パーソルキャリア新卒入社のエンジニアだからわかる―パラレルなスキルを積む楽しさとは―

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個性的かつ多様な人材が集まっているデジタルテクノロジー統括部、通称DTに身を置くことを自ら選択。「エンジニアリングを経験したい!」という、自らの目標を着実に遂行しながら、変化を続ける組織の中で役割を変化させながら技術力と人間性という二つの重要なスキルを磨いている。そんな新卒エンジニア・五十幡(いかはた)の変化を追いました。 

自らが選んで、DTに身を置きたいと思ったそのワケ――

――まずは、五十幡さん自身が考える、DT部におけるご自身の役割を教えてください。

 五十幡:何をやっていると一言で表現できたら良いのですが、なかなか難しいですね(笑)。ひとつずつ挙げていくならば、まずはエンジニアリング。実際に手を動かして、コーディングなどの業務に携わっています。2つ目は、社内外に対する広報活動。社内エンジニアが集まる勉強会や外部向けのセミナーに登壇したり、他エンジニアの外向けのイベントをコーディネートしています。3つ目の役割は、いわゆる“調整役”ですね。システム開発のプロジェクトを進めていくうえで、他の事業部門と「このシステムをどうしていくか」を話しながら、最適な落としどころを調整しています。

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4つ目は、組織のサポートです。この組織特有の話かと思いますが、新しく参画される方が非常に多いので、早期に活躍して頂くことが組織としては非常に大切です。そのためには、今、この会社のシステム環境がどうなっているのかを既存のメンバーがレクチャーする必要があります。テクノロジー本部の中では、私も比較的古い人間になるので、そのような役割を自発的に拾っていますね。

 

――ずいぶんたくさんの、しかも重要な役割を担っていますね。

 五十幡:そうですね。気づいたら、いつの間にか、こんな風に広がっていました(笑)。そもそも1つ目にあげたエンジニアリングがやりたくて、この部署に異動してきました。それ以外の仕事は、“自分がやりたいことを進めるために必要だった”ので…というか、“組織として必要なことだから”みたい言い方のほうが、意味合い的には近いかもしれません。自分がやりたいと思っている意思の部分としては、組織として正しく前に進むことが第一優先だと思っていて、そのために2つ目から4つ目までの仕事が必要だからやっているという感じですかね。

 

――DTに異動する前はBITAでしたっけ?

五十幡:はい。私は新卒で入社し、この会社に6年間在籍してますが、最初の4年間はBITAに在籍していて、DTに異動して2年目です。BITAでは、さまざまな事業部門のシステム開発の上流工程に携わっていました。

まだ開発業務について業務に携わったことがなかったので、具体的な作業内容が理解できないままに上流工程だけに携わっていることに、ある種の違和感のようなものを覚えていました。要するに、自分がちゃんとわかっていないにもかかわらず、「あとは開発してください」と依頼することに、“なんか違うな”って。なので、実際に自分でその内容を体験して理解してみようと思ったんですが、当時はまだBITA組織内に開発専門のチームは組成されてなくて。なので志願して、DTに入って開発業務に従事することになりました。

 

――それは、素晴らしい発想ですね。“やるならば、しっかりやりたい”という感覚なのですね。 

五十幡:そうかもしれません。DTに異動してみて、周囲はテクノロジー畑でずっとやってこられて、この会社に転職してきた方々が多い。元々、エンジニアリングが分かっているので、逆にビジネス側を理解したいと考えていると思います。新卒で入社した私からすると、周りの同期から営業の状況なども聞けますし、自分は元々、ビジネス業務に近い場所にいたという感覚があって。なので自分がもっと注力すべきはエンジニアリングなのだろうと思っているんですね。

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とはいえ、入社したときからエンジニアを志望していたわけではないのですよ。今はどうか分かりませんが、私が入社した当初は新卒で入社すると合宿があって、そこでの研修を通じて適性を判断し、配属先が決まっていきます。それがBITAだったわけです。最初は“BITAって何?どこ?”って思ってました(笑)。だって、本来は大半が営業職として仕事をする中で、部署名を聞いても周りも知らないし、仕事内容がイメージできませんでしたから。最初からBITAで仕事をしていく中で、エンジニアリング業務を知らないまま上流工程を見るというジレンマに陥ったわけです(笑)。

 

組織が正しく前に進むためならば役割や年齢は関係ない

――異動した当時のDTの組織って、どのような状態にありましたか。 

五十幡:現在は60人ほどの規模になっていますが、当時は10人くらいで、開発や調整業務、組織運営などすべてを自分たちの手でやってやる!みたいな感じでしたね。まあ、すでに人数規模としては大きかったBITAにいるときに、“DTとはそういう組織だ”ということは理解していたので、なんでも自分たちでやる雰囲気に惹かれて、“この部署だったら…”と考えるようになり、異動願いを出したのもあります。

