【マジックハット社×パーソルキャリア 特別座談会】Jamf Proを活用して効率的にセキュアな環境を

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パーソルキャリアでは、グループ標準PCと呼ばれるWindowsのPCを社員に貸与し、業務を進めています。開発を担うエンジニアは、MacかWindowsなどを選択し、開発効率が上がるマシン(以下、開発PC)で業務にあたっていますが、グループ標準PC以上のスペックを保有するため「管理」「セキュリティ」「データ保護」などが必須になります。

グループ標準PCはもちろん、Apple製品でも同様にこれらの管理をより強固なものにするため、サービス開発部ではAppleデバイス管理ツール「Jamf Pro」を導入しました。そこにはどのようなポイントがあったのでしょうか。

今回は、Jamf Proを取り扱うマジックハット社のCo-CEO・湯浅様、Business Development・Grace様、Sales Manager・余越様をお招きし、本プロジェクトを主導したサービス開発部のエンジニア、@_k725とともに話を伺いました。

 

ツール活用で、生産性とエンプロイーエクスペリエンスの向上を目指す

 

――本日はよろしくお願いいたします。まずは、改めてマジックハット様の会社概要と皆さまの役割について、教えてください。    

 

株式会社マジックハット 代表取締役社長 湯浅 尚雄 様の写真

株式会社マジックハット 代表取締役社長 湯浅 尚雄 様

湯浅:株式会社マジックハット 代表取締役共同経営責任者の湯浅と申します。よろしくお願いいたします。弊社は、Apple出身の技術者で設立した、Apple製品に特化したソリューションプロバイダです。

私自身がAppleに10年以上勤め、iPad日本導入の責任者も経験した中で、アメリカでは爆発的に売れた製品が日本では1/10程度の普及にとどまるという状況を目の当たりにしました。特にエンタープライズやエデュケーションの領域では、技術のキャッチアップが遅れてしまうんですよね。そこで、最先端の情報を集めて技術支援を行うことで、最新の技術の社会実装を後押ししようとこの会社を立ち上げました。本日は当社メンバーの余越 、Graceが参加させていただいております。

 

余越 :私もApple出身で現在はSales Managerを担当しており、お客様と対面でさまざまな会話をしながら、技術支援をさせていただいています。

株式会社マジックハット Sales Manager 余越 様 (左)とBusiness Development Grace 様(右)

Grace:私は昨年の10月に新卒で入社し、Business Developmentを担当しています。最近では国内展開を始める海外製品のWeb作成やブランディングを進めており、ブログやSNS運用の展開も始めようと取り組んでいます。本日はよろしくお願いします。

 

――パーソルキャリアの@_k725さんからも、自己紹介をお願いいたします。

 

 @_k725:私はパーソルキャリアが3社目で、ジョインして2年ほどが経ちます。前職は外資系のベンチャー企業で、エンジニアとしてtoB向けのサービス開発を行っていました。

エンジニアリング統括部 サービス開発部 第3グループ エンジニア @_k725の写真

エンジニアリング統括部 サービス開発部 第3グループ エンジニア @_k725

パーソルキャリアでは新規サービス開発を行うエンジニアリング統括部 サービス開発部に所属し、業務システムの開発を立ち上げから担当した後、現在は主に部内の業務環境の整備に取り組んでいます。

 

――今回サービス開発部で、Appleデバイス管理ツール「Jamf Pro」を導入されたと伺っています。Jamf Proの特徴について教えてください。

 

湯浅:MacやiPadなどのApple製品を企業や学校で活用する際の、統合管理を可能にするツールで、次のような機能があります。

  • 端末の導入や各種設定、制限を自動化
  • 1つのコンソール画面からすべての端末状況を管理可能
  • すべてのアプリケーションを遠隔自動管理
  • macOS, iOS, iPadOSなどに組み込まれたセキュリティ機能と連動したデータ保護を実施

つまり導入時に端末の電源を入れれば、IT管理者が作業を行うことなく、自動的に設定がなされて会社・学校仕様の端末になりセキュリティも担保されるということです。Apple製品を社員が選択できる端末としていらっしゃる企業様であれば、ほとんど導入がされているようなツールです。

 

 

――サービス開発部でJamf Proを導入するに至った背景には、どのような課題感があったのですか?

