ワインエキスパート合格体験記 #PERSOL CAREER Advent Calender2025


本アドベントカレンダー、2回目の登場となります、近藤です。

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さて、今年は個人的に「日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート」という資格を取得したので、それについていろいろ書けたら良いなぁと思いまとめてみました。

「お酒が好きでもっと理解を深めたいけどどうしたら良いか分からない…」と思い悩んでいる人の参考に少しでもなれたら幸いです。

0:「ワインエキスパート」とは?

ワインエキスパートは、日本ソムリエ協会が認定する本格的な資格です。

「ワイン好きのための検定」と軽く見られがちですが、実は合格率30%台という、かなり狭き門です。

試験内容はプロのソムリエとほぼ同じレベルの知識が求められ、分厚い教本を丸暗記し、さらに「ブラインドテイスティング」で産地や品種を当てる実技試験もクリアしなければなりません。

ただお酒が好きというだけでなく、体系的な知識とトレーニングを積んだ証となる資格です。

1:きっかけ

きっかけは飲食店でのアルバイトです。

学生時代に働いていたイタリア料理店でイタリアワインを中心にいろいろな事を教わり、それからしばらく飲食店は離れていたのですが、ふと人生の目標を考えた時に「いつかは自分のお店を持って好きなお酒とご飯を提供したいなぁ」と思い立ち、何か動き出してみたいなぁとなったのが2025年でした。

まず何かできないかなぁと思っていた矢先、同業のSakinoさんのnote記事を発見。

自分でも取ってみたい!と思い、ワインエキスパートの受験を決意しました。

2:タイムライン

1月~3月:語呂ワインをひたすら何周も流しまくる時期

4月:山崎先生の「基礎からのソムリエ、ワインエキスパート受験対策講座」が開始。

5月:ヴィノテラスのテキストを購入

6月~7月:ひたすらワイン受験ドットコムの問題を解きまくる

7月19日:一次試験突破!

8月:ぼーっとBlind Wine Tastingを眺める日々

9月:山崎先生の対策講座受講後は、ひたすらnomunoに通う日々

10月6日:二次試験、無事終了!

3:1次試験でやったこと

■第1フェーズ:全体感を見渡す

このフェーズでは、Youtubeの語呂ワインでひたすら試験範囲の全体を掴むことをしました。

暇さえあればずっと流しておく、といった形であまり用語とかを頭に入れる感じではなくボリューム感でなんとなく「ブルゴーニュが大事そう」とか「ルクセンブルクはそこまで緻密に覚えなくてもいいのかな…」みたいな比重のあたりをつけていきました。

これが山崎先生のスクールが始まるまでの1月〜4月までの過ごし方でした。

■第2フェーズ:体系的に学ぶ

ここからは山崎先生のスクールを軸に勉強していきました。

山崎先生のスクールではイメージ掴みにくい方もいるかもですが「情景記憶」に近いものを感じました。要は、山崎先生の現地で得た体験や経験をもとにお話していただけるので内容がスッと入ってきますし、特にフランスはワインを知る上で非常に重要なテーマになってくるのでここを先に固めていく山崎先生の講座は大変勉強になりました。

なので、ここからは毎週日曜の講義を軸に、予習と復習を繰り返していきました。

まず、復習のやり方は日々の隙間時間を使って問題演習も行う形式でこなしていきました。

この時はワイン受験ドットコムの単元ごとの問題演習を活用してテーマごとにどういった問題が出題されるのか?を体系的に学んでいったフェーズとなります。

なので、ここでは正答率等はあまり気にせずとにかく問題に触れることを意識的に行っていきました。

予習には、ヴィノテラスのテキストを活用しました。

https://amzn.asia/d/anyt72M

こちらで要点を頭に入れながら山崎先生の講座を受けることによってダブルループ的な学習を確立していきました。

ここまでがだいたい6月くらいまでの過ごし方です。

■第3フェーズ:とにかく演習する

6月末から7月に入って試験日まではとにかく問題を解きまくりました。

解いた問題数でいくと大体6000問くらい解き、模擬試験で行くと大体25回ほど解きました。

初めは正答率60%くらいでかなり不安に思いながらも、何度も解いては見直しを繰り返していくうちに正答率は改善されていきました。

大体試験直前には正解率で行くと80%後半くらいが多かった印象ですね。(たまに90%いく感覚)

