はじめに
みなさん、はじめまして!今年の4月からエンジニアリング統括部サービス開発部に配属された、上野 司、鈴木 健太、渡辺 爽太と申します!
今年度、サービス開発部には我々3人に加えて、協業することが多いUXデザイン部にUI/UXデザイナー、サービスデザイナー、UXリサーチャーの3名の計6名が新卒で入社しました。
本記事では、新卒エンジニア3人の簡単な紹介と、この3人+UXデザイン部の3人で行ったグループ研修についてご紹介したいと思います。
新規サービスの開発に興味がある就活生、内製開発に興味がある就活生の方々におすすめの内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです!
また、技術的な内容を別記事で載せる予定なのでそちらも目を通していただけると嬉しいです!
新卒エンジニア自己紹介
ツカサ
フルネーム: 上野 司
年齢: 24
配属プロジェクト: HR forecaster
好きな技術: Nuxt
趣味: サウナ、ゲーム実況観る、海外ドラマ、筋トレ(チョットダケ)
何か好きな作品一つ: FRIENDS (海外ドラマ)
すずけん
フルネーム: 鈴木 健太
年齢: 25
配属プロジェクト: Salaries
好きな技術: バックエンド
趣味: 映画、アニメ、漫画
好きな作品: 狼と香辛料
そーた
フルネーム: 渡辺 爽太
年齢: 24
配属プロジェクト: HiPro Direct
好きな技術: 仮想DOM
趣味: アニメ、ゲーム、漫画
好きな作品: (最近は)メイドインアビス
グループ研修の流れ
今回のグループ研修では新規サービスの企画・設計・開発を行いました。
新規サービスのテーマは「はたらく×キャリアオーナーシップ」です。
主な流れは以下の通りです。
デザインスプリント(5日間)
↓
企画見直し(2日間)
↓
設計・開発(1ヶ月半)
期間は 6月6日 ~ 7月29日 の8週間です。
それぞれの内容を簡単にご紹介します。
デザインスプリント(5日間)
まず最初にデザインスプリントを行いアイデア出しをしました。
デザインスプリントとは、5日間という短い期間で一気にアイデア検証まで行うフレームワークです。
5日間で目標設定、アイデア出し、プロトタイプ作成、ユーザーインタビューを行う非常にタイトなスケジュールとなっています。
チーム間のコミュニケーションはZoomなどのオンラインツール、アイデア共有のツールとして Miro というオンラインホワイトボードツールを利用しました。
今回のデザインスプリントでは「社内において匿名で悩みを相談・共有できるサービス」というものを立案しました。
企画見直し(2日間)
このフェーズでは5日目のユーザーインタビューで得られた情報・フィードバックをもとにさらにアイデアをブラッシュアップさせました。
ユーザーは今回のプロトタイプを触ってどう感じたか、ターゲットユーザーに本当に必要な機能は何かなどを6人で議論し、より明確なコンセプト、サービス内容に昇華させました。
設計・開発(1ヶ月半)
サービスの内容が決まったらいよいよ設計・開発です。
良いサービスのアイデアが生まれはしましたが僕たちはまだまだ新卒エンジニア、できることも開発期間も限られています。
各機能を細かく分け、実際に具体的な工数を洗い出し、作る機能 / 諦める機能を決めていきました。
技術的な面は先輩エンジニアの方々に手伝ってもらいながら、インフラ構成はどうするか、使う言語、DB設計、コーディング規約などをエンジニア3人で議論していきました。
設計が済んだらあとはゴリゴリ開発を進めていきます。
ただし、作っていく過程で設計を見直したり、仕様を変えたりなどもデザイナー・企画側と密にコミュニケーションを取りながら行いました。
そして7月最後の週にようやくバグ取りなども終わり、サービスが完成しました! 🎉
1ヶ月半という長い(?)開発期間を終えて達成感もひとしおです。
新卒研修を終えた感想
ここからは、新卒エンジニア3人各々の新卒研修に対する感想を紹介します。
ツカサ
全体
改めて振り返ると、もう二度とできない貴重な体験をしたな、と感じました。
まず新卒同期と企画から開発まで一貫してやれるのは一生に一度の経験だと思います(他の会社ではやらない可能性も)。
この研修を通してエンジニアとして、社会人としてひとつ成長できたと確信しています。
デザインスプリント
デザインスプリントは自分は二度目でしたが、同じフレームワークでもテーマと内容が結構違って新鮮でした。
5日間、毎日8時間頭を使うのはやはり疲れる、しかしアイデア出しは楽しい、そんな感じです。
また議論が白熱していくと、各メンバーの価値観の違いなんかも見えてきて楽しいです。
また機会があればデザインスプリント参加したいです。
設計・開発
設計の段階ではかなり不安が大きかったです。他の同期2人と比べて自分は開発経験に乏しく、知識も劣っていました。
技術構成を決める段階でも恐らく何も言えず2人に従うしかないだろうと感じていました。
それでも、先輩エンジニアの方々に意見を聞く際に議事録をとるなど自分にできることを探してなんとか貢献しようとしていました。
また2人も「司はどう思う?」と自分の意見を聞いてくれたりしたので、非常に気持ちが楽になりました(例えまともに答えられなかったとしても)。
