カスタマー企画部マネジャーに訊く――現場感のあるデータサイエンティストになることの意義とは?

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データを活用し、転職サービスをより使いやすいものにしようと、日夜、検討を重ねているカスタマー企画統括部 カスタマー企画部 ビジネスサイエンスグループ&データマネジメントグループ。この2つの部門のマネジャーとして現場のメンバーを引っ張っている上堀内にインタビュー。この2つのグループがどんな業務を、どのように進めているのか、そしてどんなどのような組織文化を醸成しているか。カスタマー企画統括部を管掌するエグゼクティブマネジャーの中村太一が登場した記事と併せてお読みください!

※昨年取材を行い、撮影時のみマスクを外しています。

入社時は、自分と自組織を認めてもらうことを重視した――

――社内からは「縁の下のカミさん(※上堀内の愛称)」「困ったときのカミさん」としてお名前が挙がることが多い印象です。カミさん自身も意識してそうされているんですか?

上堀内:そうですね。親からそのように育てられたので、普通のことだと思っています(笑)。

真面目にお答えをすると、入社したときに、まずは“自分を認めてもらうことが重要だな”って考えていました。それって僕の中では当たり前のことだと思っていたので、特別に意識したわけではないのですけれども。現在の上司である太一さんには、前職の人材サービスの会社でもお世話になっていて、お声がけいただいて入社したという経緯があります。

なので、入社時から“周りから頼りにされるようになりたい”と考えていた一方で、“同じ人材サービス系企業から来ている人間が肩で風を切って歩いているように見えてはいけない” と気を付けていました。

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そうなると、自分の振る舞いも含めて、緩衝材になるように動こうって考えますよね。僕には特にプライドもないので、周りの雰囲気を見ながら“どうすれば調和するのか”を考え、自分なりに動いていました。そのおかげなのか、スッと溶け込めたような気がします。

 

――新しい組織に入るうえでの心掛けとして、重要ですよね。遠慮しているだけではなくて、信頼貯金がたまるように行動されていた、ということですね。

上堀内:狙ったわけではありませんが、結果的にそうなったとしたら嬉しいですね。2018年10月に入社してから1年ほどはプレイヤーとして動いていました。元々、僕が配属されたグループ自体が人手不足で、何かを生み出せるような状態ではなかったです。そこで、まずは僕がレコメンドを作ろうと思って3カ月ほどかけてロジックを考えて施策をしてみると応募数が増えたんですね。

周りから“やるじゃん!”と思ってもらえるきっかけになったと思います。それからはメンバーが少しずつ増えていったので、プレイヤーをしながらもコンディションを見ながら指示するマネジメントのようなことをし始めました。

そして、いよいよ手が回らなくなってきまして…全ての会議に出席し、全ての意思決定をし、アウトプットを考えながらマネジメントもしていると、自分はいったい何をしているのかが分からなくなってしまいました…。そこで、これからはグループリーダーとして動くことに集中しようと。2019年下期くらいのことですね。

2020年の上期からは正式にマネジャーになりました。もともと下積みでのマネジメント経験もありませんでしたが、それでもマネジャーとして振る舞わなければいけないとプレッシャーを感じていました。とにかく思考し続け、たしかに僕は何も秀でたものを持っていないが、何も持っていないからこそ、“自分にできることは何か?”“自分がしたいことは何か?”をこの半年間はずっと考え続けてきました。そして常にそのときに打てる最良のアイデアを実行し、またメンバーとの対話を続けて、当初よりはマネジャーらしく、また組織も組織らしくなってきたかなという感覚です。

 

――組織が適切にワークすることを考えてこられたのですね。カミさんが率いるグループについてご紹介いただけますか。

上堀内:カスタマー企画部は、“支える”という役割をもって動いています。何をもって“支える”のかというとデータを利活用する上で、意思決定のスピードと質を上げていくことと、データプラットフォームを構築していくことという2つのミッションを持っているんです。そういった前提の中、僕がマネジメントしている2つのグループを紹介します。

