例だけではなく間違えてるコードも実際に実行し、それによって理解度を深めてもらうためです。なぜこのコードだと動かないのか、なぜうまく動かないと確認できたのか、そして正しい動作をするにはどんな修正が必要なのか...


実際に体験してもらうのが一番ですからね!!

(副音声: 僕の苦労を知ってくれ!!)

 

発表スライドでは以下のようにコミットハッシュごとにチェックアウトし参加者全員で動かないことを確認しながら進みました。


準ハンズオンの結果


時間どおりに発表を終わらせることができました!めでたしめでたし。
やっぱり安定感が違いますね。
また発表が終わった後にしっかりコードをみて見直せるので良かったと思います。

一方で参加者から「もうちょっと自由にコードが書きたかった」というアンケート結果がありました。まさにその通りで準ハンズオンは参加者のコードを書く自由度を下げて安定性を取る方法になります。どっちが良い悪いはなくトレードオフの関係になるので致し方ありません。参加者の技術レベルに合わせてハンズオンにするか準ハンズオンにするか決めればいいと思います。

さいごに

今回は準ハンズオンについて書いてみました。いかがだったでしょうか?
ハンズオンの第二の選択肢として覚えてもらえると嬉しいです。
ちなみに僕はこの経験から、

  •  参加者の技術レベルがさまざま→準ハンズオン
  •  参加者の技術レベルが一定以上→ハンズオン

みたいな使い分けをしようと思っています。

以上です!読んでくれてありがとうございました!

エンジニアリング統括部 サービス開発部 第2グループ 渡辺 爽太

渡辺 爽太 Sota Watanabe

エンジニアリング統括部 タレントシェアリングサービス開発 エンジニア

趣味はゲーム、アニメ、漫画です。イカになって塗装作業に勤しんだり、おじさんになって大乱闘を繰り広げてます。 何事もたのしく!

※2023年12月現在の情報です。