こんにちは!
テクノロジー本部 デザイン推進統括部 クライアントサービスデザイン部 デザイン第1グループ マネジャー の 檜山です。
先日開催致しました、クライアントサービスデザイン部 デザイン1G&2G 合同合宿レポートをお届けします。
合宿を企画した背景
日頃メンバー同士の会話を聞いていると、よく耳にする課題やキーワードが出てくるようになってきました。Creativeスキルに関するナレッジシェアの活動が多いことはポジティブである一方で、Creative組織におけるプロジェクトを超えた交流や相互理解の場や協業しながら共創する場が少ないこと、ビジネスに関する取り組みが少ないことが課題でした。そこで今回はその辺りをフォーカスした合宿を実施しようと考えました。
とはいえ、皆でビジネス書を読んで一方的な講義をしても楽しくないですよね。Creative感もないので、一連の流れを通して事業を分析しその結果リブランディングまで行い、最終的にはCreative集団なのでアウトプットまでやり切るワークを基本方針とし、非日常空間で普段一緒に仕事をしない異なるプロジェクトメンバーや社歴を意図的に組み合わせたチーム分けを行いました。
合宿にて解決したい課題
・doda CONNECT、HR Forecaster、新規サービス等のプロジェクトチームの垣根を超えたメンバーや新入社員と協業できる場が少なく繋がりが薄いため、強みやスキル等を把握し辛い。
・マーケット分析や、ビジネスフレームワークに触れる機会が少ない。
・日常業務以外でハッカソンのような、チームで共創してアウトプットする機会が少ない。
合宿の目的
・オフラインのワークショップを行い、新入社員や異なるプロジェクトメンバーとの協業を通し、相互理解を深める。
・実践的なビジネスフレームワーク(ポジショニングマップ、4C分析、4P分析)の実習。
・質を深掘るのではく、限られた時間内で考え、アウトプットまでをやり切る事を体験する。
合宿当日
アイスブレイク
チーム名とチームのスローガンを考えよう!
・まずは当日一緒にワークするチームメンバーとのアイスブレイクとして、チーム名とスローガンを話し合い決める。
・決定したチーム名と、スローガンを発表。
(アイスブレイクの様子)
Work.1:事業を選ぶ&ビジネスモデルを整理する
- まずはチーム毎に、パーソルグループの既存事業や他社プロダクトの中から、今回事業分析&リブランディングする対象事業を1つ選ぶ。
- その対象事業の「ビジネスモデル概要」を整理。
という課題に取り組みました。
(Work1のアウトプットイメージ)
Work.2:マーケットを分析する
- 次は市場調査を実施。
- 自分の感覚を頼りにするのではなく、データ収集などを通じて正確な情報を集め、事業の優位性やポジション分析。
という課題に取り組みました。
(マーケット分析を行う際に、参考にしたフレームワーク)
(Work2のアウトプットイメージ)
(Work2のアウトプットイメージ)
Work.3:事業内容を分析する
- 事業アイデアは顧客の課題を解消できるのか市場に受け入れられるのか等々の解を、顧客と自社の視点とミクロとマクロの視点で問いかけながらビジネスモデルを分析。
(事業内容分析を行う際に、参考にしたフレームワーク)
(Work3のアウトプットイメージ)
(Work3のアウトプットイメージ)
Work.4:リブランディング
- 最後はリブランディングを実施。
(Work3のアウトプットイメージ)
(Work中の様子)
Work後のアンケート結果
合宿全体の満足度
- 非常に満足:85.7%
- 満足:14.3%
合宿を通して新入社員や異なるPJメンバーとの協業を通し、相互理解を深めるきっかけになりましたか?
- 非常にそう思う:78.6%
- そう思う:21.4%
実践的なビジネスフレームワークの理解は深まりましたか?
- 非常に理解が深まった:35.7%
- 理解が深まった:42.9%
- どちらともいえない:21.4%
質を深掘るのではく、限られた時間内で考えアウトプットまでをやり切る事を実践できましたか?
- 積極的に実践できた:35.7%
- 実践できた:57.1%
- どちらともいえない:7.1%
合宿での経験は実務へ役立ちそうですか?