1つはビジネスサイエンスグループ。意思決定の部分においてレコメンデーションをしたり、データを利活用して実際に施策を作ったりしていく部隊です。企画から実装、運用まで含めて自分たちで実行していく機能を有した部隊にしていこうと考えています。主にdodaのマッチング領域の中でデータを活用し、どうビジネスに繋げていくか、レコメンドにおける施策や企画を考えるのがこのグループです。現在はプロダクト企画の方と一緒にお仕事することが多いです。

もう1つのデータマネジメントグループは、基幹システムなどの煩雑なデータを適切に溜め、データを利用しやすい環境を整備し、どのように利活用をしていくことができるか推進していく、そういった支援を行うグループです。

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ビジネスサイエンスグループは、僕を除いて9人の社員がいますが、そのうちの4人が新卒入社です。中途入社組も2020年入社したメンバーが多いので、組織文化もこれから作っていくというところです。僕自身、組織文化が根付いている組織で育った経験はないので、超ビジョナリーに引っ張っていくつもりはありません。とはいえ、一緒に仕事をしていくうえで、若い人たちには特に、“何のためにやっているのか?” がとても重要ですので、人の役に立つこと、貢献することにつながるビジョンメイクは頑張りたいと思います。

データマネジメントグループは、5人の社員で構成されていて、シニアクラスのデータエンジニアの集団です。個々の高い能力を生かして業務遂行していますが、組織としてはまだ疎なところがあり、個々が仕事を持っていて、各々の仕事をして終わりになっているので、どうやって組織としてまとめていくか試行中です。

また先にご紹介した通り、データマネジメントグループは、データ利活用のためのデータ整備と、そのデータ利活用を推進することが役割なわけですが、前者の文脈でデータを使っていただく方々の要望をSIerのように受けている傾向があり、それを課題に感じています。グループメンバーもエンジニアとして面白くないですし、利活用推進の役目も果たせていませんし、この現状を打破していきたいと思います。

カスタマー企画部自体がビジネス、サイエンス、エンジニアの3つの力を持つ組織として組閣されましたが、各グループの業務内容が疎であったため、私の2グループにおいても、あまりいい連携ができていませんでした。今後は同一マネジャーである僕が矢面に立ちつつ、コウモリのようにどちらにも良い顔をしながら(笑)仲を繋いだり壁になったりして、よりよい業務スタイルを目指していきたいです。

 

――2つの異なる組織を1人の長がまとめるのって、けっこう難しそうですね。

上堀内:そうですね。やっていることも違うので、まず案件を把握することが困難ですね。グループを合わせるとメンバーがパートナー含めて20人ほどいますが、それぞれが何をやっているのかは、月に一度の1on1で寄り添いながら案件やコンディションの把握に努めています。僕が1人でまとめているので当然窓口が1つになっており、他部署の方からすると依頼がしやすいのではと思います。一方でこの体制がメンバーからどう思われているのかは僕もいよいよ不安です。メンバーからも頼っていただけているのは感じていますが、それに応えられているかは別ですので(笑)。

 

事業会社ではたらく意味は「自分で意思をもって判断する」

――具体的には、どのようなプロジェクトが進んでいるのでしょうか。

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上堀内:ビジネスサイエンスグループは、先ほど説明したレコメンデーション施策を創造していくプロジェクトに携わることがもっとも多いです。パーソルキャリアには、人材紹介サービスや求人広告サービスなど、さまざまなサービスとそれに紐づく事業部があるので、それぞれにやりたい企画や施策があったときに、その裏側のロジックにはどのような手法が適切であるのかを考えたりしています。例えば、まだ一度も応募したい求人に出会っていないユーザーが「応募したい」と思っていただくには、何をすればいいのか?というときに、さまざまなアイデアを裏側のロジックも含めて話し合います。

まだ一度も応募したことのないユーザーの中にも色々な層があり、どの層に何を届けるのか、本当はデータを見ながら話すのが一番良いのですが、一旦、アイデアベースで話をします。「すぐにでも転職したい方」と「まずはどんな求人があるのか見たい方」にとって、どんな方法でアプローチをすることが良いのか、事業としては何を優先するのか、などを会話して企画とロジックを検討していますね。

 

――アイデアがベースになると、そのあとの「本当にやる意味があるかどうか」で議論になるケースも多いと思いますが、その場合にはどのようにしているのでしょうか?

