techtekt テクニカルライティング Award 2024 表彰式を開催しました!

techtekt テクニカルライティングAward

こんにちは。techtekt編集部です。

パーソルキャリアのエンジニアリング業務を積極的に発信し、リアルに、わかりやすくユーザーの皆様へお届けしたエンジニアやデータサイエンティストなどを称える、“techtekt テクニカルライティングアワード”。これまでも技術発信に貢献した社員を表彰してきました。

実は昨年から記事投稿にチャレンジするメンバーもググっと増え、本Awardの選考もより難易度が高くなってきております。そんな中で栄えある2024年のtechtektテクニカルライティングAwardを授賞したのは…
デジタルテクノロジー統括部 リードエンジニア、梅本誠也さんです🎉🎉🎉

おめでとうございます!!

 

梅本さんは、パーソルキャリアの社内向け生成AIチャット「ChatPCA」の開発や機能改善における記事を5本リリースされ、エンジニアも非エンジニアにもわかりやすい記述で多くの反響を呼びました。もちろん記事すべてが2024年で最も多く閲覧されており、価値ある情報発信をたたえ、Award授賞となりました。

そこで今回は、梅本さんに、技術発信や記述のポイントについて話を聞きました。

※梅本さんには、恒例のtechtketパーカーが授与されます…!


ライティングのマイルールやこだわったポイントとは――

 

――本日はよろしくお願いします。改めて今回はアワードの受賞おめでとうございます。そもそも執筆しようと思った背景を教えてください。

 

私が執筆を始めたきっかけは、パーソルキャリアでの技術やプロジェクトに関する知見を共有することで、同じような課題に取り組んでいる方々に役立てていただきたいという思いからです。

私自身も多くの試行錯誤を重ねた経験があり、その学びが他のエンジニアや、エンジニア以外の方々にとっても参考になり、日々の業務や理解の助けになればと願っています。

 

――techtektの寄稿をコンスタントに行っていくために、どのような工夫をされたのでしょうか?時間的にも、ライティング技術的にも工夫されたことあれば、教えてください。

 

記事をスムーズに書き進めるため、普段からドキュメントにこまめに書き起こすことを心がけています。そうすることで、記事の公開は自分の備忘録として残した内容を他の方にもわかりやすい形に整える作業に近くなります。

また、最近は生成AIの発展もあり、書いた記事に対してレビューをもらう機会も増え、内容をよりブラッシュアップすることができています。

 

――梅本さんの記事は、背景や課題、そして最下部まで見進めなくてもわかる「結論」も冒頭に加えることで、エンジニアも非エンジニアにとっても読みやすい記事になっています。執筆にあたって、こだわっている点などあれば、教えてください。

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梅本さん執筆記事の一例

ありがとうございます。記事の執筆にあたり、読みやすい構成を意識しています。これまで読んできた記事の中で、背景や結論が最初に書かれているものの方がスムーズに読み進められると感じた経験から、同様の構成を自分の記事にも取り入れるようにしています。

具体的には、まず前提知識を最初に示すことで、どのような読者を想定しているかを明確にしています。また、具体的な事例を挙げることで『あ、それあるよね』と共感してもらえるように工夫しています。

次に、結論を冒頭に述べることで、読者が記事全体の要旨をつかみやすくし、内容を読む心の準備ができるようにしています。その後、結論に至った根拠や具体例を順に示し、最後に改めて総括する構成を基本としています。こうすることで、記事で伝えたい内容が読者にしっかりと伝わるようにしています。

また、このプロセスの中で生成AIを活用し、構成や表現についてフィードバックをもらうことも多いです。記事の流れや表現方法、さらには誤りがないかのチェックなど、壁打ちとして役立てています。

 

――寄稿を重ねる中で変化したこと、学びにつながったことなどはありましたか?

 

執筆にあたっては、部署内のエンジニアやアナリストのメンバーから鋭いフィードバックをいただき、とても参考になっています。皆さん本当にお忙しい中、時間を割いてチェックしてくださるので、大変ありがたく感じています。

また、記事を公開した後に読者からフィードバックをいただくこともあり、その際に『こう書けばもっと良かった』と反省することもあります。テーマの選定も含めて、難しいトピックをいかに読みやすく、面白く書けるかが知見の展開スピードにも影響すると実感しています。今後もこうしたスキルをさらに伸ばしていきたいと思っています。

 

――最後に、今後techtektをどのように活用したいのか、どんな記事を出していきたいのか、などあれば教えてください

 

今回、エンジニアにも非エンジニアにも読みやすい記事と評価をいただきましたが、自分ではまだまだ改善の余地があると感じており、さらに多くの人に響くようなテック記事を目指していきたいです。

また、これまではLLMやWebアプリケーションに関する記事が多めでしたが、今後はデータエンジニアリングに関する記事も執筆し、幅広いテーマをカバーしたいと考えています。更に、エンジニアの中でもエキスパートの方々にも興味を持っていただけるような、より深い内容の記事も執筆して行きたいと思っています。

こうした記事を通じて、パーソルキャリアが最先端の取り組みを行っていることを伝え、ブランド価値の向上に貢献できればと考えています。そして、優秀なエンジニアの方々にジョインいただけるきっかけになれば嬉しいです。

 

――改めておめでとうございます!

梅本 誠也 Seiya Umemoto

デジタルテクノロジー統括部 生成系AIエンジニアリング部 生成系AIエンジニアリンググループ リードエンジニア

韓国で5年間正規留学し、その間に業務委託で機械学習とデータエンジニアリング方面の開発を経験。新卒でアプリケーションエンジニアとしてフロントエンド、バックエンド、インフラを幅広く経験。パーソルキャリア入社後はデータエンジニアとして、社内のデータ分析基盤の構築と運用保守を担当。一方で、生成系AIを用いたアプリケーション開発にも携わっている。

※2024年12月現在の情報です。