- 非常にそう思う:28.6%
- そう思う:57.1%
- どちらともいえない:14.3%
1番興味深かったポイントやワークはどこですか?
- メンバーの方それぞれの思考プロセスがいろいろでまた、アウトプットしたいものの粒度や方向性も個性があり、面白かった。
- 事業やビジネス戦略の背景が興味深かった。突出した事業を作るって相当難しいんだなと実感できた。
- ビジネスフレームワークを用いて話し合うことで、短い時間でサービスの理解をするところ。
- ポジショニングマップで複数軸を用いて分析してみることで、各企業の特性が見えてくる。→競合と比較するほど、自社の強みや弱みが明らかにしやすかった。
- 特に4C/4P分析は分析軸ワードに引っ張られてしまい、始め本質的な理解をできておらずズレていたが、ワークを通して本来の分析ポイントについて理解を深められたかと思う。
- 他グループのアウトプットの意図が聞けたのが学びになりました。
- アドバンテージマトリクス。事業タイプによって収益の増やし方やポイントが違うこと。また、事業タイプを変えることでのブレイクスルーを考えることをサポートしてくれるツールでした。
合宿全体を通しての感想を教えてください
- とても楽しくまた有意義な時間を過ごせました。アイスブレイクもチームが一体感をもってワークを進めるスタートとなってとってもよかったです。またこのような機会でみんなが集まれるといいなと思いました。ありがとうございました。
- いろんな人とお会いしてお話できて、相互理解が深まった気がします。
- とても楽しかったです。 短期間で一つのものを作ると、出す意見の質&他の人の意見の汲み取りを素早くすることが求められると思っているので、それを感じられて楽しかったです。 また、PJに関わる内容を題材としたので業務にも活かせそうです。 ランチや飲み会で直接たくさんお話しできたことで人脈もかなり広がったと感じました。 企画してくださりありがとうございました!
- 和やかで良かった。時間も休憩を挟む余裕もあって焦らず進められてよかった。
- 普段業務の中ではできていない、マーケティング戦略でのフレームワークに触れることができて、面白かったです。チーム毎のワークの解釈や取り組み方の違いも気づきになりました。そして何より、普段直接会えないメンバーとオフラインで対話しワークを進める時間が尊いものでした。楽しかったです。
- リブランディングに至るまでに必要なフローの一部を実践を通して理解でき、非常に学びが多かった。
- 皆さんの限られた時間内での思考発散力、アウトプット力が高いと感じた。そこへチーム毎のカラーも強く出ていて面白かった。
- 初のオフラインコミュニケーションで、メンバーの皆さんと共通話題がたくさん見出せ、関係性構築が進んだように思う。
- 相互理解を深める良い機会になったと思います。
- プロジェクトで関わらないデザイナーの思考や態度から学ぶことが多かったです。プライベートな話も含めていいチームビルディングになりました。
- デザイナー同士でビジネスのフレームワークを使って考えるのは楽しめて良いと思いました。最初はデザイナー同士の会話から始めて、ちょっとずつ他職種とも会話しやすい形にしていくのが良さそうですね。
結果、満足度も高くよろこびの声も多く大盛況に終わった合宿でしたので、皆様のチームビルディング施策のご参考になれば幸甚です。
※記載の情報は2024年3月時点の情報です。
檜山 智仁 Tomohito Hiyama
デザイン推進統括部 クライアントサービスデザイン部 デザイン第1G マネジャー
20代ではSIerでテクノロジー領域を、30代では制作会社や広告代理店、デザイン事務所でクリエイティブ領域を、40代では事業会社でUI/UX、PdMや企画、CDOやCOOでの経営領域を経験し、前職ではメタバースイベントプラットフォーム事業の新規立ち上げ/グロースを行い、パーソルキャリア株式会社にJoin。 現職ではデザイン組織作り/マネジメントおよび、doda CONNECTの新規事業プロジェクトにおいてUI/UXデザイナーも兼任。 一人BTCモデルとして、ビジネス、テクノロジー、クリエイティブを包括した視野でのアプローチを得意とする。