
こんにちは。プロダクトマネジメント統括部でPdMのゼネラルマネジャーをしている植田 香織です。
今回は、3人のやんちゃな男子達を育てながら働く自身のキャリアについて振り返ります。同じように、子育てをしながら働くことに悩んでいる方にとって、この経験が少しでもヒントになれば幸いです。
はじめに
出産や育児を経ても、仕事を続けたい。
そう思いながらも、「この働き方で本当に続けられるのだろうか」と不安になる瞬間は、誰にでもあるのではないでしょうか。
私自身、これまでに3回の育休を取得し、その都度、働き方や向き合い方を見直してきました。
特別な覚悟や根性論があったわけではありません。試行錯誤の中で、「これは大事だった」と感じていることが、いくつかあります。
今回は、子育てをしながら働く中で、私が意識してきた3つのコツをご紹介します。
コツ① 「自分がいなくても回る」を前提に、チームをつくる
――頑張り続けるために、頑張りすぎない構造をつくる
20代の頃は、仕事に全力投球する日々でした。
結果として、社内社外での信頼や実績を積み重ねることができたことは、今振り返ると大きな財産だったと感じています。
一方で、1人目の育休から復帰後、管理職になり、福島県から新幹線通勤をしていた時期があります。その際、上司からかけられたのが、
「自分がいなくても回る組織をつくることを意識してほしい」
という言葉でした。
当時は正直、戸惑いました。
「自分にしかできないことを求められてきたのに、それと矛盾しないのだろうか」と感じたからです。
しかし今は、「自分がいなければ回らない状態」こそが、組織にとっても、メンバーにとってもリスクになると考えています。
突発的に休むことがある。フルタイムで常にオフィスにいるわけではない。
そうした前提があるからこそ、私は次のような構造を意識してきました。
- メンバー同士が自然にフォローし合える関係性
- 日常的にチームを支えてくれるサブマネジャーの存在
- 評価者には言いづらいことも相談できる、第三の立ち位置
「自分 vs メンバー」という関係ではなく、チーム全体で仕事を進められる状態をつくること。
それが、結果的に自分自身を守ることにもつながっていました。
コツ② 「時間」ではなく「成果」にフォーカスする
――限られた時間で、価値を出すことに集中する
育児と仕事を両立する中で、最も強く意識するようになったのは、「どれだけ長く働いたか」ではなく、「何をアウトプットできたか」という点でした。
私自身、18時以降は基本的に仕事をしない、連絡もしないというスタンスを取ってきました。(※最近は少し崩れつつあり、反省しています)
これは単なるルールではなく、自分自身の働き方を周囲に伝えるためのブランディングでもありました。
今でこそ、残業を前提としない文化は珍しくありませんが、当時は「ありえない」と受け取られることも少なくなかったと思います。
だからこそ、「限られた時間の中で成果を出す」という姿勢を、一貫して示し続けることを大切にしてきました。
時間がないからこそ、優先順位を決める。
完璧より前に、まずは出してシェアしておく。
成果に直結しないことは、思い切って手放す。
この意識が身についたことで、3人の子どもを育てながらでも、仕事を続けることができているのだと思います。
コツ③ 「こだわらないこと」を、あらかじめ決めておく
――1人で抱え込まないことも、仕事のうち
私が意識してきたのは、次の2つにこだわらないと決めることでした。
- 働く時間にこだわらない
- すべてを自分一人でやることにこだわらない
その代わり、「求められている成果」には、しっかりコミットする。
プロセスは、その時々の状況に合わせて柔軟に変えていいと考えています。
自分一人でやることでスピードが落ちるなら、迷わず周囲を巻き込む。
難しいと感じたときは、無理をせず、正直に伝える。
また、個人的におすすめしたいのは、
- 上司に今の状況をきちんと伝えておくこと
「察してもらう」は限界があります。 - 家事代行などの外部サービスや、便利な家電などを活用して「ゆとり」を確保すること
自分がご機嫌でいられる環境を整えることは、結果的に仕事でのパフォーマンス維持にもつながると考えています。
頼ることは、甘えではありません。
続けるための選択肢だと思っています。
パーソルキャリアの社員は責任感の強い方が多く、育休前と同じように働けないことへの罪悪感・もどかしさ・ジレンマを抱えがちだなと感じます(私も気持ちが痛いほどわかります…)
ただし、無理に抱え込むくらいなら、早めに正直に伝えてもらい、組織的に構造でカバー・フォローしていきたいなと考えています。
おわりに
3回の育休を経ても働き続けられているのは、決して私が特別に強かったからではありません。
数えきれないほどの、今思えば恥ずかしい失敗を重ねながらも、信頼を積み上げ、成果に向き合い続け、そして周囲に頼る勇気を持てたこと。その積み重ねがあったからだと思っています。
そして何より、そうした挑戦や不完全さを受け止め合える文化が、パーソルキャリアにはあり、これまで一緒に働いてきたチームのみんなへの感謝の気持ちで、今はいっぱいです。
これからも成果にコミットし続けながら、子どもたちに誇れるサービスづくり、組織づくりに向き合っていきたいと考えています。

植田 香織 Kaori Ueda
クライアントプロダクト本部 プロダクトマネジメント統括部 PdM1部4部 ゼネラルマネジャー
新卒で入社後、採用ソリューション事業部のdodaの法人向け広告営業に従事。その後、営業企画部にて営業戦略・BPR・販促などに携わる。2019年から新規サービスのSOやPMとして従事し、直近はPdM組織のマネジメントと、「doda CONNECT」のゼネラルマネージャを務める。
※2026年3月現在の情報です。
