自宅サーバーのすゝめ #PERSOL CAREER Advent Calendar2025

はじめに

こんにちは。
doda Developer Group Advent Calender 2025 15 日目の記事です。 カスタマープロダクト本部プロダクト開発統括部 doda グロース開発リビルド推進グループの内山です。 最近は会員登録機能のリビルドを行っています。

皆さんは自宅サーバーを持っているでしょうか。
今回は IT エンジニアになったばかりの初心者にこそおすすめな自宅サーバーのお話をしたいと思います。 専門用語がたくさん登場するので、わからない単語は調べていただけると幸いです。

自宅サーバーとは

サーバーと言っても、基本的にはただの PC です。
普通の PC と少し違うのは以下の点くらいでしょうか。

  • 24 時間起動している点
  • モニターにはつなげない点

サーバーの定義は検索すると以下のように出てきます。

サーバーは、ネットワーク上でクライアント(利用者)に対して特定のサービスを提供するコンピューターシステムです。

(サーバーとは?意味・用語説明| IT 用語集| KDDI 株式会社より引用)

メインの PC とは別にサービスを常駐しておけるということですね。

基本的には別にメイン PC(クライアント)があって、そこからコマンドラインで操作する形になります。

自宅サーバーのメリット・デメリット

自宅サーバーを運用する上でのメリット・デメリットは以下のようなものがあります。

メリット

  • Linux やインフラを体系的に学べる・遊べる
  • 電気代以外の維持費がかからない
  • メイン PC とは別の環境なので気軽にいろいろなものを試すことができる。

デメリット

  • 初期投資費用がかかる
  • セキュリティリスクがある

PC の選び方

まずはハードウェアが無いと始まりません。 基本的には安くて小さめなデスクトップ PC をおすすめします。
新品なら 30,000 円前後あれば足ります。CPU は Intel なら Core シリーズ、AMD なら Ryzen シリーズの型落ちを狙うと良いと思います。 メモリは最低 4GB、できれば 8GB あると良いと思います。
詳しい方や、知り合いに有識者がいる方の場合は中古がおすすめです。 中古 PC であれば、10,000~15,000 円もあれば結構良いものが買えると思います。 ちなみに中古で 3 万円程度出せばゲームのサーバーを立てることも可能です。
また、最初のセットアップ時にモニター、キーボード、OS インストール用の USB メモリも必要になってきます。

最近はメモリ価格の高騰が辛いです。

OS の選び方

基本的には Linux ディストリビューションから選ぶ形になると思います。
昨今のサーバーの大半が Linux で動いているといっても過言ではないです。
こだわりがない方はUbuntuで大丈夫です。 コマンドラインに自信がない方は最初デスクトップ付きのものを選ぶと良いと思います。

Ubuntu Server がデスクトップなし(すべてコマンドライン)、Ubuntu Desktop が普通の Windows や Mac のような感じです。
ダウンロードはこちらから。

普通がつまらない方はProxmoxFreeBSDを入れてみてください。

今回は詳細なインストールの手順は省略させていただきます。

私はArch Linuxを愛用しています。理由は特にないです。良くも悪くも AUR で何でも入ります。インストールの難易度は高めです。

使い道の紹介

使い道の前に、メインの PC から操作できるようにするのはマストです。SSH というプロトコルを使用します。
Tailscaleが簡単で良いですが、練習のため 22 番ポートを開けて鍵を発行するのもオススメです。 (ルーターのポート公開はむやみに行わないように気をつけてください。)

前置きはここまでにして実際の使用例を紹介します。

  • ストレージとして使用する。
  • DNS サーバーを構築する。
  • Web サイトの監視に使用する。
  • ローカル LLM を動かす。(かなりのスペックが必要です。)
  • ゲームのサーバーを動かす。(かなりのスペックが必要です。)
  • AI エージェントを動かす。(メイン PC で動かすよりも安全です。)
  • WordPress など、構築の練習をする。
  • 自作アプリケーションをデプロイする。
  • スマート家電を管理する。
  • コマンドラインを操作する上で便利なツールを入れる。
  • ドキュメントを管理する。

ポート開放を伴う外部公開にはセキュリティ面で非常に注意が必要です。もし公開する場合は自己責任でお願いします。

最後に

同じアプリケーションを動かすにも、Linux 上に直接サービスを常駐させたりコンテナ技術を使用したり選択肢がさまざまあるので、それらを検討するのもおもしろいです。

時には自分でビルドしてパスを通すような場面もあると思います。
エラーもたくさん起きると思います。その際のトラブルシューティングで少しずつ力はついていきます。
そのような経験が IT エンジニアとしての地力を底上げすると思います。

直接 Web 開発で活きる場面は多いとは言えないです。 ただ、環境構築や障害の原因調査などふとした時に確実に活きる力が身に付きます。

皆様が自宅サーバーにチャレンジするきっかけとなれば幸いです。

ありがとうございました。

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内山 涼太 Ryota Uchiyama

プロダクト開発統括部 doda グロース開発リビルド推進グループ

2024年度入社です。