上堀内:僕も元々はただのエンジニアだったので、前職の現場で、意味のある取り組みかどうかの判断軸を養ってきたと思います。そして今の環境でも、合理的で不要なものはバッサリと切る尊敬する上司(中村)に傷を負いながらもついていき、養っていると思います(笑)。僕だけでできるわけではありませんが、メンバーにも得意な領域とそうでない領域があるので、みんなで少しずつ力を重ねあってよりよい施策を見つけていこうと思います。それが事業会社にいる意味だと理解しています。

 

――事業会社で働くからこそ、自分で意思をもって判断しに行くことが大切ということですね。他にはどのようなプロジェクトがあるのですか?

上堀内:ここにはビジネスサイエンスグループだけではなく、データマネジメントグループのデータ連携部分の仕事もお願いしながら、AWS環境上にシステムを構築いたしました。これによりコスト削減の実現と、スピード感のある施策を生み出す一助になれたのではと思っています。

 

――依頼がきて、データ的に正しさや現実さを取りにいくのがビジネスサイエンスグループであり、データマネジメントグループはそれを裏側で支えているということですね。一方でパーソルキャリアに応募される方からは、デジタルテクノロジー統括部(DT)も同じようにデータを活用してビジネスに繋げることをしているので、少しわかりにくいかと思います。DTと連携されることはあるのでしょうか?

上堀内:最近は特にDT統括部のみなさんとの絡みが増えてきました。僕が入社した当時は人材紹介サービスを中心としたいくつか施策を実行されていましたね。派閥というほどではありませんが、すでに仕組みが作られているところに意見を言うのは難しいと感じていて、言いあぐねていたことも何度かありました。

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最近はDT統括のシニアストラテジストである橋本 久さんからカスタマー企画部でやっていることや、データマネジメントの文脈で聞かれることもあり、その折にロジックなども伝えながら、ヒアリングをし合えるような関係性になっています。かつてはDTのエグゼクティブマネジャーの和田さんも交えたMTGの場でもすみわけの話をしていたこともありました。サービス別に領域を分けたほうがいいか、もっと別の観点が良いか、などと議論しました。事業としてどうするかという話もあるので、僕の思いだけではどうにもならない世界にあるのだなと理解した一方で、やっぱり1人のエンジニアとしては、データや施策の話も含めて情報交換していき、そういった共感・協業から、パーソルキャリアALLで戦っていけたらいいなと思います。今後の役割の分け方については、僕もよい答えを持ちえていないので、一緒に考えていきたいですね。 

現場感のある、泥臭いデータサイエンティストに

――現状の組織文化をどのように捉えていますか。

上堀内:データマネジメントグループは先ほど申し上げた通り、個々のメンバーが難易度高い業務を個人でこなしているので、まだ組織で戦えている感じではありません。ある意味、“プロ集団”のようになっているものの、であるがゆえに、“デキるやつが来い!”という状況にあるので、人を育てる文化というかその受け皿を作るところから始めなければと考えています。

 

――現状ではシニアのメンバーが多いので、皆さんプロ意識が強いんですね。例えばdodaの中で出してほしいというデータの依頼があったときに、自分たちがすぐに対応できるような意識でお仕事をされていますよね。 

上堀内:確かにその意識の方が多いですが、それだけになっているのもつまらなくって、言われたことをするだけになるのは、彼らからしても思わしくないことですし、利用者側のデータリテラシーもいつまでも上げられないのが問題だと思います。メンバーに生まれかねない負の感情も含めて昇華させなければと思っています。やはり能動的にデータ利活用促進のためにビジョンを描き、いろいろな事業部のデータマネジメントに繰り出していく、そしてそれを回していきたいと思う人を増やしたいと思います。データマネジメントグループのメンバーはみんなプロフェッショナルですし優秀な方ばかりなので、それを組織としてまとめあげたいですね。

 

――尊敬する上司の記事では、「組織文化あんまり好きじゃない」なんてお話いただきましたが(笑)、カミさん自身は組織文化についてどのように考えていますか。

上堀内:記事も読みましたよ!太一さんらしいですよね(一同、激しくうなずく。笑)

