“Design Sprint”を実践できる⁉ 24新卒エンジニア向け選抜型インターンシップ「Sprinters」を密着取材

“Design Sprint”を実践できる⁉ 24新卒エンジニア向け選抜型インターンシップ「Sprinters」を密着取材📷

はじめまして!エンジニア職の新卒採用チームでリーダーを務めている田中 里奈です。

6月11日~19日にかけてオンラインで開催された、2024年卒となるエンジニア向けの選抜型インターンシップ「Sprinters(スプリンターズ)」を密着取材してきました。

当社の取り組みに興味がある方や、今後参加するインターンシップを探している方、今回のSprintersに参加して振り返りがしたい方などは、ぜひこちらの記事をご覧ください。

Sprinters集合写真

Sprinters集合写真①

Sprinters集合写真

Sprinters集合写真②

Sprinters(スプリンターズ)とは?

Sprintersとは、Webサービスの企画開発におけるすべての工程を5日間で体験できるインターンシップです。

「Design Sprint」のフレームワークを使い、実際に企画からプロトタイプ開発、ユーザーテストまでを行い、パーソルキャリアの「サービス開発部」の仕事を体感できるプログラムになっています。

今回は、全国から選抜されたエンジニアを目指す高専生や専門学生、大学生、大学院生24名が参加。参加者はここに書ききれないくらい多岐にわたるバックグラウンドをお持ちの方が集まりました。

また、応募のきっかけも「人材業界に興味がある」「新規サービス開発に挑戦したい」「ユーザー志向を学びたい」などさまざまです。

※Sprinters詳細 → Sprinters | パーソルキャリア選抜型インターンシップ2024

 

新卒採用チームとしては、ここが一押しポイントです。

なんと…!Sprinters開催中の5日間は、当社のエンジニアや企画、デザイナーが1名ずつ各チームにメンターとして付きます。各チームのアウトプットが少しでもよいものになるよう、ユーザーの課題解決につながるよう真剣にチームと向き合い、アドバイスやフィードバックを行います。

実際に、日々サービス開発に関わっている社員から直接、生の知識を得られる機会はなかなかないのではないでしょうか。メンター以外に他部署の弊社社員もトレーナーとして付き、参加者の目標達成に向けて伴走しました!

今回参加したメンター陣

今回参加したメンター陣

ここで、

当社がなぜ「Design Sprint」を採用するのかを紹介します。

  1. 開発期間を数カ月→5日に短縮することで、将来の損失を回避する
  2. リアルな顧客の反応を知ることができる
  3. 顧客を巻き込むことで、より仮説の精度を向上させる
  4. 多様なメンバーの発想力を活かす
  5. 段階的にニーズを検証できる

サービス開発のスピードが向上するだけではなく、顧客の反応を素早くキャッチし、よりサービスをリーンに開発することができる点も素敵だなと思いました。

Sprintersのテーマ

インターンシップの冒頭で、Sprintersの進行を務めるUXデザイン部サービスデザイングループの長谷川より、参加者が企画・開発するサービスのテーマを発表しました。

Sprintersのテーマ

Sprintersのテーマ

Sprintersの流れ

24名の参加者は、オリエンテーションで発表された5つのチームに分かれて、5日間にわたるSprintersの工程を以下のように進めていきます。

Sprinters5日間の流れ

Sprinters5日間の流れ

 

ワーク中は「miro」というオンラインホワイトボードツールを使い、付箋を貼りながら意見を分散させていきます。そして3日目は、Sprintersの醍醐味である、アイデアの価値を検証するためのプロトタイプ作成とインタビュー設計を行います。

プロトタイプを作成することで根拠がない机上の空論を避け、コードを書く手前の段階でアイデアを検証し、コストを正確に見積もることができます。今回は「Figma」というデザインツールを使い、プロトタイプ作成を行いました。

インタビュー設計は、実際に日々ユーザーインタビューを行っているサービスデザイナーの高橋に実施方法や注意点などを聞きながら、シナリオ・質問を整えていきます。

 

miroでのワーク風景

miroでのワーク風景

 

Figmaでのワーク風景

Figmaでのワーク風景

そして、いよいよ最終日を迎えました!

