ゲームから学んだ「継続する」ためのコツ #techtekt Advent Calendar 2021

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techtekt アドベントカレンダー2021 5日目の記事です。

今回は、UI/UXデザイナーのkyomiyaが、自身の経験から「継続」についてわかったことをまとめてみました!


継続ってムズカシイ

私はズバリ「継続すること」が苦手な人です😂

継続したいことは? と聞かれたら、断捨離、朝活、読書、ランニングなどなど、次々とやりたいことが浮かびます。

しかし、このどれもがチャレンジしたものの、習慣化まで至らず継続に失敗しているのです。継続することって本当に難しいと痛感しています。
特に、何度もチャレンジしては失敗しているのが「ダイエット」です…!

実は成功したダイエットもある

2年ほど前に、大枚💸をはたいてパーソナルトレーナーのもとに通ったことがありました。

そのときは2ヶ月で体重6kg、体脂肪6%減のダイエットに成功しました!✨

しかし悲しいかな、現在は元の体型に戻るどころか、リモートワークによる運動不足がたたってさらに増量。いわゆるリバウンドしております…。

(あのときかけたお金は、もはや今こうして誰かに話すネタにしかなっていない状態です😂 かなしみ…)

リバウンドの原因は?

元に戻った理由は、ズバリ「食生活と運動の継続ができなかったから」です。

パーソナルトレーナーについていてもらった2ヶ月間は、毎食分の食事内容を報告する必要があったことと、高いお金を払ったというサンクコスト効果もはたらき、運動も食事制限もストイックにこなせていました。

しかし、契約期間が終わったらもとの木阿弥。
あれだけストイックに実行できていた運動も食事制限も、監視の目がなくなるとあれよあれよと自分に甘くなり、今では鏡に映る自分を見るのが嫌になるほどの体型に…。

ダイエットは成功したら終わりではなく、それを維持するための運動や食生活改善を継続することが最も大事なんだと痛感した出来事でした。


継続成功体験

そんな自分でも、最近自分で立てた継続目標を達成できました!
それは、日頃の運動不足解消のためにゲーム「FitBoxing2を1ヶ月間、毎日続ける」ということ。

FitBoxing2とは?

インストラクターのお手本を見ながら、音楽にあわせてボクシングの動きをすることで、リズムゲーム感覚でエクササイズが楽しめるNintendo Switchのゲーム。

筋トレというよりも有酸素運動をしたい人に向いている印象。このゲームをやり続けて体重が大幅ダウンしたというネット情報もちらほら見ることができます。

これまでに、同じくNintendo Switchでプレイできる、筋トレ要素の強いゲーム「リングフィットアドベンチャー」も継続チャレンジしたことがありました。
しかし、こちらは継続することができませんでした…。

同じゲームなのに、なぜ一方は継続できて、一方は継続困難だったのか?
自分なりに、今回FitBoxing2を継続できた理由を考えてみました。


継続できた理由

FitBoxing2を1ヶ月、毎日継続できた理由は4つありました。

1. 思い立ったらすぐにできる環境をつくった

実はSwitchは息子のものを拝借しており、普段は息子の部屋に置いてあります。

それをリビングの目につく場所に置くようにして、思い立ったらすぐに電源を入れられるようにしました。

息子の部屋から移動させる手間がなくなっただけで、ずいぶんと気軽に始められるようになりました!

2. やりはじめるまでのハードルが低い

FitBoxing2は、Switchを起動しソフトを立ち上げてコントローラーを手に持てば、すぐにエクササイズを始めることができました。

一方、継続できなかったリングフィットアドベンチャーは、プレイするためには足にコントローラーを固定するためのバンドを巻く必要があります。
そして輪っか状のリングコンと呼ばれるコントローラーに、Swtichのコントローラをセットする必要もありました。

この動作のあるなしだけで、「やろうかな」と思ったときに、次の行動に移すための心理的ハードルが段違いに違うことに気づいたのです…!

