22・23新卒向けオンラインイベント第2回「『事業開発・事業創造』の鍵」参加レポート

こんにちは! techtekt編集部の新卒採用担当です。

2021年4月26日(月)に、事業開発・事業創造を志す参加者向けのオンラインイベント「~志から事業を創る~プロフェッショナルに学ぶ『事業開発・事業創造』の鍵」が開催されました。

パーソルキャリアの“プロフェッショナル社員”が参加者の事業創りを支援するセミナーは、今回で2回目の開催。

※1回目開催レポートはこちら

 

技術系の領域に興味のある参加者から、「パーソルキャリアでは新しいサービスをどのように創っているのか」「エンジニアとしてビジネスの領域にも携わりたいと思っているが、果たして可能なのか」など、数多くの質問をいただきます。今回のレポートでは、事業開発のプロから学んだ内容を少しだけご紹介。事業開発を志す方はもちろん、エンジニアを志す方にとっても、はたらくヒントが詰まっていますので、ぜひご覧ください。

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本気で事業創りを志す方に向けた“学び”イベント

 今回のイベントは、参加者に「今後の事業開発・事業創造に活かせる学びを持ち帰ってもらうこと」を目的として開催しました。参加者は、自身がビジネスとして取り組みたいテーマを持ち、これまでさまざまな挑戦をしてきた気鋭の22卒・23卒学生11名。教育、エンタメ、農業・林業、ヘルスケア、ジェンダー、気候変動…さまざまな領域に、課題解決の志を持つ参加者が集まりました。パーソルキャリアからは、新規サービスの企画に精通し、社内外で活躍している社員3名が参加。これまでの起業・事業開発で培った経験から得た学びを、約3時間にわたり惜しみなく参加者へ伝えしました。

登壇したのは、パーソルキャリアのテクノロジー本部サービス企画統括部でサービス企画を担う、田中、得能、正能。3名の経歴は、以下に記載している通り。起業やスタートアップ企業の副社長を務めるなど第一線で事業創りに携わってきたメンバーです。

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田中は理系の学部出身で、研究者としてロボット開発に従事。その後、ビジネスサイドに転身し、複数社で新規事業開発や起業を経験。現在も複数の会社経営に携わっています。

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得能は大学卒業後、教育系スタートアップ企業に就職し同社で副社長に就任。小学生からアフリカ人まで多様な方を対象とし、講師として数百の研修提供を経験。新規事業プロジェクトにも参画し、数千万規模の新規事業を3件立ち上げています。

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正能は株式会社博報堂、ソニー株式会社で新規事業企画などの経験を経てパーソルキャリアへ。学生時代に立ち上げた会社の経営を今も継続しつつ、大学院助教やコメンテーターとしても活躍。また、自身も大学院に通い経営学を学ぶなどパラレルに活動しています。

 そんなビジネス界の第一線で活躍する3名が、事業創りに志を持つ参加者と本気で向き合い、それぞれが持つ事業構想について熱い対話を繰り広げるイベントになりました。

 

濃密トーク盛りだくさんのメインコンテンツ!

 メインコンテンツはメインルームとサブルームに分かれての実施となりました。

メインルームでは得能が自身の経験からの学びをシェアするセミナーとパネルディスカッション形式での質疑応答という、全体でのインタラクティブな参加型コンテンツ。得能の経験談からは、「人生観が変わった経験」として音楽家・坂本龍一さんとの出会いや、「偉大な経営者」の例として株式会社DeNA・南場さんとの出会いが挙げられるなど、興味深いトークが盛りだくさんでした。

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また「進化論」で有名なダーウィンを例に、「事業を創る際の仲間集めのポイント」をレクチャー。「進化論」という最も科学に大きな影響を与えた生物学上の仮説を提出したダーウィンは、実は専門家の生物学者ではなく、地質学者だったそうです。このことから、イノベーションを起こす集団には“門外漢”(=その物事に対して専門家ではない人)を仲間として迎え入れるのもよいのでは?という得能のアドバイスに、大きく頷く参加者の姿が印象的でした。

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サブルームでは、田中・正能と参加者3名による面談が行われました。20分刻みで参加者が入れ替わり、自身が手掛けたい事業構想や、現在の活動における悩みを田中・正能にぶつけます。ベンチャー支援の経験もある田中からの濃密なフィードバックと、起業を含む自身の多様な経験をもとにした正能の切れ味鋭いアドバイスに刺激と気付きを得た参加者も多かったようです。

 

パーソルキャリアが見据える「はたらく未来図構想」

最後は、得能よりパーソルキャリアにおける新規サービス創りの方向性についての話がありました。

パーソルグループが掲げる「はたらく未来図構想」では、あらゆる個人が自分らしく、それぞれの“はたらく未来図”を描き、そこに近づくための行動を実践し日々が生き生きとする状態を理想としています。そのようなはたらくことに対するオーナーシップを持った人を増やすためには、“キャリア”を可視化していくことが重要だと得能は語ります。

 得能:「今は“キャリア”というものの使い道にイメージが湧かない人が多い。キャリアも、例えばお金のように使い道を感じてもらうことが重要だと考えている。お金であれば、“いくら貯まったら何が買える”とか、“〇〇するためにはいくら貯めればいい”とか、使い道にイメージが沸く。キャリアもそのようになれば、自身のキャリアにオーナーシップを持てる人が増えると思う。」

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コンテンツ終了後も、30分以上延長して座談会が行われるなど、まだまだ聞き足りない様子の参加者も多く、名残惜しい雰囲気の中でイベントは終了しました。

 

<参加者の終了後アンケート抜粋>

「パーソルキャリアさんのビジネスに関する内容は理解しておりましたが、こんなにも新規事業をされていることには驚きました。」

 「人材会社が新規事業をするというのは全くイメージがわかなかったが、“はたらくに紐づけると大抵の何でもできる”という言葉で、とても広い事業領域と対峙していることを学びました」

「非常にアットホームな雰囲気の中で、実際に事業をたくさん経験されている方からのフィードバックをいただけて、たいへん勉強になりました」

 

 <編集後記>

参加者のみなさんにとって有意義な時間になったようで、大変嬉しく思います。参加してくださった学生さん、また田中さん、得能さん、正能さん、ありがとうございました。

今回参加いただいた学生さんは、自身が取り組みたいテーマや解決したい課題領域を明確に持つ方が多く、“その志をビジネスとしてどう為すか“という視点で熱く濃密な対話が数多く繰り広げられた3時間でした。

「Why you? ―なぜ、あなたが取り組むのか?」

これは新規事業を興す上で、とても大切な問いだと思っています。強烈な原体験からくる課題解決への想いと、目的志向に溢れる行動力こそが、ビジネスの世界で社会に価値ある何かを残す人材に必要な素養です。そんな志を持った学生さんの事業創りをパーソルキャリアは応援しています!

 

 ※2021年5月時点の情報です。