コロナ禍に入社した2人に聞く、メディアBITA部のオンライン選考どうでした?

alt

2021年1月、メディアBITA部に新たな仲間が加わりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で全てオンライン実施となった選考はどのように進んだのか。そして入社2ヶ月が経とうとする今、メンバーたちは何を感じているのか。採用を担当したBITA統括部 メディアBITA部 ゼネラルマネジャーの正金と、今回入社した企画統括部 メディアBITA部の矢崎・山口に、選考から今まで、そしてこれからについての率直な声を聞きました。

コロナ禍にあっても、自分の歩みは止めたくない

――まずは、今回入社された矢崎さんと山口さん、それぞれの転職の背景からお聞かせください。なぜコロナ禍の今転職をご決断され、そしてなぜパーソルキャリアを選ばれたのでしょうか。

山口:私はこれまでエンジニアとして、クラウド移行業務やSalesforceを使った業務改善、営業施策の推進などを経験してきて、パーソルキャリアが3社目になります。

alt

メディアBITA部 コンサルタント 山口 佳穂

前職がベンチャー企業だったこともありコロナの影響を大きく受けました。業務自体にはやりがいがあったのですが、やりたいことへ工数や費用を投じることが難しくなっていったことが転職を考えたきっかけでした。事業会社に入って事業を見ながらITを推進する役割に惹かれて、パーソルキャリアへの入社を決めました。

矢崎:私は、前職でバックオフィスにまつわる基幹システムの構築や保守を担当していたのですが、当時の事業は営利目的ではなく、ITへの投資に積極的ではない部分がありました。経験を積むにつれ、もう少し大きな舞台で挑戦したいと思ったのが、転職のきっかけです。

なぜコロナ禍に?と思われるかもしれませんが、コロナ禍だからといって、自身のキャリアをストップさせたくない、という思いがありました。パーソルキャリアを選んだのは、最初の面接の時から忖度なく何でも話せたり、「失敗してもいいから挑戦することが推奨される」という雰囲気を感じたりと、恐れずにチャレンジできそうな場所だと思えたからです。

 

――それぞれ前向きな理由で転職活動に臨まれたとはいえ、エントリーから面接、内定まで全てオンラインで行われる転職活動に対して、不安はなかったのでしょうか。

山口:前職でもリモートで働いていましたし当時の面接もオンラインだったので、コロナ禍だからこそ感じた不安や不便などは、特にありません。逆に移動時間を確保しなくていいので、スケジュール調整がしやすく、仕事のお昼休みに面接を実施できるなど、プラスの面もありました。

ただコロナ禍で求人自体が減っていたり、即戦力を求めている求人が多く、私のまだ浅い社会人経験では条件に合致しづらかったり、というところはあったかもしれません。

alt

メディアBITA部 リードコンサルタント 矢崎 まなみ

矢崎:私の場合は、前職のオンライン化が進んでいなかったので、オンライン会議自体の場数も少なく、「通信環境はこれで大丈夫だろうか」とドキドキしながら臨んでいました(笑)。対面ではない中で、空気感やニュアンスがうまく伝わらないかもしれないという不安から、「このような質問があったらこう答える」など、いつも以上に準備していましたね。

 

――オンラインになって、ツールに使い慣れているかどうかは、前職などでのご経験に左右されそうですね。また、やはりモニター越しで人柄や会社の雰囲気などを知るのは難しそうですが……面接の中で、印象的な場面などはありましたか?

矢崎:面接では業務のことだけでなく、同じ部署の方たちについてもお話しいただいたので、そこで雰囲気をつかめました。また、面接中の「色々な人がいていいと思うんだよね」という言葉が、組織として多様性を受け入れる考えが見えて印象的でした。

山口:私は、一次面接の時にWeb 会議ツールが落ちて、接続ができなくなってしまって・・・。「もうだめだ」と思っていたのですが、面接を担当された正金さんが履歴書を見てすぐに携帯電話に連絡をしてくれたんです。

正金:それはよく覚えています。ツールの用意はこちらの責任なので、申し訳ないなと思いましたね……。

山口:そこから残り時間は電話で面接を続けていただけました。人を大切にしてくださる方そういった組織なんだなと強く印象に残っています。

 

――とても素敵ですね。今度は、実際に面接を担当された正金さんに伺います。オンライン面接でコミュニケーションが難しい中、こうしてお二人が正金さんのお人柄や会社の雰囲気を感じとって入社された訳ですが、面接で「伝える」にあたり心がけていることなどがあれば教えてください。

