新卒入社から8か月を振り返って #doda Developer Group Advent Calendar 2024

doda Developer Group Advent Calendar 2024 7日目の記事です。

初めに

皆さんこんにちは。プロダクト開発統括部 グロース開発部 CRM 開発グループの白鳥です。

2024 年の 4 月に IT コンサルタント職として新卒で入社し、11月までは上記のグループに所属しておりました。しかし 12 月よりグループが異動になり、doda サイト2グループでマイページリビルドプロジェクトに参画することとなりました。

今回は CRM 開発グループ所属時代に初めて担当したプロジェクトでの振り返りと学びを書いていきます。

プロジェクト概要

配属後に初めて私が担当したプロジェクトは dodaMaps*1 の、とある対応プロジェクトでした

内容としては dodaMaps から送信されているスカウトメールのテンプレートに文言の追加をするというものです。

難易度としても新卒の私にはちょうど良いという甘い認識のもと取り組み始めました。

取り組み内容

具体的に私が担当した工程としては以下の工程になります。

影響調査/設計工程

まず、どのプロジェクトでも行いますが、影響調査を行い、実装した際に他のシステムなどに影響がないかを調査しました。

dodaMaps の開発では調査内容とそれを元に修正/更新が必要となった設計書を調整し、ベンダーさんのレビューもいただきながら進めていきます。

この工程で正確に調査を行えていないとリリースした後に不具合やトラブルの原因となることを知り、気を引き締めないといけないと感じました。

製造/ UT 工程

影響調査も完了し、どこを修正するかが明確になったら、次は実装に入っていきます。

文言を追記するという軽微な修正であっても、 UT 工程で必要なチェック観点をまとめた UT 仕様書を作成する必要があります。

各観点からチェックする内容を過不足ないようにレビューもいただきながら作成しました。 UT を実施する際も Excel にエビデンスを正確に残すことで質を保っていることを知りました。

ST 工程

ST 工程では実際にテストアカウントにスカウトメールを送り、Outlook や Gmail で確認するという観点の元、UT 工程同様に ST 仕様書を作成して実施しました。

また、ST 工程に入る際、ステージング環境にリリースするのですが、リリース手順書やリリースする資材のレビューなどの工程があり、質を保つことが重要だと知りました。

リリース作業

最後にリリース工程ですが、実際にリリース作業を行うのは私ではなく別の担当の方でした。しかし、リリース前にはリリース計画書の作成・リリース判定チェック表の作成/レビューなどの準備します。

それらが完了した後、リリース作業に立会いさせていただきながら無事にリリース完了となりました。

直面した課題と学び

軽微な修正だからという甘い認識を持ったまま取り組み始めたこのプロジェクトでしたが、分からないことだらけで、うまく進められない焦りと悔しさがありました。

挫折

1 つ上手くいかなくて落ち込んでしまった事例としては、自分の中では問題なく実施できていると感じていたテスト工程もレビュー依頼を出すと大量の修正が返ってくるということでした。

求められている成果物との乖離や、エビデンスに正確に残せていないなどのケアレスミスが重なり、レビュー依頼をすることに恐怖すら感じていました。

得た学び

その後、何度も見直しをしたり、繰り返し同じミスをしないような方法をブラザーと一緒に考えるなど、悩む中で得た学びが大きく 2 つありました。

報連相の大切さ

ありきたりではありますが、事前に成果物のイメージの擦り合わせを行い、作成途中でも認識の差異がないか確認することで、最後に大量のミスに気付くということをなくせると感じました。

質問力

とはいいつつも、私はなかなか気軽に相談したり、確認の依頼をすることが苦手でした。原因としては 2 つあり、1 つ目は自分で調べたほうが良いのか、すぐ相手に聞くべき問題なのかの区別がつかない所です。2 つ目は質問する際に何をどのように聞けば求めている回答が貰えるのかが分からず勝手に不安な気持ちになっていたというものです。

私の場合、質問をする際の簡単なテンプレートを用意しており、まずは自分の中で整理してから質問をするようにしていました。

現在の状況

試したこと/確認したこと


知りたい事

自分の中でルール化してしまえば勝手に不安を感じて無駄な時間を過ごすことはなくなるので、まずはテンプレートを使うという形にしました。

実際に質問する際にも現状、自分が試したこと、知りたいことを正確に伝えるという質問する技術を今後も向上させることで、プロジェクトを円滑に進めていきたいです。

最後に

このような感じで最初のプロジェクトで挫折もありつつ、学びの多い濃い時間となりました。

CRM 開発グループで得た学びは、マイページリビルドグループでも活かしつつ、成果にこだわって活動していきます。また半年後には後輩も入社する予定ですので、負けないように努力していきます。

 

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白鳥 駿  Shun Shiratori

プロダクト開発統括部 グロース開発部 dodaサイト2グループ

2024年4月に新卒でパーソルキャリアへ入社。4月にCRM開発グループに配属され、現在はdodaサイト開発2グループに参画。

※2024年12月現在の情報です。

*1:doda Mapsとは、法人顧客向けサービスで、データベースにスカウトを送ることができるサービスです。