パパも育休取って何が悪いんじゃ! #techtekt Advent Calendar 2021

アドベントカレンダー この記事は techtekt アドベントカレンダー2021 の 23日目の記事 です。 22日目は増渕さんの "アドフラウド奮闘記" という記事でした。


メリークリスマスです。
エンジニアリング統括部 UXデザインチームのUI/UXデザイナーの松森です。
今日はクリスマスイブのイブですね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
僕は娘(2)と息子(0)のお父さんをやらせてもらっており、
2021年の1月中旬頃から4月中旬頃まで育休をいただいておりました。
今回は僕が育休を取得するに至った経緯を書こうと思います。

家族構成

育休取得時の我が家の構成です。
僕(30)
妻(29)2019年7月〜育休中
娘(1)2019年8月生まれ、2020年4月〜保育園入園待ち
息子(0)2021年1月中旬出産予定→1月7日生まれ

キッカケ

キッカケは、息子の出産後に育休を取れないかと妻から相談されたことでした。
真っ先に考えたのは、キャリアへの不安でした。

  • 復帰したら居場所がなくなっていないか?
  • 自分と同じくらいの力量の同僚に大きく差をつけられてたら?
  • 給与が減るんじゃないか?
  • 実質退職するしかないような状況に陥ることも考えられるかも。

そんな不安が過り、すぐに返事できませんでした。
妻も既に1年半近く育休を取得していて、職場復帰を強く望んでいました。
当時、妻は「日々世間から自分が置いていかれているように感じる」と話していて、
育児に時間を取られ妻自身の市場価値みたいなものが下がってしまっているような焦りを感じているんだな、と話を聞いていて思いました。

保育園事情

話が若干飛びますが、子供が保育園を利用可能になるのは約生後3ヶ月以降です。
基本的に4月の入学・入園シーズンを逃すと保育園の空きはほぼなくなり、途中入園は絶望的状況です。
もちろん地域にもよりますが、都内近郊は割とこういった状況な所が多いのではと思います。
入園できなかった子は空きが生じるのを待っている状態として「待機児童」扱いになります。

待機児童の娘

育休検討時、上の娘は1歳半くらいで、先程書いた通り保育園に入園できなかった待機児童でした。
娘は活発で、誰に似たのか社交的な性格の子だったので、同い年くらいのお友達が必要そうだと一緒に遊んでいて常々感じていました。
また、あっちこっち歩き回るしよく転ぶし、危ないことと安全なことの判断もまだまだ全然できるような歳ではなく、よくイタズラもしていました。
ご飯も離乳食に毛が生えたようなものがメインで、卒乳もできておらず、まだまだ手がかかる状態でした。
1歳半ですもんね。そんなもんです。

ワンオペ

ふと、娘1人でもお世話が大変なのにもう1人増えたらどうなるんだ?と考え、ゾッとしてしまいました。
息子が生まれると子供2人に対して妻1人が相手するワンオペになります。
そんなことできるんだろうか?と率直に思いました。
娘が生後1ヶ月の頃の妻を思い返すと、1歳半の現状の娘の相手をするのも難しそうなぐらい、体もメンタルもボロボロでした。
2人目が生まれても、今までのように子供の面倒を妻に任せっきりが成り立つとは到底思えませんでした。

娘と生まれてくる子を入園シーズンの4月に入園させ、妻も復帰させることが最善だという結論を、夫婦で話し合い導き出しました。
これを逃すと妻は更に1年以上の育休を強いることになり、本人の「復帰したい」という要望は叶えられなくなります。
ほぼ確実に関係性が悪化し、おそらくそれは修復不可能なレベルだろうと直感で感じました。
(僕が育休をバトンタッチする方法もありましたが、金銭面の不安と僕が転職して1年未満だったことが拭いきれなかったため、最終手段として温存することとしました。)