開発の段階に入ってもやはり不安は拭えません。「足を引っ張ってしまうのでは?」という意識が強かったです。
そこら辺のメンタル面はかなり先輩方に支えていただいたなと自覚しています。
「他人と比べない」「過去の自分から成長できたかどうか」いただいたこの言葉を今後常に意識していきます(これから入社される新卒のみなさんにもぜひ意識してほしい)。
この観点から見ると、かなり成長できたのではないかと思います。
入社前はプルリクすらまともに出したことがない人間がほぼ毎日プルリクを出していたのですから。
フロントエンド開発でもコンポーネントを設計する際の考え方など、多くのことを学びました。
今回の経験を実際のプロジェクトでも活かしたいと思います。
改めて素晴らしい研修を用意してくださった皆様、さまざまなアドバイスをくださった先輩方、ありがとうございました。
また同期の2人も(UI/UXデザイナー、サービスデザイナー、UXリサーチャーの3人も)、頼りない自分を引っ張ってくれて本当にありがとう。
すずけん
全体を通して
「1ヶ月半で意外とできるものなんだな」
Design Sprintで開発するサービスの仕様を決めた際、これを1ヶ月半で開発できるのか?と不安になっていました。
開発が開始した最初の1週間ほどは環境構築などで詰まり、更に不安が強くなりましたが、開発が開始してからはスムーズに進める事が出来て無事完成させる事が出来ました。
開発作業 & 定期振り返り
基本的にリモートでの勤務になっているので、作業するときは通話アプリなどをつなげた状態で作業していました。
そのようにする事で、メンバー同士で密なコミュニケーションを取る事が出来ました。
先輩社員の方とも通話アプリで気軽に話せるので、困った事があれば気軽に聞ける状態になっており、安心して開発を進める事が出来ました。
また、UXデザイン部の同期も含めて毎週末タスクの振り返り時間を設けました。
この時間で、その週にどの程度タスクが完了して予定通り進んでいるかの確認を行いました。
このタイミングで予定通り進んでいない場合は、開発する機能の見直しを行う予定にしていました。
最初の頃は開発環境の整備などに時間が掛かってしまい予定より遅れることもありましたが、後半になるにつれて予定よりも早いスピードで実装する事ができ、余裕を持った開発を行う事ができました。
困ったら聞ける環境
後半記事の技術的なお話記事でも書いていますが、私が担当したタスクで詰まった際に調べても情報があまり出てこない事が複数回ありました。
事前に、困ったらこの人に声を掛けてね。という事が決まっていたため、気軽に先輩社員の方に声を掛ける事ができ、一緒に調べていただく事で解決する事が出来ました!
1ヶ月半、詰まることも多々ありましたが、成長を感じることもでき、凄く楽しい研修になりました。
準備してくださった先輩方、相談に乗ってくださった先輩方ありがとうございました!
そーた
全体を通して
まず一言、「充実した時間でした!」
楽ではありませんでしたし、苦しくもなかったです。
大変ではありましたけどね。
ただ、終わったあとの満足感、そして達成感がとても大きいプロジェクトでした。
完成した自分たちの制作物を実際に触り、自分たちが成し遂げたことを実感できるので
とても良いプロジェクトだと思います。
プロジェクト期間
プロジェクト期間については短いと感じました。
これは期間が短いというよりはやっているタスクに集中しすぎていて時間が早く過ぎていたのだと思います。
本気で取り組み、本気で悩み、本気で考えたからこそ短いと感じました。
素敵だなと思ったこと
このプロジェクトをやっていて、素敵だなと思ったことは環境です。
例えばあるタスクを担当することになりました。
するとまず頭の中で「こうすればできるんじゃないか?」と予想を立てます。
しかし脳内の仮説通りにコードが動くことはほぼほぼありません。
その時に自分の力だけで解決することも大事ですが、人に聞く勇気も大事です。
聞けば3秒で解決できる課題に数時間悩み込んでももったいないですからね。
この「人に聞く」という行為に対してこの環境は以下の理由から適しているなと思いました。
- 事前に顔合わせや1on1の予定が組まれており、喋れる人がいる
- 通話アプリにはプロジェクトごとに部屋があり、突撃ができる
- Slackに疑問を投げかければ誰かが反応してくれる
通話アプリのプロジェクト部屋に突撃は事前に連絡は必要かもしれませんが、僕は結構な頻度でいきなり突撃していました。
突撃しても嫌な顔せずに相談に乗ってくださった先輩方には感謝しかありません。
Slackの発言についてはもちろん質問チャンネルで聞いてもいいのですが、自分のつぶやきを書くmcチャンネル (my chanel)に 投稿するだけでも答えてくれる人がいます。
このような素敵な環境で全力を出して開発に取り組めたことでとても楽しかったです!
ありがとうございました!
最後に
後編では、技術的な構成や3人それぞれの学びや詰まったポイントなどを記しております。ぜひご覧ください。
上野 司 Tsukasa Ueno
エンジニアリング統括部 サービス開発部 第1グループ
鈴木 健太 Kenta Suzuki
エンジニアリング統括部 サービス開発部 第1グループ
渡辺 爽太 Sota Watanabe
エンジニアリング統括部 サービス開発部 第2グループ
※2022年9月現在の情報です。