ここはもう本当にひたすら解きまくるしかないと思います。

特に間違えたところを教本やテキストで復習して寝る前に読み返すことがめちゃくちゃ重要で、このフェーズで新世界の覚えるべき箇所は定着していきました。

■一次試験当日

試験当日、問題自体はかなり難しく感じるものも多くそういった問題に限って前半に固まっており序盤はかなり焦りましたが、落ち着いて全体見回すとわかる問題も多く無事1回目の受験で合格することができました。

ここまでが7月の動きでした。

4:過去の自分にアドバイスするなら?〜1次試験〜

■Good:受験日を試験開始日に設定して勉強していたこと

これは間違いなくおすすめです。受験するなら絶対早い方が良いです。

そこに照準を合わせて勉強していかないといろいろ後手に回り手遅れになります。

試験日を期間の最後の方ではなく最初に合わせる、これが良かったなぁと思っています。

■Motto:ランダム出題にもっと早く慣れておくべきだった

試験当日に最も苦戦したのはやはり問題のランダム性です。

僕の場合「意地悪!」と感じるくらい問題の序盤で難易度の高いニューワールドの問題が出てきて、かなり焦った記憶です…

なので、早めの段階から模擬試験的に出題順序がバラバラなテストに慣れておくと良かったなぁと思っています。

5:二次試験でやったこと

■第1フェーズ:数字を知る

まず二次試験は試験に関する数字を覚えました。

どういった品種がどれくらいの割合で出るのか?そういった傾向を山崎先生の講座で学びました。

それらを掴むことで、どこを重点的に勉強すべきか?が二次試験でもわかってきます。

闇雲にワインを飲むよりもあたりをつけるということがこの試験においてはかなり重要な感じがしました。

■第2フェーズ:味を知る

ここからはもうひたすらに飲みました。僕は「家飲み」と「外飲み」の2軸で勉強していきました。

【家飲み編】

家飲みにはヴィノテラスの小瓶セット20本を活用して勉強していきました。

夜ご飯を食べる前に少量を複数種類飲んでYoutubeの動画を使ってコメントの練習をする時間に充てました。

ここではブラインドテイスティングをするというよりも座学に近い感じで「ソーヴィニヨンブランらしさとは何か?」「テンプラリーニョといえばどういう特徴なのか?」ということを舌と脳で学んでいきました。

【外飲み編】

外飲みでは積極的にブラインドテイスティングを行いました。

馴染みのワインバーや、ブラインドテイスティングを実施してくれているお店に赴き、そこで演習を積みました。(以下におすすめのワインバーを紹介)

ここで自分なりの分析手法を学んでいきました。テイスティングコメントを覚えるのはもちろんなのですが、自分なりのブドウ品種へのたどり着き方を確立しておくと二次試験当日かなり戦いやすくなるなぁと思っていたので、思考のルーティンを作ることに挑戦していきました。

1:ミケトラ STAND WINE BAR

スタンドのワインバーですが、ブラインドでワインを提供してくれます。値段はリーズナブルでサクッとブラインドテイスティングしたい時におすすめです。

https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13272876/

2:wine@ EBISU

ここはブラインドテイスティングはもちろん、コイン式で自由にワインを楽しめるのも魅力の一つです。3~4人で行っても楽しめるので恵比寿で飲んだ後に行くのもおすすめです。

