こんにちは。techtekt編集部です。
2022年12月1日(木)15:30~、株式会社ロフトワークとパーソルキャリアが共催し、「デザイナーのキャリア形成を『意思決定・環境』の2つの観点から考える。デザインに多くが求められる時代を生き抜くためのトークイベント」を開催します。
本イベントにて、パーソルキャリアのデザイン組織を管掌するゼネラルマネジャー西本と、UI/UXデザイン部マネジャーの荒井が登壇いたします。
イベント概要
増していく「デザインする人」への期待と、人材の不足
デザインシンキングや、デザイン経営という言葉がビジネスの世界でスタンダードなものとなってきました。しかし、実際の現場で、「デザイン」が組織やチームに浸透しているかといえば、まだまだ局所的なものだとも言えます。
その課題の解決に向けて、今も様々な識者がよりよいアプローチを模索し、調査や議論を活発に行っています。中でも、経済産業省などは積極的に「企業がどのようにデザインを取り入れるとよいか」をリサーチしたレポートを作成。それらは「高度デザイン人材」の定義にはじまり、企業の「デザインをする人」との関係性の築き方や、共創のあり方を知る上で重要な情報源となっています。
しかし、「企業がデザイン人材との共創を目指す」一方で、デザインを組織にもたらす、いわゆる経営・テクノロジーの知識・経験を持ちあわせた高度デザイン人材はまだまだ不足しているのが現状です。その要因の一つとして、高度デザインになるためのキャリアステップが体系化されておらず、教育の環境や仕組みを整えることが難しくなり、キャリアの再現が困難なことにあります。結果、現在「デザインをする人々」は多くの知識や役割を求められるに留まり、キャリアの道筋がわからなくなることも多いでしょう。さらに、デザインをする人自身のそのような状況を受け、企業もまたどのように彼らを育成し、また共創を行うのか悩んでいるのではないでしょうか。
すべての「デザインする人」のキャリアデザインの手がかりを見つける
パーソルキャリアがデザイナーの働き方や価値向上のために活動するデザイン統括組織(俗称)・NUTION(ニューション)を立ち上げるタイミングで、ロフトワーク社と高度デザイン人材が持つ「キャリアオーナーシップ」に着目した「デザイナーのキャリアオーナーシップ探索プロジェクト」を実施。
このプロジェクトでは、「①キャリアは未来に描くものではなく、自らの経験を振り返ることで構築される」こと。また「②キャリアオーナーシップは自らの意志を自覚することから育まれる」という2つの前提のもとで、高度デザイン人材と呼ばれる方のキャリア形成の足跡を紐解きました。そこで見えてきたいくつかの結果を調査報告書やデザイナー向けのキャリアを振り返るツールなど5つのレポートとしてまとめ、これからのデザイナーのキャリアオーナーシップ形成のための手がかりとしています。
今回のイベントは、第一弾のレポートとなる「高度デザイン人材のキャリアオーナーシップ獲得要因」調査報告書のリリースを記念し、実際にお話を伺った高度デザイン人材を招き開催されます。デザイン人材のキャリア形成における「意思決定」にフォーカスした本内容を、実践者の話をもとに紐解きます。
また、あわせてデザイン人材を育む「環境要因」にフォーカスした第二弾の『調査報告書』をリリースに先駆けて紹介いたします。デザインする人が職場や、地域で、ひいては社会の中で生き生きと活躍し、やりたい仕事に近づいている状態をどのようにつくっていくことができるのか考えていきましょう。
登壇者の記事はこちら!
開催概要
- 日時:2022年12月1日(木)15:30~
- 共催:株式会社ロフトワーク、パーソルキャリア株式会社
- 費用:無料
お申し込みはこちら
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それでは、当日をお楽しみに~!
西本 泰司 Taiji Nishimoto
テクノロジー本部 デザイン推進統括部 新規サービスデザイン部 ゼネラルマネジャー
音楽大学で作曲を学んだ後、求人広告営業を経てデザインファームに。領域を問わないUXコンサルティング、中規模~大規模のWEBサービス・サイト構築ディレクション、イベントのファシリテーション、組織開発などを主に経験。2022年からパーソルキャリアに入社し、新規サービスデザインと組織開発に従事。目下のやりたいことはキャリアオーナーシップを実現するサービスを自分の子供のために作ること。
荒井 康豪 Yasuhide Arai
エンジニアリング統括部 UXデザイン部 デザイン第1グループ マネジャー
2003年より日本デザインセンターに在籍し、ナショナルクライアントのブランディングや広告のアートディレクションを15年ほど経験。その後、大手IT企業等の新規サービス開発に携わり、UXUIデザインを中心に従事。同時に、マーケティング領域だけではないプロダクトまで含めた一気通貫したブランディングを行なう。2022年からパーソルキャリアに参画し、新規サービスやデザイン組織の開発を行なっている。「はたらく」文脈でのブランディングとイノベーションの実現を目指す。
※2022年11月現在の情報です