- はじめに
- ノーコードでアプリ開発とは?
- STEP1:どんなアプリを作ろうかな?~開発するアプリの決定~
- STEP2:実際にアプリを作ってみよう!
- STEP3:アプリ完成!
- 実際にアプリを開発してみてどうだった…?
はじめに
みなさんこんにちは!人事本部 人事サービス推進部の柳元です。普段は『仕事×ライフの両立支援施策や休職者のサポート』をメインとするお仕事をしております。
アプリ開発というとIT部門の仕事、ITリテラシー・スキルを持っている人、専門知識がある人が携わる業務…というイメージですが、今回はIT初心者である人事部門の私が、ノーコードでアプリ開発をする研修に参加する機会をいただけたので、アプリ完成までの道のりを簡単にご紹介したいと思います。
ITとか苦手だし難しいかな‥‥と思っている方でも簡単に概要だけでも理解できるようシンプルに記事をまとめてみたので、ちょっとした合間に読んでいただけたらと思います。
ノーコードでアプリ開発とは?
プログラミングの経験や業務アプリケーションの開発スキルをそれほど持たない人でも、データソースを用意してツールに読み込ませることで、簡単にアプリを開発・運用することができます。今回の研修では、Google社が提供するAppSheetというアプリを使って開発をしました。
STEP1:どんなアプリを作ろうかな?~開発するアプリの決定~
アプリ作成はチームで行いました。同じ人事部所属の4名。もちろん4名ともアプリ開発未経験者です。まずは『どんなアプリを作ろうかな?』『自分たちで作れるか作れないかは後で考えるとして…どんなアプリを作りたいのか』と、ライトに意見交換をしながらアプリのイメージを固めていきました。
やはり人事部門だからなのか、管理アプリの案が多く起案され…………
議論を重ねた結果『役割・業務見える化アプリ』に決定!!
他部署の業務や誰が何を担当しているのかが見えない…管理が煩雑になっており可視化されていないため、アプリ上で簡単にメンバーの担当業務や役割が管理(見える化)できることで、単純な業務管理だけではなく、新たなつながりも生み出せたらな…という思いから、業務連携アプリを作成することに決まりました!
アプリ作成の背景
- どの業務を誰がやっているかわからない
- 他業務でも同じ課題を抱えていることがあり、気づいたら知らないところで誰かが着手していた…ということを防ぎたい
- 役割や課題を管理するだけでなく、全体に公開することで多角的な視点で意見交換や課題共有することができる状態としたい
アプリの特徴
- 誰がどの業務を行っているのか部内で可視化
- いつでもだれでも簡単に入力可能
- 業務にてチャレンジしたいこと、目指したい方針を示すことで部内のつながりを生み出す
STEP2:実際にアプリを作ってみよう!
まずはじめにアプリのキーとなるデータソースを作成します。続いてデータソースをアプリに取り込みます。アプリに取り込むとこのように各テーブルの調整を行うことができます。
ポチポチとそれぞれルールや設定を行い画面構成を作成してゆきます。
『役割・業務見える化アプリ』では3つの構成で作ってみました!シンプルに①新規登録 ②検索 ③担当一覧画面の3つ。
とにかく簡単に!わかりやすく!をモットーに画面を構成。
STEP3:アプリ完成!
実際の画面がこちらです。①新規登録画面
- 自身の業務を追加/削除ができる
- フリーコメント欄に今後業務でチャレンジしたいことなど記載ができる
☛ こだわりポイント:各入力項目に条件分岐を設定してより簡易に入力できるようにしました。
例えば、所属名を入力するとその所属に紐づく業務項目が範囲選択されるなど…
②検索画面
- 検索画面では好きな項目で検索ができる
- 検索結果を一覧で確認ができる
- 選択した業務の詳細を確認ができる
- 画面上部の検索窓でフリーワード検索も可能
- メンバーのフリーコメント欄に「いいね!」が押せる
☛ こだわりポイント:どのワードでも検索ができ、一画面で検索結果の詳細まで閲覧が可能。
フリーコメントをカード式にして見やすくしました。
イイネ!ボタンは特にこだわったポイントですが、実は設定にとても苦労しました。。。
③担当一覧画面
- 登録メンバーそれぞれの業務が一覧で把握ができる
- 項目ごとに並び替えができる
- 担当一覧画面でも対象者を選択すると業務詳細を確認することができる
☛ こだわりポイント:登録情報を全て一覧化して確認ができるので、全データからカテゴリごとに検索したい時にオススメ!
実際にアプリを開発してみてどうだった…?
正直AppSheetに触り始めた最初の頃は「???」となることが多かったです。公式マニュアルはないのでとにかく触ってみてアプリの反応を確かめながら進める…という探り合いながらのスタート!
チームで作成していたので、それぞれがネットで調べながら意見やアイデアを持ちより完成まで進めることができました。
もちろん講師のみなさまにもサポートいただき完成することができたのですが、大事なのは「とにかくチャレンジしてみる!」ということ。
教科書やマニュアルからじっくり探すことも大切ですが、それぞれが持ち寄った知識をまずは試してみて、ダメなら他の方法で…というように何度何度も試しながら少しずつ微調整しながら進めてゆきました。
アプリ開発と聞くと、とても複雑で普段触れてない者からすると一見違う分野の遠い存在と思いがちですが、実際飛び込んでみると思っていたよりも難しいものでもない、ということもあります。
習得するまではつまずくこともあるかもしれませんが、今回AppSheet開発スキルを得たことで人事業務の幅や可能性が広がったと感じています。
IT?システム?アプリ?苦手だな~‥‥と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、本を読むでもYouTubeを見るでもいいし、スキルのある人にとりあえず話を聞くでもよし、ぜひ一度触れるところから初めてみてもいいかもしれません。
(個人的にYouTube解説は、本やネット検索よりも分かりやすかったです!)
人事×ITという新たなカテゴリですが、苦手意識を持たずに今後もどんどんチャレンジしてゆこうと思います!
アドベントカレンダー7日目は役割・業務見える化アプリを開発しました!
次回は千葉さんにバトンタッチします!
引き続き人事によるGoogle AppSheetのアドベントカレンダーは続くので是非読んでください!
柳元 麻美 Mami Yanagimoto
人事本部 人事マネジメント統括部 人事サービス推進部 ライフサポートグループ メンバー
2015年にパーソルキャリアに中途で入社。入社後はキャリア採用部で中途採用や採用企画に携わる。現在は社員のワークライフインテグレーションに向けた企画立案や産育介護コンシェルジュ、BPR業務に従事。
※2024年3月現在の情報です。