技術広報を続けてきて考える「場づくりの重要性」について #techtekt Advent Calendar 2022

技術広報を続けてきて考える「場づくりの重要性」について #techtekt Advent Calendar 2022

こんにちは。techtekt編集部のモリタです。

本メディアの運営を中心に、技術広報として外部イベントやメディアでの発信に関する企画、技術コミュニティTECH Streetのお手伝い、インナーブランディング施策などパーソルキャリアでのテクノロジー活用やエンジニアやデザイナー、ITコンサルタントによる技術発信の後方支援をしています。

この記事は techtekt アドベントカレンダー2022 の 3日目の記事です🎄

タイトルの通り、今回は私が技術広報をやってきて考える「場づくりの重要性」というテーマで、気づきや学びを書いていきたいと思います。

 

考え始めたきっかけ――

本メディアも立ち上げて3年目を迎え、今年の8月には500投稿を達成し、メンバーから寄稿はもちろんのこと、発信に関する相談などが増えた1年でした。

また弊社内のエンジニアやデザイナー、ITコンサルタントの外部イベントやメディアによる登壇機会も昨年よりも圧倒的に増え、techtektだけではなく、さまざまな場所でアウトプットするシーンをいただいたように感じています。

加えて、外部の企業様とのコラボ施策も増え、「今あるものを伝える」だけではなく、「これからやろうとしていることを伝える」ために企画から入らせていただくことも増えました。

つまり、なんだかんだ大変なことはあれど、さまざまな形でアウトプットすることが続いている&増えている、ということです。嬉しい。とっても、嬉しい(感動)

まだまだ課題は多くありますが、これまで取り組んできたこと、そこからの気づきや学びを記します。

 

これまで取り組んできたこと――

意識して取り組んだことは、大きく2つです。

  • エンジニアやデザイナー、ITコンサルタントのメンバー/組織/方針を“具体的な言葉に落とし込まれるまで”知ること
  • メンバーや組織、今後の方針にあった「場」を提案し、ともに考えること

総社員数が約5,000名で、そのうちテクノロジーやデザインにまつわるメンバーは400名くらいの事業会社ですので、自ら技術や考えを発信することは、やりたい/やりたくない、得意/不得意、はもちろん分かれます。

個人的にも技術広報を担当するようになった3年前から、アウトプットすることを絶対に強制したくないと思っていました。メンバー自らが何かを目的として「やってみようかな」と思ったときに、等身大で発信しやすいと感じるものを用意しておくことに取り組んできました。

私自身、非テック人材なのでエンジニアやデザイナー、ITコンサルタントのメンバーから話を聞けば聞くほど、その専門性はもちろん、学びへの貪欲さや考え方など、勉強になることばかりです。そんなリスペクトするメンバーだからこそ、それらを具体的ににヒアリングし、対話を重ね、“その人らしい”アウトプットの在り方を一緒に模索していくことを心がけていました。
(余談ですが、その人らしさを言語化することは、キャリアコンサルタントの経験が活きました…!)

アウトプットの手段(インタビュー、寄稿、ディスカッションイベントなど)から、アウトプットの内容についての壁打ちや言語化のお手伝いなどを通じて、実際にアウトプットするまでのプロセスを一緒に取り組みながら、議論を重ねました。

また、アウトプットする中身のストーリー作りをお手伝いするにあたっては、私自身も技術に対しての知識や取り巻く環境/市場の理解、パーソルキャリア”ならでは”のポイントなどをわかっていないといけないので、この辺りは結構勉強しました📚これまでアウトプットしてきてくださった先人に本当に感謝です…!

 

気づきや学び

この1年もしっかりとアウトプットすることが継続されていたり、増えたりした背景は、これらの取り組みだけではないと思いますが、今年1年を通じて、エンジニアやデザイナー、ITコンサルタントの皆さんとこのような気づきや学びを得ることができました。


【人/組織/方針を具体的に知る】

  • 技術広報はあくまでもエンジニアやデザイナー、ITコンサルタントの後方支援であるものの、同じくらいの熱量と知識量で話せるまで理解していることが大事。
    • 適した「場」を検討するにあたっては、ここが理解できていないとズレてしまうため。
  • 方針やゴールイメージなどは、あいまいな言葉やニュアンスが複数受け取れる言葉などは極力使わない、またはきちんと定義をし、ズレをなくしていくこと

【それらにあった場を提案し、ともに考えること】

  • オウンドメディア、外部イベント、カンファレンスなどの「場」それぞれの特徴を理解して、パーソルキャリアの人や組織、方針と重なる部分の多いものから検討する。
    • 双方のメリット意識した企画、提案が必要。
  • 必ずしも狙った通りの成果が出ることはない。だからこそ、振り返り新たな施策へのチャレンジを止めない。もしくは複数のプランを同時並行で進めながら、試してみることも時に必要。

 

と、つらつらと書きましたが、最後はエンジニアやデザイナー、ITコンサルタントがアウトプットするにあたって、それらの取り組みを楽しんでできるかどうか、ワクワク感をもって挑戦できるか、がとても大事な気がしています。

そして技術広報はその体験を良いものにできるよう、最大限準備することが重要だと感じています。

 

パーソルキャリアのミッションでもある「キャリアオーナーシップを育む社会を創造する」――これらを私たち自身が体現していることで、テクノロジー活用が進み、事業やサービスを通じて社会に価値が還元できると信じています。

 

ということで、明日の#techtekt Advent Calender 2022もお楽しみに~👋

 

パーソルキャリア もりた

もりた

戦略企画統括部 組織開発部 Techリレーショングループ 

2009年パーソルキャリアに入社。キャリアコンサルタントやマーケティングの経験を経て、人事へ異動。エンジニア採用やオンボーディングなどの施策検討などを行い、現在は採用広報として、エンジニア向けオウンドメディア「techtekt」を運営する。

 

※2022年12月時点の情報です。