午前中はプレゼンテーションに向けての資料作成を行い、午後は各チームが今回考えた企画のプレゼンテーションを行います。審査員はCTOの岡本とtoC向けのサービス責任者を担う岡田です。各チームが約7分で発表した後、審査員からの質問やフィードバックが飛び交います。

CTOの岡本がチームに質問する様子

CTOの岡本がチームに質問する様子

Sprinters結果発表

私も全チームのプレゼンテーションを聞きましたが、どのチームもユーザーの声に真摯に耳を傾け、どうすればユーザーが抱える課題を解決できるのかを必死に考え抜いた企画ばかりで、参加者の「モノづくりへの想い」がひしひしと伝わってきました。

今回は、こちらの4つの審査基準の下で審査を行います。

Sprintersの審査基準

Sprintersの審査基準

そして、いよいよ結果発表……!

優勝チームはなかよし倶楽部の皆さんで、「学び」をテーマにした「TANABOTA」というサービスを考えられました。おめでとうございます!

「自分に合った職業を見つけたい、将来について考えるきっかけが欲しい」などと考える就活生をターゲットにし、就活生が想像だにしていなかった職業について知る機会を設けるためのサービスです。

受動的に職場体験をして偶発的な発見をしてもらうことで、今まで考えられなかった業種の職業体験に興味を持つきっかけを与えようというコンセプト。

さまざまな職業体験ができるスマホ上のアプリで、利用者はその画面をスワイプして体験したい職業を見つけます。

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優勝チーム

懇親会

しかしSprintersの楽しみは、これだけではありません。最終日である5日目は、お待ちかねの懇親会が開かれます。

今回は、この5日間一緒に頑張ったチーム内での労をねぎらうだけではなく、よいサービス創りを競い合った他チームとのシャッフル交流会も実施。他にも、当社の取り組みや雰囲気について知っていただけるような会も実施しました。

1つ目は、CTOの岡本と新卒入社2年目の相川の座談会で、役職を問わずフランクに関われる当社の社風について知っていただきました。一方で、toC向けの新規サービス責任者である岡田による「未来のはたらくについて」のトークセッションもありました。

岡本と相川の座談会トークテーマ

岡本と相川の座談会トークセッション

岡田のトークセッションの様子

岡田のトークセッションの様子

最後に

実施後に寄せられた参加者の感想をご紹介します。

「ユーザー視点とは何か」ということを本当に考えさせられるインターンシップでした。また、アイデア出しのフレームワークを体験できる機会はそう多くないため、とても勉強になりました。ぜひ、いろんな人に紹介したいと思います!(麻生情報ビジネス専門学校)

サービス立案を体系的に体験することを通して、グループワークの難しさや自分にない発想の面白さ、細部に至るまでのUI/UXデザインの大変さや面白さなど、。多くの人々に貢献できるITサービスを作りたいという理想をかなえたい気持ちが強まくなりました。(金沢大学大学院)

Design Sprintによるコミュニケーションの難しさやユーザー視点の学びは、今後エンジニアとしてはたらく中でとても重要で、意外と学ぶ機会が少ないと感じました。社会に出る前にDesign Sprintを経験することは、数年後、数十年後と時間が経つにつれて、エンジニアの深み(技術的スキル以外の視野の広さやユーザー理解、コミュニケーション力など)のような部分で大きな差を生んでいくのではないかと思っています。(早稲田大学)

5日間でこれだけ密度の濃い内容で、一からユーザー視点に立って開発を行い、ユーザーテストを実施し、新規事業として発表してフィードバックまでもらえるようなインターンシップは、他ではなかなか存在しないと思います。(北海道大学大学院)

 

参加いただいた学生の皆さんにとっても、運営者側の私たちにとっても本当に学びの多い5日間でしたね!Sprintersに参加した皆さんも、ぜひ今回の学びを基に次なるステップへどんどん挑戦してください!

以上、Sprinters実況レポートでした。

 

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※2022年9月現在の情報です。