僕は太一さんの考えに賛同しています。やれることをやればいいというのは、個人のエンジニア感として普通に思うことなので、それは理解できます。気を付けなきゃいけないのは、他の若いメンバーにもそれを理解してもらえることかなと思っています。太一さんの人柄が好きな人は多いです。だからこそ、もっと太一さんからビジョンや中期ビジョン、あるべき姿というものを語ってほしい、という人もいるかなと思います。しかし太一さんは大事なポイントだけをおっしゃられることがままあるので、そういうときに僕がそれを咀嚼、解釈して伝えていくことを大切にしていきたいです。

 

――組織文化というよりも、それぞれが成果を出していくことで「コト」をなしていくことが大切ですもんね。しかしカミさんのように中間管理職の立場では、その「大事なこと」を咀嚼しながら伝え、組織の風土作りをしたいというイメージですね。

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上堀内:そうですね。ビジョナリーに引っ張っていくのは、僕もあまり好きではありません。でもモチベーションも、生産性もあげたい、だからこその責任移譲型チームにしたいと思いました。「みんな何をしたいのか」をきちんと理解して、「組織としてのやりたい」をきちんと伝えて、そこに向けて走り、その中で衝突が生まれたら都度みんなで修正すればいいという考えです。マネジャーとしてみんなを育てながら走っていき、その過程で初めて文化が醸成されるのではないかと思います。文化は敷くものではなく生まれるもの、僕はそのやり方でいこうと思っています。

 

――マネジャーとしての役割を適切に体現されているんですね。カミさんがここまでやれているポイントはどこにあるのでしょうか。

上堀内:マネジメントの業務においてアレコレ板挟みにあうことも多いので、キーッてなることだってありますよ(笑)。それでも、やはり組織ビジョンは変わりませんし、他人は変えられません。しかし自分だけは変えられるので、自分を変えながらうまくいく日を待っているという感じですね。

そして、実は中間管理職は適職だったのかなと感じています。マネジャーになったから頑張らなくちゃと走り続けていましたが、大変なことばかりでなくて、組織やメンバーの成長をみることができたり、成果を上げることができたりと、うれしいことも沢山見つけられました。もちろんマネジャーとしてビジョンを考えたり、上下に挟まれたりと、逃げ出したいという思うこともありますが、それよりも周りが成長することが僕にとって嬉しいことなので、そのためにはこれからも頑張れる気がします。

 

――とくにビジネスサイエンスグループで、これから転職してくる方や入社する方にとって気を付けたほうが良いポイントや課題があったら教えてください。

上堀内:僕自身の課題でしたが、ビジネスサイエンスグループに入ったばかりの頃、とにかく組織プレゼンスを上げたい思いがあったので色々な人の話を聞きに行っていたんですね。そうすると、「こういうデータが欲しい」「こういう分析がしたい」という声をたくさん聴いては、それを全部拾っていました。もちろん大切なことなんですけど、本来与えられた役割やビジネス的なインパクトを考えると、それではダメですよね。最初は打ち返しができずに「困っているんだね」と拾ってしまい、太一さんからもきちんと考えるように注意されましたね。その点は個人としても今後気を付けていきますし、この教訓を大事にしてほしいです。

 

――入社後の半年や1年でキャッチしたことが良いものはなんでしょうか。

上堀内:とにかく“データを正しく把握する”に尽きると思います。データは手足のように使う道具なので、どういうデータがどこにどのように溜まっているのか、最初に勉強する必要があります。今年入社した新卒メンバーの1人にも、データを抽出するところを一生懸命に勉強してもらっています。誰に何をどういうふうに聞けばいいのか?ということもノウハウ化していかなければなりませんね。その営みを通して自分の中の数値感を養っていくことが重要だと思います。

当社の複数の基幹システムには何のデータがあり、オンプレミスの環境には何がある、という把握もエンジニアとして必要だとは思います。例えば、基幹システムの中の一部に数千件のテーブルがあると思いますが、「〇〇の情報が欲しい」となったらどんな風に自分が動けばいいのか。まず何を見に行って、どのテーブルにどの情報が蓄積されているのか、その見方はどうなっているのかと自身で把握をしていくことが大切と考えます。さらには、そのデータと関連するデータを紐づけていく作業も時に応じて必要になっていきます。