そんな状態でしたから、もちろんBITAみたいに、ちゃんとした教育プログラムがあって、みたいな、受け入れ体制は整ってはいません。研修プログラム自体、まず自分たちで作るところから始まったので、「BITAの頃にはこういうことをしていた」とマネジャーに相談しながら進めていましたね。でも、それが楽しかった。自分の性に合っていたかもしれません。束縛されるよりは、自分たちで作れるほうが良い!って感じていました。

異動したときは、チーム内でいちばん年下でしたが、むしろ年齢は関係なく、ちゃんと自分の頭で考えて発言することが求められる組織でした。周りのメンバーも年齢など一切関係ないというか、気にしないで接してくれましたね。当時のDT内には、“自分たちでこの組織を大きくしていきたい”という人ばかり集まっていたように感じていました。

 

――組織が大きくなるにつれて、何か雰囲気が変わったりしましたか。

五十幡:うーん、そうですね。おそらく、コミュニケーションの頻度や質が大きく変わっていったと思います。当初は10人ほどの人数で密集していたので、1人が何かを発言すれば全員に聞こえていて、その場で“話が通る”ような状況でした。しかし、人数が増えて60人にもなるとそうはいかないので、昔と同じやり方では通用しません。少人数だからこそ、スピーディに進めることができる部分は正直、あったとは思います。

 

――五十幡さんは、DTの中でも在籍期間が長いので、組織の変化を敏感に感じ取り、だからこそ必然的にメンバーのサポートや発信をする立場を担ってきたということですか?

五十幡:先ほどお話ししたように、私の中では、“物事が正しく進む”ということが第一優先事項になっていて、正しく前に進むためならば、役割や年齢は関係ないと考えています。やるべき仕事があるときに、その仕事を誰がやるかというのは、そこまで大切なことではありません。

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もちろん、それが可能なのも、このDTという組織自体に”領域を踏み出すことをむしろ推奨する空気がある”からなんです。それはメンバーが10人程度の少規模組織だった頃から今に至るまで、まったく変わっていませんね。マネジャーも「事業を前に進めるために、自分たちが他のチームやグループにも染み出しながらやっていこう」と明言していますし、当初から自分の業務領域を超えて仕事をするメンバーが揃っていました。組織が拡大しても変わらないのは、おそらく採用要件にも、“この組織で活躍できる人とはそういう人”のような考えがあるのでしょう。実際に同じように、領域を超えて活躍してくださる人が多くジョインしていると感じます。 

それを実感するのが、DTでは新しく入社した人は入社月にDT内の他メンバー全員と自己紹介がてらの1on1をします。「こういうことをしたい」と自分のやりたいことをお話してもらうのですが、多くの人は「はたらくにまつわるコト」といった広い領域で考えている志向性みたいなものを感じます。確かに自分の領域が決められていたほうが分かりやすいですし、働きやすく安定していると考える人もいるかとは思います。でも、この組織においては、安定を望まない人のほうが多いのではないかなと思います(笑)。

 

――領域を超えることで、組織として、個人として、どのような力が生まれると思いますか? 

五十幡:そうですね。まず担当者の属人化を防ぐことができます。領域を染み出すことで、業務目線では“この業務はこの人しか出来ない”というものが無くなります。個人の目線で見ても“私はこれしか出来ない”ではなく、“色々なことができる”ようになるので、両者にとってメリットがあると思います。

 

この組織の空気が自らの成長に大きく作用する 

――確かに。そういった意味で、五十幡さん自身もDTに異動してから、多様なチカラが身についたってことですね。成長実感みたいなものはありますか。

五十幡:どうなんでしょう(笑)。少なくとも、元々、志望していたエンジニアリングの開発スキルについては、ある程度、力としてついてきたのかなとは思いますね。ほとんど未経験でしたから、自分なりにだいぶ勉強はしてましたけどね。通常業務もあるので、土日にも勉強したり。それは私だけではなく、この組織のメンバーは結構、仕事とプライベート関係なく、好きでやっているという人が多いと思いますよ。あんまりいうと人事に怒られちゃうので内緒ですけど(笑)。

 

――お忙しい中、休みの日までお勉強しているってことですか?

五十幡:そうですね。まあ、好きでやっているんですよ。業務時間中は、プロジェクトに入ってシステム開発にガッツリ取り組み、実践的な力を養います。あとは平日の夜や土日に、業務時間中にやったものを自分で再度復習していますね。

開発については、DTに入る前には一切、やったことがありませんでしたが、自分で書いた通りに全てが動くので、すごく面白いんですよ。だから続いていると思いますし、もはや日課に近いですね。

この部署の人はみんなそうだと思いますが、“知ること”自体を楽しんでいるって感覚でしょうか。もちろん、エンジニアリングやビジネス領域、アナリティクスなど、やっていることはみんなそれぞれ違いますけれど、そういった知的好奇心みたいなものが原動力になっていると思うのですよね。

 

――エンジニアリング以外の業務に関する成長実感はいかがですか?

