22新卒向けオンラインイベント「『起業・事業開発』の鍵」参加レポート

こんにちは! techtekt編集部の新卒採用担当です。

2021年2月6日(土)に、起業・事業開発を志す学生さん向けのオンラインイベント「多領域で事業を生み出したプロフェッショナルと語る『起業・事業開発』の鍵」が開催されました。

技術系の領域に興味のある学生さんから、「パーソルキャリアでは新しいサービスをどのように創っているのか」「エンジニアとしてビジネスの領域にも携わりたいと思っているが、果たして可能なのか」など、数多くの質問をいただきます。今回のレポートでは、事業開発のプロから学んだ内容を少しだけご紹介。事業開発を志す方はもちろん、エンジニアを志す方にとっても、はたらくヒントが詰まっていますので、ぜひご覧ください。

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本気で起業や事業開発を志す方に向けた“学び”イベント

今回のイベントは、学生さんに「今後の起業・事業開発に活かせる学びを持ち帰ってもらうこと」を目的として開催しました。参加者は、これまでさまざまな挑戦をしてきた気鋭の学生さん13名で、自身で事業を手掛ける方や、エンジニアから起業を志す方、芸術の世界でプロとして活動する方など、多様な経歴を持つ学生さんが集まりました。パーソルキャリアからは、新規サービスの企画に精通している社員2名が参加。これまで多領域の起業・事業開発で培った経験から得た学びを、約3時間にわたり惜しみなく学生さんへお伝えしました。

 登壇したのは、パーソルキャリアのサービス企画開発本部でサービス企画を担う、田中と関野。2名の経歴は、以下に記載している通り、ロボット開発や製造業、通信、ゲーム、VC、起業……など、多様な事業領域でビジネスを創造しています。実は二人とも当社に転職するまで、もともとHR領域にはまったく興味がなかったそうです(笑)。

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そのような両名から、まずは自己紹介がありました。田中は理系の学部出身で、研究者としてロボット開発に従事。その後、ビジネスサイドに転身し、複数社で新規事業開発や起業を経験しています。関野は、主にエンタメ・ゲーム業界で事業開発の経験を積み、パーソルキャリアに入社しています。複数の領域で事業開発を経験している彼らがパーソルキャリアへ入社した共通の理由は、「“はたらく”を軸に、幅広い角度からのサービスが創れそうだから」。「マッチング」や「就職・転職支援」という既存事業の概念にとらわれず、柔軟かつ幅広い方向性でサービス創りに携われる点を魅力に感じている、とのことでした。

ノウハウの共有や事業案から新たな発見も!

 自己紹介の後は、メインルームとサブルームに分かれてメインコンテンツが展開されました。メインルームでは、関野がパネルディスカッション形式で、学生さんの質問に回答。有名ゲームシリーズのプロデューサーを務めた経歴を持ち、BtoCビジネスに精通している関野からは「ユーザー視点でサービスを創ること」の重要性が語られました。そのほか、さまざまなビジネス経験を積んでいる学生さんたちから具体的な質問が多数飛び出し、議論が白熱する場面もありました。

サブルームでは、田中と学生さん2名による面談が行われました。15分刻みで学生さんが入れ替わり、自身が手掛けたい事業構想を田中にぶつけます。ベンチャー支援の経験もある田中から濃密なフィードバックを得たことで、検討すべき事項や課題が明確になってスッキリした学生さんも多かったようです。

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その中で、「音楽・芸術の領域でビジネスをしたい!」と構想を語る学生さんに対し、「そのビジネスはパーソルの中でやると面白いかもしれませんね」と田中がフィードバックし、学生さんが驚いた表情をするという印象的なシーンがありました。「“人と組織”に関わる領域であれば問題ないので、HR領域における新規事業の対象はとても広い。捉え方と切り口次第で、たいていのビジネスはパーソルで手掛けられますよ」という田中の言葉に、大きな気づきがあった様子でした。

パーソルキャリアならではの“はたらく”を支援していく

最後は、関野よりパーソルキャリアにおける新規サービス創りの方向性についての話がありました。

関野:「“はたらく”とは、仕事している時間だけを指しているわけではありません。終業後に家で眠るまでベッドで過ごす時間や、お昼休みにランチに行くタイミング、稼いだお金で楽しむレジャーの最中など……さまざまなところにサービスの種が眠っていると思います。はたらく日常にフォーカスしてライフスタイルをていねいに見ていきながら、“はたらく”を支援していくための新規サービスを生み出していくことが、これからのパーソルキャリアで必要なサービス創りの方向性です」

MISSION推進のために、柔軟な発想で人々の”はたらく”を支援していくパーソルキャリアの考えに対し、多くの学生さんから「マッチング」や「就職・転職支援」といったHR領域のイメージが変わったとの感想をいただきました。

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コンテンツ終了後も、30分以上延長して座談会が行われるなど、まだまだ聞き足りない様子の学生さんも多く、名残惜しい雰囲気の中でイベントは終了しました。参加した学生さんも、自身の起業・事業開発におけるヒントを持ち帰ることができ、双方にとって有意義なイベントになったようです。

<参加した学生さんのアンケート抜粋>

「HR領域=就職・転職支援という狭い領域のイメージがありましたが、今回のお話を通して、本当にさまざまな分野へ広げていくことのできる領域であると気がつきました。HR領域がアプローチ方法や理由づけ、サービスのつくり方によって想像以上にさまざまなインパクトを起こせる事業であると感じました」

「登壇された社員様のバックグラウンドが豊富で、さまざまな視点から事業立ち上げについて学べました。ノウハウや知識は書籍やネットで得られますが、実際に経験を持つ方の実感を伴った知識を共有させていただくというのは、とても貴重な体験でした」

「実現したい世界をつくるアプローチとして、HR領域のビジネスは汎用性が高いと感じました。その入り口として、もともと人材業界に興味がなくてもよいということは、意外な気づきでした」

 学生さんにとって有意義な時間になったようで、本当に良かったです。参加してくださった学生さん、また田中さんと関野さん、ありがとうございました。パーソルキャリアは、志を持って挑戦を続け、社会に価値を残すために起業・事業開発に挑む学生さんたちを応援しています!

※2021年3月時点の情報です。