人事がGoogle AppSheetを活用したノーコード開発に挑戦! Advent Calendar 2024 Vol.13 ​#全社横断1on1プラットフォーム


まずはじめに


はじめまして。人事本部 エンプロイーリレーションズグループの土手です。
タイトルに記載の通り、Google AppSheetを活用したノーコード開発にチャレンジしました。アプリ開発の経験やIT知識が乏しかった私がアプリを開発する過程とその中で気付いたことや学んだことお伝えします。

アプリ開発の経緯


私が所属するエンプロイーリレーションズグループを簡単に紹介します。
我々の組織は、『経営理念の浸透・共感を生み出す』『自律的に行動・成長する文化づくり』『社員のつながりづくり』を軸に、社内のイベント、サイト構築、記事制作・広報を行っております。今回は、”社員のつながりづくり”を軸として、全社横断的にコミュニケーションが活性化するようなプラットフォームをアプリでつくれないかと考えを巡らせました。
 
そこで、コミュニケーション活性化の手段として、日常的に社員が行う”1on1”を通じて事業部を超えて社員同士がつながる仕組みをつくろうと考え、全社横断的に1on1を依頼・設定できるアプリの開発に取り組みました。

アプリについて

アプリの概要

目的:『事業部を超えたコミュニケーションを活性化させ、新たなイノベーションを生み出す』
だれに:事業部を超えて1on1を実施したいと考える社員
なにを:他事業部の社員と気軽につながることができるアプリ
どのように:気軽に1on1の依頼ができるようにする

アプリに必要な機能

アプリを開発の前に、事業部を超えた1on1が促進されるために必要な機能は何かを考えました。

①メンターを選ぶことができる
(+メンターの1on1に対する思いが知れる)
背景として、これまで事業部を超えた1on1の取り組みが実施されてはいるが、メンティ側がメンターを選べないケースがほとんどであったため、メンターを選べる機能を追加しようと考えました。また、メンターのプロフィールに1on1に対する意気込みを記載し、メンティ側の依頼時の心理的ハードル、たとえば、「この人に1on1を依頼してもいいのかな?」というような雑念を排除したいと考えました。
 
②メンターに気軽に依頼ができる
背景として、メンターと接点もない上に依頼メールを考えるのも工数がかかり、結局依頼をあと回しにして依頼をしないケースが多いと想定しました。そのため、依頼時は定型メールが自動で立ち上がる機能が必要と考えました。
また、仕組みの話ではありますが、本人に1on1を依頼するのではなく、送信先を第三者の事務局に設定し、第三者が日時設定をすることで依頼ハードルを下げるといったことも考えました。
 
抵抗感ありつつもアドバイスで難なく作業がすすんだ
ちなみに、メールを自動で立ち上げる機能を設定する画面が以下です。
アプリ開発初心者の私にとってこの画面を見ただけでかなりの抵抗感があったのですが、アプリ相談会といった相談の時間を設けていただき、専門家からアドバイスをもらうことでサクッと解決していきました。一人で考えることも大切ですが、誰かからフィードバックをもらうこともすごく大切だと実感しました。

   
完成したアプリ
完成したアプリの画面が以下です。1on1を依頼したい人が”メンターを探す”というページからメンターのプロフィールを確認します。希望するメンターが見つかれば、一番右端の紙飛行機のマークをクリックし、定型の依頼メールを立ち上げてメールを送信し依頼が完了するという仕組みです。

最後に、アプリ開発を得て得た気づき


記憶の定着をさせることに一苦労 開発は細かな作業の繰り返しなので、作業から数日経ってしまうと記憶を呼び戻すまでに時間がかかることが多々ありました。運動や語学などと一緒で毎日すこしずつアプリ開発の環境に触れることが大事だなと痛感しました。

フィードバック頻度 アプリそのものへのフィードバックや開発作業におけるフィードバックを積極的にもらうことによりアプリの品質が高まっていくこと、また作業効率が格段に上がっていくことを実感しました。さらに、自分が第三者に言語化しながら説明していくことで、もっとこんな機能を加えてみたいなどの発想もどんどん出てきて楽しく開発ができました。 最後に、今回の機会をいただけたこと、また今回の取り組みを企画・運営いただいた皆様に感謝したいです。 ありがとうございました!!!

まとめ


アドベントカレンダー13日目は全社横断コミュニケーションアプリを開発しました! 次回は鈴木さんにバトンタッチしようと思います! 引き続き人事によるGoogle AppSheetのアドベントカレンダーは続くので是非読んでください!

土手善道 Yoshimichi Dote

人事本部 エンプロイーリレーションズ部 エンプロイーリレーションズグループ マネジャー

人事本部 エンプロイーリレーションズ部に所属。パーソルキャリアのミッションを推進に向けて、会社と個人をコミュニケーション施策でつなげるための記事やイベント、コンテンツなどの企画と運営を行っています。趣味は、塊根植物の育成。

※2024年3月現在の情報です。