データサイエンティストのたまご育成日記 Vol.4 -色傾向分析 -


みなさんこんにちは!デジタルテクノロジー統括部に新卒入社した長谷川智彦です。
データサイエンティスト未経験の新卒社員がどのように成長していくのか、学びの過程を記録していくこの企画。
今回は研修中に行ったデジタルテクノロジー統括部内のメンバーとの1on1の紹介と、この面談を通して行った好きな色調査の結果を紹介します!

1on1 とは?
パーソルキャリアでは、定期的に上司や同僚と1対1で目標設定や相談を行っていく1on1 があります。この面談を通して、信頼関係を構築したり、現在の状況の確認や今後どうしていくかなどを話し合っていくことが出来ます。
デジタルテクノロジー統括部では、部の先輩方への自己紹介と親睦を深めることをを目的に全メンバーの方と新入社員が1on1面談を行う習慣があり、新人の僕らも全メンバーの方と1on1面談を行いました!(なんと現時点でメンバー数は60人以上!楽しいですが結構大変でした。)そして、この面談を通して次の企画を行いました!

デジタルテクノロジー統括部のメンバーの好きな色を調べてみよう

企画に至る経緯として、1on1を開始する前に新卒2人で「メンバーのことを知るためにはどんなことを聞きたいか」と話していた時に、
ふと好きな色で部の特色がわかるんじゃないかというアイデアが出てきたので調べてみることにしました!

多くの方が耳にされたことがあるかもしれませんが、色には色ごとの性格があります。例えば、赤なら情熱的や熱い、青なら冷静や知的などが色の性格として挙げられます。僕らの経験的に好きな色とその人が持つ雰囲気や性格が意外と一致するような気がしたため、部のメンバーの好きな色を聞き、集計をすればデジタルテクノロジー統括部の組織としての色がわかるのではないかとなったため確かめることにしました。(色といっても選択肢が多いため今回は以下の11色に絞りました。)

僕らのイメージとして、データ分析やプログラミングをメインに行っている方は知的でロジカルなイメージがあったり、ビジネスの方は情熱的で熱いイメージがあったので仮説として以下のものを想定しました。

仮説:
デジタルテクノロジー統括部のメンバーに好きな色を聞いたらメンバーの半数以上の方が青を答える
ビジネス領域のメンバーは暖色系の方が多くなる
アナリティクス、エンジニア領域のメンバーは寒色系の方が多くなる

ではここから実際に1on1を通してヒアリングを行い集計した結果を載せていきます!

デジタルテクノロジー統括部の好きな色の集計結果!

結果は青が好きな方(31%)がダントツで多くなりました!
半数以上とはなりませんでしたがイメージしていたものと主観的にはかけ離れていない結果となりました。集計した母集団の構成と集計方法が異なるので単純な比較はできませんが、他の団体の好きな色の調査でも日本人は青色が好きな方がダントツで多くなるみたいです。また、世界的に見ても青を一番好む国民が多い国が多いらしく世界的に見ても青は好まれる色みたいです。ただ、国によっては白を好む人が一番多かったり、暖色系の色を好む人が一番多かったりと国によっての国民性があるみたいです。
全体的な結果を見てみると、個人的には1on1を始める前にはもう少し一定の色に偏るかと思っていたのですが、結果はいろいろな色に意見が分かれました。
実際面談をしていた時も、さまざまなタイプの方がいらっしゃるので、その混ざった状態を表せているのではないかと感じました。
これぞ多様性・・・?(笑)

次にデジタルテクノロジー統括部内のグループ別の結果です。
ビジネスグループ、アナリティクスグループ、エンジニアグループ、事業開発/R&Dグループ、Techリレーショングループ(techtektやTech Streetなどオウンドメディアを担当)のグループごとの好きな色の割合も見ていこうと思います!

結果を見ると意外とグループによって特色が出ました!

結果をみてわかったこととしては、

  • ビジネスグループの方からあまり暖色系の色は挙がらず、青、紫、黒などが多かった
  • 全体的に青が好きな人の割合が多いのに対し、アナリティクスグループでは青の割合は高くなく、中間色が多かった
  • エンジニアグループの方は青が好きな方が多かったが、暖色系(赤、黄、オレンジ)が好きな方も多かった
  • 事業開発とTechリレーショングループは寒色系や無彩色を好まれる方が固まった

以上のことがわかりました。

実際に面談で話していても、ビジネスの方々は皆さんロジカルにわかりやすく整えてお話しされる、いわゆるスマートなビジネスマンの方が多い印象を受けたのでこの結果もしっくりときます。
また、アナリティクスの皆さんは価値観や個性のベクトルが各個人で違っている印象を受けたり、エンジニアの方と話すと明るい方や内なる熱意をもった方もいらっしゃる印象をうけたので、こちらの結果にもどことない納得感を得ました。
もっとしっかりデータの取り方と検証方法を整えれば好きな色で組織の雰囲気が見えるのかもしれませんね。

他にも好きな色でこんな意見がありました!
今回は11色に限定して好きな色に近い系統を聞き、1番好きな色のみに絞ったのですが他にもこんな意見が出ました!
・紺や水色(色の濃淡によっても色が持つ性質は変わるのでこれらを含めて聞いても面白いと感じました。)
・青と緑の中間の色(翡翠とかの色ですね、中間のグラデーションを選択肢に入れると無数に選択肢があるので今回は抜きましたがいいご意見でした。)
・#feaa0c (デザインにかかわっていらっしゃった方ならではの回答でした。さすがです!)
・いっぱいあって決めれない(わかります!個人的には複数の色と割合でその人を表すのも面白いなと感じました。)
みなさん様々なご意見ありがとうございます!快く協力していただけてうれしかったです!

総括
好きな色で組織の雰囲気がわかるのではないか?といったざっくりとした発想と調査方法で行ってみた企画でしたが、意外と的を得ていそうな結果になって面白かったです。個人的には性別や年齢などの他の属性と組み合わせたり、検定を行ってみたり、他の組織と比較してみたりしたらもっと面白いことがわかりそうだと感じました。また、グループによって傾向が違ったり、イメージと実際のギャップが見えたのも興味深かったです。
ただ、あまり深く考えずとりあえずやってみようと行った小さい実験だったので、途中からこのデータも取ってみたいあのデータも撮ってみたいとなり、初めに得たいデータの設計をしっかりと練っていくことは大事なんだなと感じました。本格的に調査を行う際には気を付けていこうと思います。
今回の記事はここまでです。次回も研修内容に関して引き続き書いていくのでお楽しみにして頂けるとうれしいです!



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長谷川 智彦 Tomohiko Hasegawa

デジタルテクノロジー統括部 データ&テクノロジー ソリューション部 アナリティクスグループ

※2020年6月現在の情報です。