五十幡:レベル100まであるとしたら、マイナスが0になったくらいのイメージでしかないです(笑)。昔は、人前で話すことがとても苦手でしたが、外部に向けて話をしなければならないという必要性に駆られて、伝わりやすい話し方などを考えるようになりました。

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苦手ではありましたけれど、組織のためにも必要だし、自分のためにもなると思ってトライしましたね。そんな経験を重ねながら、エンジニアリング以外のヒューマンスキルも、少しずつ身につけていったっていう感じです。

 

――苦手なことにチャレンジしてまで、組織のために頑張れるって、マインドだけの話ではないと思います。五十幡さん自身が、この2年の間でここまで変われた理由って、他になにか思い当たることはありませんか。

五十幡:明確に言えるのは、周りの方々の影響ですね。何度も言うように、当初はわずか10人ほどの組織からスタートして、その後に入社される方は、例えば研究領域で論文発表していたり、大手企業の技術部長していたり、起業していたりと、とにかくすごい経歴の方が多いんです。そういった方々と日々、コミュニケーションをとるということ自体がまるで、ヒューマンスキルの訓練のようなものでした。

 

――五十幡さんは、個性的な人が集まり、組織の状態が変化していくなかで、自分の役割を自発的に見つけられてきたと感じますが、それは意図的に見つけてきたのでしょうか。 

五十幡:根本的に、組織や会社が全体として前に進めばいいと思っているので、自分がやるかどうかは置いておいて、組織として何が必要かを常に考えています。組織の変化に伴って、必要なものもどんどん変化していきますよね。この段階で調整役が必要であれば、そこを買ってでる、みたいな。そんな感じでしょうか。

 

――気づく力が誰よりも強いのかもしれませんね。成長している組織の中にいることの面白みとはどういうものだとお考えですか。

五十幡:色々なことが出来るということに尽きると思います。例えば、がっちりと固められた縦割りの会社では、決められた業務しかできないという印象ですが、この組織はそういうことではなく、様々なことに手を出すことを認められています。個人的に興味を持ったらそれについて勉強して、スキルを身につけていくことが許されているので、学んだことをすぐその場で試せるというところに面白みを感じます。

もちろん、やりたいと思ったことを何でも自由にできるわけではありません。この組織には、色々なことをやりたいと考えている人が何十人といるので、今、自分がやろうと思っていることや必要だと思ったことを、すでに誰かがやっていればもちろんそれでいいんです。なので必ず一旦は上長に確認ですね。俯瞰して、全体最適化を図ってもらうことは必要です。

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とにかく私としては「今、この組織が正しく前に進んでいるんだ」という実感を持つことが私自身のやりがいに繋がっています。BITAにいた頃は、自分が若かったことや今と環境も違っていたので事業側から「こういう機能が欲しいから作ってほしい」と言われて取り組む仕事を中心に取り組んでいました。少し、受け身な仕事ですよね。

しかしDTでは、そういったことは少なく、自分たちで考えることがメインになっています。だから「組織が前に進んでいる」という感覚をつかみやすいのだと思います。それは、自分たちのプロジェクトが進んでいて、結果として会社全体としても技術の適用が進んでいるということが実感できているからでしょうね。

 

――「正しく進む」という言葉がポイントだと思いますが、「正しく」とは具体的にどういうことでしょうか。 

五十幡:例えば、儲け方ひとつそうですが、正攻法で進んでいるということです。さらに、まっすぐに進んでいく“方向性の正しさ”もあります。この2年の間に外部環境の変化もありましたが、当初、メンバーが10人程度の時、マネジャーが示していた“遠くにある目標”に対して、ブレることなく着実に近づいているという感覚がありますね。

 

――将来の目標をお聞かせください。

五十幡:あまりカッコいいことは言えませんよ(笑)。DTに異動する前に、上司から、ビジネス担当として新規事業や新規ビジネスの創発をさせたいというお話をいただいていましたが、どうしてもエンジニアリングをやりたいと言ったので、今は“留学中”って扱いなんですよ。「いつ戻るんだ」って、ちょいちょい言われていますが、私はもう少しエンジニアでいたいので、スキルを積んでいきたいですね。このDTにいると、間違いなく成長できると思っているので。

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――五十幡さんのステキな変化を知ることができました!ありがとうございました!(取材・文=伊藤秋廣(エーアイプロダクション)/撮影=古宮こうき)

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五十幡 直洋 Naohiro Ikahata

デジタルテクノロジー統括部 データ&テクノロジー ソリューション部 エンジニアリンググループ リードエンジニア

2014年にパーソルキャリア(旧インテリジェンス)に新卒入社。

基幹システムを中心とするシステム部門に配属ののち、現在のデジタルテクノロジー統括部へ社内異動。現在はwebアプリケーション開発等を担当。

※2020年8月現在の情報です。

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