https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13267283/

3:ノムノ 赤坂本店

最強です。ここに行けば間違いないです。テイスティングコメントも正確ですし、ワインの種類も豊富で二次試験対策はほぼここで完結します。

https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13222543/

■第3フェーズ:とにかく飲む

あとはもうひたすら飲みました、いろんなところで笑

ワインに疲れたら別のお酒を飲んで…居酒屋に行って…また飲んで…

飲み疲れする日々を過ごしました。笑

ちなみに、僕の場合はその他お酒を完全に捨てました。

あまり良くないのですが興味が持てず…一通り飲んだのですが頭に入ってこず…最低限の勉強はしたつもりでしたがほぼ捨てる気持ちで当日を迎えました。

■二次試験当日

二次試験は個人的にはあっさり終わってしまったなぁという感覚でした。

結果と当時の思考はこちらです。

白1:オーストラリア/リースリング(国×/品種○)→甘さと酸味のバランスからドイツのリースリングと予想してしまい国を外す結果に…

白2:フランス/ソーヴィニヨンブラン(国○/品種○)→香りでSB一択に。NZのようなパッションフルーツ感はなくフランスで勝負、見事正解。

赤3:スペイン/テンプラリーニョ(国×/品種×)→ テンプラリーニョかネッビオーロの二択まで絞れたが不正解。よくよく考えると樽の効かせ方が明らかにアメリカンだったので反省…

赤4:チリ/カルメネール(国○/品種×)→チリ特有の青さを香りで感じ取り、チリカベと予想するも品種はまさかのカルメネール。初めての出題で選ぶ勇気もなく品種は不正解。

その他お酒:スコッチ(盛大にミス)→恥ずかしいミス。これでワインエキスパート名乗っていいのか心配なのでこれからも勉強します。

 

受験者ほぼ全員あっているんじゃないか?ってくらいのスコッチを盛大に外し、結果発表まではドキドキでしたがなんとか合格という形になりました。

6:過去の自分にアドバイスするなら?〜二次試験〜

■Good:ノムノに行ったこと

ノムノは本当にオススメです。二次試験前であればブラインドテイスティングもできますし、シンプルに多くのワインを飲み比べることもできます。

ここに通って、スタッフの方々とお話するだけでものすごく勉強になるので僕の中での二次試験の教室は完全にここでした。

■Motto:すぐに二次試験の対策をすべきだった

ここは完全に反省なのですが、一次試験を早めに終わらせたことに完全に気が緩んで8月末まで何もしなかったことです…

一次試験が終わった瞬間からノムノに通っておけばもっと楽に二次試験突破できたなぁと思ってます。

7:さいごに

久しぶりに「試験に向けてがっつり勉強する」という経験をしました。

やっていることは日々の業務と同じで、まず全体感を把握しインプットしてからアウトプットする、というサイクルを回す繰り返しでした。

僕は元々世間的によく呼ばれている”ナチュラルワイン”が好きで、ワインの魅力に引き込まれました。

知識の浅い時は何もわからず飲んでいたのですが、今回のワインエキスパート取得を通して改めて基礎知識が固まり、ナチュラルワインのユニークな部分であったり面白さを再認識しました。

これからも自分の好きなワインとペアリングを探求していければと思いましたので、その第一歩としてワインエキスパートを取得できて本当に良かったなぁと思っております。

もし、同じ境遇でワインエキスパートを目指す方がいれば少しでも参考になることを祈っております。

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近藤 鷹冶 Takaya Kondo

プロダクト&マーケティング事業本部 クライアントプロダクト本部 テクノロジー統括部 クライアントプロダクトデザイン部

2021年4月新卒入社。 大学時代では統計学/データサイエンスの分野を中心に学んでいたが、在学中にデザインとの出会いをきっかけにインハウスデザイナーを志す。入社後はdodaでデザイン業務に従事。2022年9月よりdodaダイレクトのデジタルプロダクトデザイナーとしてジョインし、現在はプロダクトの機能改善からからコミュニケーションデザインまで幅広く担当している。

※2025年12月現在の情報です。