正金:まずオンライン / オフライン以前の問題として、採用する側と応募する側は、その時点においては対等な立場だと思っています。候補者の方のことをよく知ると同時に会社のことを知ってもらって、その上で「合う・合わない」については候補者の方に決定権がある訳です。

alt

メディアBITA部 ゼネラルマネジャー 正金 秀規

なので、まずは「ジョインしたら周りにはどのような人がいて、どのような環境でどのような道具を使って、どのように“はたらく“のか」と、なるべく具体的にイメージしてもらえるように伝えることを心がけています。

オンライン面接という面で意識しているのは、自分の思いをどうやって画面越しに伝えるか、という点です。普段のオンラインミーティングでもそうですが、初めて会う相手だと、相手が何を考えているのかは分かりづらくなりますよね。だからこそ、例えばオンラインでも伝わるように分かりやすく相槌を打ったり、声のトーンにメリハリをつけたりと工夫をするようになりました。

 

――入社後の働くイメージについて、正金さんから様々なお話があったと思いますが、お二人にとってどのようなところが入社の決定打になりましたか?

山口:そうですね。事業内容はもちろんですが、正金さんのお話を聞いて「5年後、10年後にライフステージが変わってもはたらき続けられる」というイメージが湧いたことが決定打になったなと思います。

矢崎:私は、何か一つの業務、一つのシステムだけに関わるのではなく、幅広く色々な方と関わり合いを持ちながら横串的にITを扱うBITAの業務に魅力を感じました。決定打になったのはその業務の魅力と、あとは人の魅力ですね。

alt

放ったらかしという意味ではなく、いい意味で放任。厳しく緻密に管理するよりも個人に任せる、という風土があると面接で感じていました。そういった自由度が高くて個人を後押しできる環境が成り立っているのは、きっと互いに協力し合えるメンバーが集まっているからだろうと思えたんです。現場のメンバーが手を取り合えなければ、誰かの権限や管理を強くしないと成り立たないはずですから。

そこから入社後もみんなと協力しあって進んでいけるだろうと思えたことで、入社を決断しました。 

スキルや経験を積み、今度は自分がリードできる立場に

――ここからは、実際に入社後の話を伺いたいと思います。組織や業務についてのキャッチアップは、どのように進めているのでしょうか。

正金:初日がパーソルキャリア全体の研修で2日目からは在宅勤務という形で、実際にメディアBITAのメンバーと対話ができたのはその後でしたよね。その辺りはどうでしたか?

山口:BITA組織としてグループ共通の研修でITプロジェクトを進めるための申請や契約といった基礎を学んで、その後にメディアBITA部の研修を受けました。メディアBITA部の方は全10回ほどのオンライン研修で、部の先輩メンバーが講師になって説明してくださる形です。少人数ではありながらも、先輩を含め同じ部署のメンバーと対話をしながら研修を受けることができたので、そこは良かったなと思いますね。

alt

正金:その研修でメンバーとは多少コミュニケーションが取れた、という感じですかね。申請・契約関連からシステムのことまで、研修だけで理解するのは難しいのではと思いますが、研修時や入社2ヶ月目の今の理解度はどうですか?

矢崎:一番難しかったのは、システムのことよりも組織のことですね。たくさんのシステムがありますが、それぞれがどの組織と紐づいているか分からなくて、問い合わせ先に迷う場面も多々ありました。研修が終わった後に自分で情報をノートにまとめて、何度も見直したり、会議で使われる用語もメモして調べたり……というのを2ヶ月続けて、ようやく用語なども実際の業務と紐づいてきたかなと感じています。

山口:私は最初の1ヶ月の研修で「だいたいこういうことをやっているのかな」と概要までは掴めていて、2ヶ月目になった今、プロジェクトに主に関わるシステムについては理解ができたという感じですね。実際にプロジェクトに入ることで分かってくるものもあるなと思います。

 

――研修の1ヶ月だけで全てを覚えるのではなく、現場に出てキャッチアップしながら理解を深めていくのですね。オフラインの研修と比べて、同じ内容を理解するにも難しさがあるのではと思いますが、伝える側の正金さんが苦労された点や、工夫された点はありますか? 