妻の育休と自分の育休

自分は出産予定日の1月から入園までの4月までの約3ヶ月間の育休でビビっていたわけですが、妻はどうでしょうか?
既に娘の育休を1年半取得していました。僕の何倍とってるんだ?
冒頭でお話したキャリアへの不安なんてとっくに妻は感じていていたでしょうし、焦りだって僕の比ではなかったと思います。
また娘の妊娠出産をみていて、言葉の通り、命を張って産んでくれてるのは明白で、ここまでリスクをおって産んでくれてるのに自分はなんだ?とちょっと情けなく感じてしまいました。

そんなこんなを考え、育休を取ろう!と決心したのでした。

実際に育休を取得してみて

声を大にしていえるのは「キャリアへの不安」は完全に杞憂でした。
恐れていたようなことは1つも起きず、職場の皆さんは暖かく迎えいれてくれました。
そして、子の妊娠、出産、新生児期、言っちゃえばその後の時間全てが一度しかない貴重な瞬間です。
ほにゃほにゃで全然動けない新生児の赤ちゃんの時期くらい育児を満喫したってよくないですか?
仕事は言っちゃえば65歳の定年を迎えて、更にやろうと思えばできるくらい時間はあります。
新生児期はたった1ヶ月、乳児期も1年とかそんなです。
なんなら1年で、歩けもしない、立てもしない、ミルクしか飲めなかった子が、歩き回ってご飯を手で掴んで食べたりするぐらい著しく成長するんですよ?その瞬間に立ち会えるのと比較したら数ヶ月の育休なんて安いものではないでしょうか!

お金の話

ちなみにひと1人が生涯で稼ぐ金額、つまり生涯年収の平均は地域や性別、職種にもよりますが、ざっくり2億前後稼ぐそうです。
【生涯賃金・生涯年収の情報】平均年収ランキング 最新版 |転職ならdoda(デューダ)

すごい大金。考えようによっては育児は約2億を稼ぐ可能性を秘めた人材育成に投じる「先行投資」と捉えても過言ではないのでしょうか?
ただ子供達に強烈なプレッシャーを与えただけのような気もします。
でも人間がなし得ることって可能性無限大だし、Pricelessじゃないですか?ね?

最後に

みなさん「アンコンシャス・バイアス」って言葉をご存知でしょうか?日本語でいうと「無意識の偏見」という意味だそうです。
出産・育児においても、お父さん像やお母さん像という、ある種凝り固まった偏見があって、そういった偏見によって可能性を奪われている人たちはたくさんいます。
もちろんお父さん、お母さん像はその片鱗としてあげた一例にすぎませんが。
でも、もしかすると無意識に大切な人や子に対してそういった偏見を振りかざしているかも知れません。
もしくはコミュニティの同調圧力のような力で声があげられないなんてこともあるかもしれないです。
息苦しい話ですね。ほっといてくれよと思ってしまいます。

気づいたらもうすぐ2022年というSF映画で舞台になりそうな年だってのに「お父さんも育休をとって育児に加わる」なんて簡単なことを当たり前にできてないのが現実です。
2021年の厚生労働省の調査によると12.65%で初めて1割を超えたそうです。すごい!すごいけどまだ1割!スタンダード、常識と呼ぶにはまだまだ少なすぎますね・・・。
「令和元年度雇用均等基本調査」の結果概要 21ページ参照

生まれてくる子供達はきっと2040年、2060年なんて時代を生きていくことになると思うんですが、今より豊かになってますかね・・・
猿の惑星みたいになってたらどうしよ・・・
不安は耐えませんが「育休・・・とるぞ!」と決心するお父さんが一人でも増えることを切に願いつつ、メリークリスマスで締めようと思います。
メリークリスマスー!


明日は吉次さんによる "なぜDone is better than perfectなのか考えてみた" です。 お楽しみに!

エンジニアリング統括部 UXデザイン部 リードデザイナー 松森 裕真

松森 裕真 Yuma Matsumori

エンジニアリング統括部 UXデザイン部 デザイン第1グループ リードデザイナー

広告系クライアントワーク事業、大規模サイト制作やリニューアル、動画制作やモーション作成などを経てパーソルキャリアにジョイン。日々娘と息子にもみくちゃにされながらユーザ体験価値の最大化を胸に今日も業務に勤しんでいる。

※2021年12月現在の情報です。

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