チームの絆を深める。クリエイティブワークショップ第二弾。

こんにちは。採用ソリューション制作統括部 デザイングループです。

昨年行ったクリエイティブワークショップが大変好評だったので(他部署から問い合わせが来るほど!)今期もチームビルディングを目的としたワークショップを開催しました。

本記事ではその様子をレポートします。

 

 

リモートワークの中で、チーム力を高めるためには?

採用ソリューション制作統括部 デザイングループでは、dodaの求人広告デザインのほか、採用ブランディングにおける、採用サイト、映像など、採用や組織づくりにまつわる幅広いクリエイティブを制作しています。

新メンバーが増えたことや、2024年度からは各専門性に特化したチームに分かれたこともあり「同じチームだけどまだ協業したことがない」「あの人の人となりをもっと知りたい」という声がリモートワークの中で再び上がっている状況でした。

 

前回の合宿で、チームビルディングの大切さを改めて実感した合宿運営メンバーは新たなメンバーを迎えてさらにパワーアップ。運営メンバーでアイデアを出し合いながら第二弾クリエイティブワークショップを企画しました。

 

ワークショップ企画のプロセスは?

運営メンバーが今回掲げたゴールは「チームで課題を解決すること」。

前回の合宿は、1対1で行う「普段あまり話す機会のない人とつながりを深める」を目的としたものだったので、今回は5~6人のチームで行うワークショップの計画を進めていきました。

 

<設定したゴール>

~思考力UP×表現力UP~

  • ポジティブに物事を捉えられる状態
  • 想いや考えを言語化できる状態​
  • 相互理解を深められている状態

また、今回は基本ルール・姿勢として、相手を尊重しながら自分の気持ちを伝える「アサーティブコミュニケーション」を重視しました。当日は3つのチームに分かれて課題に取り組みます。

 

ワークショップ当日

Workshop 01 魅力をアピールしよう

一つ目のワークショップでは、身近にあるテーマをもとに、各チームで魅力をアピールする課題を行いました。お題はとっても身近な「麺・ご飯・パン」。

くじで各チームのテーマを決め、付箋やカラフルなペンで模造紙1枚にまとめていきます。各チーム5分でプレゼンを行うワークショップです。

せっかくなので、各チームのプレゼン内容をご紹介します。

 

チームA テーマ:パンを食べたくなるアイデア

「焼きたてのパンを移動販売しに来たパン屋さん」をテーマに、プレゼンでは移動販売の実演(寸劇)を行いました。パンにぴったりのコーヒーの販売も。おいしそうなパンばかりでついつい食べたくなってしまいます。

 

チームB テーマ:麺を食べたくなるアイデア

パスタ・ラーメン・そば…いろいろな「麺」のイラストを用紙全面に描き、ビジュアルメインで訴求しました。イラスト周りには「麺」の強みや伸びしろ等を記載し、中央には「今の気分は?~あなたはどの麺?~」というキャッチを配置。リアルなイラストで、「麺」のクチにしてもらうことが狙いです。

 

チームC テーマ:米を食べたくなるアイデア

炊き方やおかずによって無限のバリエーションがある特性を、ファッション誌のように「なんにでも合う!着回しコ~メ(デ)」として一週間のファッションコーディネート(献立)をイラストに起こす形で表現しました。他のチームも巻き込んだダジャレプレゼンで、全員が意見を出しやすい雰囲気に。

 

 

午前中のワークショップで身体が温まったところで、本日のメイン課題に入っていきます。普段私たちは、人材サービス業界のデザイナーということで、「HRデザイナー」と呼ばれることがあります。「HRデザイナーの強みを生かして・・」なんてことも言われますが、「そもそも HRデザイナーって何だろう?」という疑問から今回のワークショップのテーマが決定しました。

 

Workshop 02 HRデザイナーを訳せ

<ゴール>

  • 皆で出した答えを、より伝わるカタチにして表現する
  • 皆で出した答えを、言葉で説明する

<表現方法>

ショート動画・​寸劇・​キャッチコピー/​画像/ポスター​ 写真/イラスト/サービスに落とし込む など​自由!

 

こちらのテーマは私たち運営メンバーもどんな回答が出てくるか全く予想できていなかったもの。どんなプレゼンが飛び出すかワクワクします。

各チームの発表をご紹介していきます。

 

 

チームA 表現方法:求人ピックアップ

Aチームの発表です。HRデザイナーは、「アイデア」×「スピード」×「クオリティー」のスキルを兼ね備えており、題して「デザイン大喜利の達人」であるという答えに。「デザインで人のつながりを育む」をキャッチコピーに、1枚の求人広告を作成しました。

 

チームB 表現方法:求人一覧バナー

dodaのHRデザイナーはこういう役割・側面があることをオリジナルの求人一覧に落とし込みました。とはいえ側面や役割は様々あり一言では表せられないため、あえて1枚にはまとめず複数枚つくり、加えてキャッチの考案やdodaサイトのスクショに合成するなど、よりリアルな求人一覧になるよう仕上げました。

 

チームC 表現方法:ショートムービー

「新たな視点・表現によって、仕事・企業の魅力を最大化して伝える人」と定義し、ショート動画の形で表現しました。主演はHRデザイナー歴30年のMさん。当日ロケ撮影から行い、限られた時間のなかで、脚本/演出/撮影/ロゴ制作/編集を各自手分けして1本のムービーを完成させました。

 

 

どのチームも個性豊かなアウトプットで、日々のデザイン業務のなかで『発揮してきた価値』と『これから発揮すべき価値』の双方について、メンバー同士で新しい気付きが得られるワークになりました。

 

ワークショップ後のリフレクション

プレゼンをして終わりではなく、今回は振り返りの時間も設け、チームとしてよかったこと/続けたい事(KEEP)チームとしてもっとできたこと(PROBREM)次からどうするか?(TRY)を全員で話し合いました。

午前午後いずれも、全員が意欲的に自分の考えや意見を伝えることができ、時間内にアウトプットの完成まで至ることができたのは、チーム全員がお互いの考えを尊重・補完しあいながら、チームワークを大切にすることが出来ていた結果です。

 

ワークショップ後のアンケート

・チームの皆さんと直接コミュニケーションが取れたので、少し距離が近づいたように感じます!

・オフラインの場で、チームで物事を考え伝え合うというのが、普段中々できることでは無かったので、こういう考え方もあるなという発見が多くありました。

・フル・リモートワークによってできなくなっていたお互いの顔を見る機会、チーム全体の雰囲気を感じる機会を得られたから。声だけでなく表情が見えるのは伝わるものが違うと思った。

・チームで自然に役回りが決まり、自分の役割やできる事を最大限やろうと動いたことは、 ものすごく楽しかったし、ものすごく頭をつかったし、ものすごく会話ができました。

・前回に比べてかなりレベルアップした感がある。デザイナーチーム全員の息もぴったりで、チームビルディングを感じられた一日だった。アイスブレイク、本番のワークショップともにとても充実した内容でした。

 

……いかがでしたでしょうか。

ワークショップをみんなで作っていくプロセスも、組織の課題や未来を考えるとてもいい機会になります。チームビルディングの企画の参考にしていただけると幸いです。

 

林 園子

採用ソリューション事業部 アートディレクター/デザイナー

2016年パーソルキャリア入社。現在はクライアント企業の採用プロモーションにおける各種コミュニケーションツールのアートディレクションやデザインを幅広く手掛ける。

※2024年10月現在の情報です。