正金:オンラインだと、事前にしっかりと用意しておかないと伝えづらい、という点があります。例えば会議室に集まってホワイトボードを前に研修をすると、自分の頭の中に知識として入っていることであれば描きながら説明を組み立てていくことができますが、オンラインだとその手は使えません。そうなると筋道を立てて資料を作っておかなければいけなかったりと、必要な準備が変わってきますね。

alt

また対面であれば気軽に質問できていたことも、オンラインだと声をかけづらい部分もあるのかなと思うので、Teamsなどのツールを使って小さなことでも積極的に発信するようにはしています。

 

――山口さん、矢崎さんからも、オンラインでのコミュニケーションについて教えてください。

山口:メンターの方についていただいていて、毎週1on1をしたり、プロジェクトも一緒に入っていただいたりしているので、分からないことはすぐに聞くようにしています。疑問をぶつけると、問い合わせ先や分かる範囲での答えをくださるので、気軽に声をかけられるようになりました。

alt

矢崎:私もメンターの方を頼っています。チャットで積極的に質問をしたり、「30分お時間をください」とお願いして話を聞いてもらったりもしていますね。

 

――顔が見えない中で意思の疎通が難しいからこそ、待つだけでなく自分からも働きかけていく姿勢が大切なのかもしれませんね。それでは最後に、これからやりたいことや目指す姿についての思いを、お聞かせください。

山口:まずは今関わっている Salesforce 導入のプロジェクトを成功させること。そして、それを通してスキルや経験を積んで、今度は自分がプロジェクトをリードできるような立場になって組織に貢献していきたいと思います。

alt

矢崎:私は、皆さんの創造性を活性化させる役割を果たしていきたいと思っています。システムを使う過程で、組織の中で「こうしたい」「こんなことができるといいな」とアイデアが生まれて広がっていくはずです。その発想や実現の手助けになるような仕事をして、「いてくれて良かったな」と言ってもらえるようになりたいですね。

 

――お二人とも、ありがとうございます。このような素敵なメンバーがジョインしてくれましたが、これからメディアBITA部はどのような組織になっていくのでしょうか。 

正金:私たちメディアBITA部は、ITを使った業務の基盤を提供することで、転職メディア事業を支える立場です。この先、転職メディア事業そのものが、今の時代、そしてこれからの時代に合わせて大きく変わっていくにあたり、その変化をITの活用によってより加速させる責任を担っています。

2021年になり、とてもパワーのある方たちに参画していただくことができたので、これからよりワクワクするチャレンジをしていきたいなと思います。

alt

――新たなメンバーを迎え、さらに活躍の場を広げていくメディアBITA部を応援しています。ありがとうございました!

(取材=伊藤秋廣(エーアイプロダクション)/文=永田遥奈)

alt

正金 秀規 Hideki Masagane

BITA統括部 メディアBITA部 ゼネラルマネジャー

1990年代にAI・自然言語の研究開発からIT業界へ入り、多数の外資系ITベンダーや監査法人系ファーム、フランスのベンチャー企業の日本法人立ち上げ等を経験。金融機関向けITとデータ中心ソリューションを自身の専門分野とし、ソリューションアーキテクト、プロジェクトマネージャー、マーケティング、コンサルタント等の様々な立場と役割を担う。働くことを選択できる社会の実現へ繋がる仕事がしたい考え、2020年5月にパーソルキャリアに入社。

alt

矢崎 まなみ Manami Yazaki

BITA統括部 メディアBITA部 メディアBITAグループ リードコンサルタント

大学にて経営工学・統計学を学ぶ過程で、ITの効率化・データ化に興味を持ち、IT業界に入る。国内Sier、ベンチャー、外資系ITベンダー、学術系サービス事業にて、バックオフィス業務に関するシステムを中心に基幹システム構築や運用保守業務を経験。人生の岐路を支援する事に貢献したいと考え、2021年1月パーソルキャリアに入社。

alt

山口 佳穂 Kaho Yamaguch

BITA統括部 メディアBITA部 メディアBITAグループ コンサルタント

大学では法学部で法律を勉強していたがIT業界に興味を持ち、2018年に新卒で商社系SIerに入社。インフラエンジニアとしてオンプレサーバーのAWS移行に従事。その後、SaaSベンチャー企業の営業戦略推進部にてSalesforceを使った業務改善施策の推進を担当。事業会社で事業を見ながらITを推進する仕事がしたいと考え、2021年1月にパーソルキャリアへ入社。

※2021年3月現在の情報です。