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そうやって出来上がったデータの地図を以ってして、「〇〇の情報が欲しい」という会話の際に、なぜほしいのか?本当にやりたいことは何か?を合わせて考えられるようになるのです。案件の成し遂げたい世界によっては、最新の登録データではなく、初回登録時のデータを必要としている可能性もあるかもしれません。こういう引き出しの情報はデータエンジニアだけでなく、データサイエンスな人材も常にデータの地図を追加、更新し、データと仲良くなっていく必要があるんじゃないかと考える次第です。

とはいえ、この辺の情報を仕入れることを愚直に作業しろとは言いません。メタ情報の可視化やなどなど利活用のために楽をしていく工夫は当然しつつ、スピード感ある事業につなげるための道具を磨くことを楽しんでいただければ幸いですね。

 

――現在の状況下で新しいエンジニアが入ってくることによって、どのような醍醐味を感じることができるとお思いですか?

上堀内:表裏一体ですが、チームのビルド期なので、そこも楽しんでもらいたいですね。イケイケではありませんが、泥臭いことも含めながらビジネスコミットしていけるチャンスがあります。現場感もつくでしょうし、人生にとってはとても大事な時期をここで過ごせるのではないかと思います。

 

――現場感のあるデータサイエンティストになると、どのような力がつくのでしょうか。 

上堀内:耐性がつくというのは大事なことだと思います。どのような時代や状況でも屈せずに、常にネクストアクションの思考ができると思います。いつでも「じゃあ、どうする?」を考えることができます。

データサイエンティストの多くは、すでにデータがちゃんと溜まっていて、きれいに整った環境の中で仕事をされているケースもあるかと思います。そういう方の多くが、データがきれいに整っていなかったり、たまっていなかったりすれば、ただ「溜めてください」と言って終わってしまうと思うのですが、僕のグループだとそれではダメなんです。では溜めるために、整えるためにどうするのか?を自分で探せることが重要です。恐らく、うちのデータサイエンティストは、普通のデータサイエンティストよりも泥臭いことにも耐性をもち、ビジネスに適応していったほうが良いと考えています。積極的に「泥臭くあれ」と推奨しているわけではありませんが(笑)。

世の中的には、博士号で、ゴリゴリの数理モデルが書けて、というデータサイエンティストを尊ぶかもしれませんし、当然尊ばれるべきです。しかし、すぐにビジネスに立ち戻り、“このモデルが出した精度にビジネス的どういう意味を持つのか?”という疑問は、ビジネスを見据えていなければ考えることもできません。必要なデータが無ければ、データを集めるところからやるという泥臭さが必要だと主張するのも、すべてはビジネスのためですね。

 

――現場を知ることの重要性が理解できました。最後に、これからチャレンジしたいことがあったら教えてください。

上堀内:優柔不断なところがありまして、今後はマネジャーとして言うべきことは言えるようになろうと思っています。もうすぐ不惑の年が近づいているのですが、そんな自分の決断が遅いとメンバーを惑わせてしますので、そうならないように変わっていきたいです。一方でメンバーとの今の距離感が好きなので、この距離感は大切にしていきたいです。そのうえでもう少しだけ決めるのを早くして、メンバーの下支えを続けていきたいです。その過程で次世代のマネジャーや優秀なサイエンティストが輩出出来たら嬉しいですね。

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――カミさんのマネジメントによってメンバーの多くが現場感のある成長を遂げていくイメージがわきました!素敵なお話をありがとうございました!

(取材・文=伊藤秋廣(エーアイプロダクション)/撮影=古宮こうき)

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上堀内 太一 Taichi kamihoriuchi

事業戦略本部 カスタマー企画統括部 カスタマー企画部 ビジネスサイエンスグループ マネジャー

大学卒業後、SIerに入社。大手通信企業のバックエンドシステムの開発保守業務を皮切りに、エンジニア畑を歩む。とある人材サービスの現場において、ビッグデータ、レコメンデーションにまつわる業務に従事。当時の経験や体験をもとに自身で人材ビジネスのソリューション開発を志し、2018年10月にパーソルキャリアに入社。データエンジニアとしてスタートし、現在は所属のデータマネジメントグループ、ビジネスサイエンスグループのマネジャーとして、dodaのデータプラットフォーム構築支援、レコメンド施策の支援を行っている。

※2021年1月現在の情報です。