人事がGoogle AppSheetを活用したノーコード開発に挑戦! Advent Calendar 2024 Vol.4 #役割・業務見える化アプリから生まれるつながり


はじめに

初めまして!人事本部人事制度推進グループの増田と申します。
今回、タイトルにもあるようにパーソルキャリアで人事によるGoogle AppSheetを活用したノーコード開発に参加させていただきました。つきましては、その経験を私なりに振り返りたいと思います。


【目次】

1.アプリの概要

今回作成したアプリを一言で言うと「グループの垣根を超えたメンバーの役割を一覧で見える化したアプリ」です。今回開発したアプリは、所属するグループは異なりますが同じ部に所属する社員3名と共に、私含め計4名のチーム体制で作成しました!ではなぜこのアプリを作ろうと思ったのか、具体的にどういうアプリなのか、振り返ってどうだったのかを以降に記載します。

2.作成上の目的・背景

【目的】

このアプリで達成したいことは主に下記①②でした。
①誰がどの業務を行っているのか部内で可視化する
②業務に関してメッセージを伝える機会をつくり、部内のつながり・連携を生む仕組みを構築する


【背景】

ではなぜこれらを達成したいのか?それは「1.アプリの概要」で述べた通り、部は同じでも異なるグループで働くメンバーが集まって企画したからこそ生まれたのかもしれません。実は、部としてまとまっているとはいえグループが異なれば役割も担当領域も違うため、「別のグループのメンバーがどんな業務を具体的に担当しているのか」を個人的に知るのはなかなかできない状況があります(すでに別に接点があって、コミュニケーションをとる中でお互いの担当業務に関して理解が深まっていれば別ですが・・)。「誰がどの業務やっているかわからない」「他業務でも同じ課題を抱えていることがあり、気づいたら知らないところで誰かが着手していた・・」「グループ内での役割や課題を管理するだけでなく、グループを超えて多角的な視点で意見交換や課題共有したい」そんな想いがあり、だったら誰が何をやっているのか見えるようなアプリが欲しいという考えに行き着き、今回開発するアプリが決定しました。

3.具体的なアプリ詳細

今回作成したアプリの主な機能は3つあります。

①申請画面
▪自身の業務を追加(登録)できる
▪自分の投稿でチャレンジしたいことを記載できる

②検索画面
▪好きな項目で探したいメンバーを検索ができる
▪登録されている担当社員(業務)データを一覧で閲覧できる
▪詳細画面で自分のフリーコメントを投稿できる

③一覧画面
▪部の業務全体が把握できる
▪選択すると業務詳細が確認できる


業務を追加するユーザーが自分の詳細画面で伝えたいメッセージを残せるようなフリーコメント投稿した方に対して「いいね」できる機能も搭載しました!これにはグループを超えて、他者の取り組みに「いいね」を示し、称賛できるようにしたり、投稿を見て興味を持つことで個別連絡し合い、新しいつながりを生むきっかけを作りたいという想いがあります。

4.取り組みを通じてよかった点・学んだ点

①アプリ開発における企画・設計の概念を少なからず知ることができた
アプリ開発についてゼロからスタートしましたが、まずは骨子となる機能から作る(付属するものは後回し)など開発の進め方や概念を学ぶことが出来ました。画面の設計は簡単なラフ画から始めても良いのです。

②”アプリを作ってみた”それ自体が関心につながった
実際アプリを作ってみて、開発には各項目のつながりやロジックが分かっていないとそもそも理解が追い付かない箇所が多々存在しました。それらをなぜだろうと考えて取り組むことでもっと理解したいという好奇心も高まりました。また開発するのはそんなに簡単ではないという大変さも知れたことも視点を得られたという意味で良い経験になりました。

5.取り組みを通じて苦労した点

今回、Appsheetを使用した経験があったうえでイメージが出来ている状態からアプリを作成した訳ではなく、ゼロから学びつつアプリの企画をまとめて具体化していきました。なかなか明確にイメージも出来ない中、1つ1つの機能を作り上げていくことやどこを設定すれば思う通りの動きになってくれるのかには思考錯誤があり、チーム全体で苦労がありました。実際にはアプリ相談会を事務局側でご用意いただき、質問して解消していくことで何とか形にすることが出来ました・・!

おわりに

今回はGoogle AppSheetを活用したノーコード開発について私自身の取り組みや学んだことなどにフォーカスしてご紹介させていただきました。いま振り返ると1からコードを記入するよりはだいぶとっつきやすいものだとも思います。実際のアウトプットはもちろんですが、その過程で培った経験が自分自身にとって貴重な財産となりました。今後、「なにかデジタルで解決できないか」「アプリにできないかな」という視点も新たに持ちながら物事を見ていきたいと思います!
アドベントカレンダー4日目は以上です!次回は海藏寺さんにバトンタッチしようと思います!
引き続きアドベントカレンダーは続きますのでぜひご一読ください!





増田 裕太 Yuta Masuda


人事本部 人事マネジメント統括部 人事サービス推進部 人事制度推進グループ メンバー

2023年5月にパーソルキャリアに入社。現在は評価等に関する人事制度の運用・企画に従事。

※2024年3月現在の情報です。