3. 毎日継続したいと思える工夫が用意されていた

FitBoxing2は、その日のエクササイズが終了すると、カレンダーに印を残すことができる機能が備わっていました。

数日程度ではあまり気に留めていませんでしたが、日数を重ねていくごとにカレンダー上には、まるでごほうびかのように「自分ができた証」であるスタンプが増えていく。

次第に、カレンダー上にこのスタンプをもっと増やしたい、スタンプを途切れさせたくない! という意識が芽生えていきました。

今回は1ヶ月という期限を決めたことで、ゴールが近づくほどやる気が出る、いわゆる「目標勾配効果」もいい具合に働いていたと思います。

4. プレイ時間は1分でもいいと自分に言い聞かせた

「継続し続けるためには、とにかく1分でもいいからプレイすることが大事」と自分に言い聞かせました。

結果、FitBoxing2はやりはじめると1分で終わることはなく、逆に「せっかく始めたのだから、もうちょっとやってみようかな」と、40分プレイした日もありました。

一方、リングフィットアドベンチャーは、プレイしはじめるまでのローディングやアニメーションなど、エクササイズ以外のことで時間をとられてしまうことが多く、次第にソフトを立ち上げることそのものが面倒に感じられるようになっていました。

 

これら4つの要因が重なったことで、何ごとも飽きっぽく三日坊主になりがちな私でも、FitBoxing2を1ヶ月継続するという目標を苦なく達成することができました🎉

※なお、最初のハードルを乗り越えて、いざやり始めたら夢中になってしまうのは、リングフィットアドベンチャーでした。どちらも好きなゲームです…!


継続のために意識したい3つのこと

私がエクササイズゲームを継続できた経験からわかったことをまとめると、何かを継続したいときは以下3つのことを意識すると良いのだと思いました。

 

1. すぐに始められる環境を整える

例えば掃除機がけ。

掃除機をかけるためには、クローゼットからまずは掃除機を出してコンセントをさして… そんな動作が億劫だなあと感じたことはありませんか?

それなら、リビングに置いてもOKなデザインのコードレス掃除機を置きっぱなしにしちゃいましょう!
我が家はこの方法で毎日掃除機をかけることが苦ではなくなりました。(家族も掃除機をかけてくれるようになり一石二鳥!)

動き始めるためのアクションを、徹底的に少なくすると継続のための第一歩が踏み出しやすいと思います!

2. 継続のためにはとことんハードルを下げる

例えば読書。

積ん読となっている本がたくさんあって、なかなか消化できていない…
そんなときは、とりあえず1冊本を手に取って表紙をめくる。それだけで、一気に読書へのハードルが下がります!

次は1行だけ読んでみる。それができたら1ページだけ読んでみる。そういった小さな経験の積み重ねにより、だんだんと「せっかくだしもっと読んでみようかな」という気持ちが芽生えるようになります!

3. 継続できた証をのこす

例えばカレンダーや手帳。

なんでもいいので、自分が継続したいものを実行できた日には、スタンプでもシールでもマーカーでもいいので、印を残しておく。

そうすることで、目に見える形で自分の行動を認識することができ、着実にゴールに向けて歩みを進められていることがわかるようになります。

目標を達成できた暁には、自分へのご褒美を用意しておくと、さらにモチベーションアップにつながるかもしれません😁

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

当たり前のことしか言っていませんし、継続できた日数もたかが1ヶ月。
されど1ヶ月です! 私にとっては大きな収穫のある1ヶ月でした。

継続や習慣化に関するTipsは、ネットで検索すればわんさかと情報は出てくると思います。しかし「体験に勝る学びはない」と、今回しみじみ感じることができました。

そしてこの記事を読んだ方が、継続したいけどできていなかったことに「よっしゃ、試しに少しだけやってみるかー!」と、行動に移すきっかけになれたら嬉しいです!

 

明日のアドベントカレンダーは、エンジニアの亀澤さんによる "StorybookでUIのカタログを作ろう" です。(個人的にStorybookに興味津々だったので楽しみです…!)
どうぞお楽しみに!

 

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kyomiyaさんのプロフィール

エンジニアリング統括部 UXデザイン部 デザイン第2グループ デザイナー

※2021年12月現在の情報です。