この記事は techtekt アドベントカレンダー2021 の14日目の記事です。
こんにちは。techtekt編集部のもりたです。
昨日は、UI/UXデザイン部マネジャーの佐藤による“「おいしいパスタを作ったお前」と呼ばれたくて“をお届けしましたが、読むだけでお腹がすいてきそうな記事でしたね(笑)
techtektの2021年の総振り返りは、年末に取っておくとして、今日はtechtektの記事づくりで特にこだわっている「取材骨子」について、話していこうと思います。
こだわったきっかけ――
以前、オンライン会議/取材 Tipsをまとめてみました #1 準備編の冒頭に、取材の流れや骨子の一部を公開したところ、「結構細かく骨子作っているね」「恣意的にならないの?」など多数ご質問をいただきました。
こだわったきっかけは、大きく2つ。
- パーソルキャリアにある複数のサービスやビジネスモデル、組織、顧客、職種を正しく伝えたい
- 「誰に」「何を伝えるか」×ジョブディスクリプションの考え方で、伝えたい
パーソルキャリアの主力事業である、転職サービス「doda」には、求人広告、人材紹介、ダイレクトソーシング、など複数のビジネスモデルに分岐され、またそこには異なるシステム(基幹側、フロント側など)が存在し、部署もそれぞれに独立してサービスを提供しています。
また、顧客といっても転職希望者様、法人企業様、求人広告販売代理店様、などBtoB、BtoCとそれぞれ存在します。
そこに関わるエンジニアは、当社の内製開発エンジニア、ITコンサルタント、UI/UXデザイナー、などさまざまな職種の社員が関わっていたりします。もう、、、この掛け合わせだけでも無限ですよね。笑
ただ、それぞれのビジネスモデルを担う組織に、これまでの歴史や文化があり、考え方やプロジェクトなどの進め方、使っているツールなども異なります。さまざまな検討や議論を重ねて今の形があるはずです。
それらは「絶対に誤って伝えることがあってはならん!」という気持ちから、社内の構造を極力わかりやすく伝えることを意識しました。
もう一つのきっかけは、(基礎的な話ですが)「誰に」「何を伝えるか」ということと、ジョブディスクリプションの項目を少しでも取り入れて伝えたいと考えたことです。
複数のサービスや組織、顧客、職種が存在する当社ですので、特にユーザーであるエンジニアやUI/UXデザイナー、ITコンサルタントなどの専門職の方にとっては、「パーソルキャリアのどの事業部に入社をすると、何をするのか?」が明確になっている必要があると考えています。
XX事業部とYY事業部の違いを知り、共感する思想や考え方の組織に少しでも明確にしてもらいたいと思い、極力シンプルに、はっきりと伝えることを意識しています。
どんなふうにこだわっているのか―
プロジェクト事例をインタビューする際には、大きくこのようなポイントは逃さないようにしています。(※記事の都合上、一部割愛することもあります)
- プロジェクトスタート背景(ビジネスやシステム課題、過去の意思決定基準がどんなものだったか)
- 登場人物(どんな職種の人が、どのような目的の元で集まっているのか)
- それぞれの役割(どんな職種の人が、どんな時に旗振りをするのか)
- プロジェクトの進め方、こだわりポイント、KPTなど(考え方、判断の仕方などをどのように行ってきたか)
- パーソルキャリアがプロジェクトに取り組む意義や価値
このポイントを逃さないようにするために、質問骨子も流れを作って作成しますが、恣意的にならないようにするために、なるべく事前情報は「詳しくヒアリングしすぎない」ことを大事にしています。
具体的に話を聞いてしまうとバイアスがかかってしまい、話の内容に偏りが出てしまうことを避けるために取材中はフラットにさまざまな事をヒアリングし、編集時点で編集部メンバーやインタビュイーと議論をしながら記事にしています。
また、取材骨子の質問文はなるべくオープンクエスチョンにしていたり、質問の背景がわかるようなコメントをいれていたり、と細かいですが、インタビュイーが事前に読んで準備しやすいような骨子づくりをしています。(意識はしているんですが…インタビュイーのみなさま、答えづらいことあったら、この記事出た後こっそり教えてください。笑)
さいごに
さて、いかがでしたでしょうか。この後も取材中にこだわっていること、などもあるのですが、それは別の機会に取っておくことにしましょう。
このメディアづくりにあたって、いつもたくさんのフィードバックをくださる現場のハイヤリングマネジャーのみなさまや、快く協力をしてくださるエンジニア、UI/UXデザイナー、ITコンサルタントなどの社員のみなさまに、この場を借りて改めて感謝です…!
techtektは、エンジニアやUI/UXデザイナー、新規サービス企画などを有するテクノロジー本部を中心に、各組織がWorkしている様子を伝え、共感する仲間を増やすことを目的に運営しています。だからこそ、「オープン」で「リアル」な発信をこれからも続け、多くの仲間とともに、ミッション実現に向けたそのプロセスを綴ってまいります。
次回のアドベントカレンダーは佐藤ゆさんの “営業職からエンジニアになった人のお話” です。
明日もお楽しみに!
もりた
戦略企画統括部 組織開発部 Techリレーショングループ
2009年パーソルキャリアに入社。キャリアコンサルタントやマーケティングの経験を経て、人事へ異動。エンジニア採用やオンボーディングなどの施策検討などを行い、現在は採用広報として、エンジニア向けオウンドメディア「techtekt」を運営する。
※2021年12月時点の情報です。