 

@_k725:サービス開発部はメンバー200名程度、小さな会社くらいの規模の組織で、当初はシステム管理者が一台一台の端末を管理している状況でした。改めて部内のルールや環境を見渡してみると、整っていない、非効率的な部分が多かったんです。

例えば端末のアップデート一つをとっても、管理者が「新しいバージョンにあげてください」と一人ひとりに声をかけているような状況で、これは言う側にとっても言われる側にとっても気持ちのいいものではありませんよね。また「暗号化機能をかけているか」「アンチウイルスソフトを入れているか」といった重要事項を確認するために、メンバーが設定のスクリーンショットを撮ってフォルダに格納するといった作業も生まれていました。

これら一つひとつの管理作業は非常に非効率的で、業務の生産性がどうしても低くなってしまいます。採用を強化していこうという時期でもあったので、今後エンジニアやその中でもMacを使うメンバーが増えてくることを想定し、環境を整えてエンプロイーエクスペリエンス向上を目指したいなという思いがありました。

 

要件定義や設計の支援を受け、組織に合わせたカスタマイズを経て導入へ

 

――そうした課題を解決する手段としてツール導入を検討される中、Jamf Pro、そしてマジックハット様を選ばれた訳を教えてください。

 

@_k725:Mac製品に特化したツールで、かつ「監視」ではなく「管理」ができるツールを探している中、他社様のブログで拝見してJamf Proを知ったのが最初のきっかけです。

検討の過程では、サイトから申し込むと即お試し用の環境を払い出していただけるとのことだったため、申し込みをして環境の適用を受け、まずは独自でツールの検証を進めていました。競合製品もほとんどなさそうでしたし、実際に触ってみると管理できる内容や機能もとても良さそうだなという印象だったため、Jamf Proにしようと決めました。

その後、Jamf Proの日本法人であるJamf Japanからご連絡があり、このツールの販売を扱っていらっしゃる企業様としてマジックハット様をご紹介いただき、コネクションが生まれたという流れでしたね。

 

 

――問い合わせを受けて、マジックハット様としてはどのような印象を持たれましたか?

 

湯浅:通常ですと、Jamfの日本法人にご連絡をいただいて私たちがご説明にあがり、導入のコンサルテーションや試用のサポートを行わせていただいてから、ご購入を検討される流れで進めることが多いんですよね。@_k725さんはご自身で直接本国に連絡され、検証も済ませた上で導入を決められていると知り、率直に驚いたというのが最初の印象です。

特に、Jamf Proは非常によくできた製品ではありますが、他方Appleのハードウェアの暗号化やOS管理、アプリケーション配信などにまつわるスキルや知識が必要な製品でもあるため、@_k725さんがそれを独学的にマスターされていた点には、非常に驚かされました。

 

@_k725:先に検証を行ってはいましたが、購入するにあたり湯浅様のおっしゃった導入のコンサルテーションを受けさせていただきました。導入時の要件定義や設計、マニュアルに書かれていないコンテキストなどについて詳しくお話を伺い、実際に導入を進めました。

 

――個人情報を取り扱うような会社ならではの、導入時のポイントなどはありましたか?

 

湯浅:「セキュリティ」と「運用支援による省力化」の両方の側面がある製品なので、基本的に両方を入れて、そこから先はこのツールをベースに各社で設定をされていく形になります。例えばグローバルでビジネスをされているような大規模な企業様の場合、世界的なCISなどのセキュリティガイドラインに準拠するような設計にしていく、というイメージです。

パーソルキャリア様に関しては、「個人情報を扱うHRの企業様」というよりは「社内で、Apple製品を利用した開発環境、開発部署をお持ちの企業様」という位置づけで、コンサルテーションをさせていただいています。 

 

社員が“管理の仕組みを意識せず”に最大のパフォーマンスを発揮できる環境を

 

――実際に導入されていかがですか。改善された点と残課題などがあれば教えてください。

 

@_k725:法人のAppleアカウントで購入したMacについては、Jamf Proが検知して自動的に設定を行ってくれるため、エンドユーザーがWi-Fiに繋ぐと瞬時に設定情報を読み込んでセットアップができる、という状態になっています。そのため管理者がキッティングを行うことなく、そのまま端末をメンバーにお渡しできるようになりました。

もちろん管理者の観点から運用工数を大幅に削減できると思いますし、エンドユーザーの観点から考えてみても、やはり真新しい端末を触れることの心理的な嬉しさもあるのではないでしょうか。

Jamf Proがフレームワークとして動いてくれているので、課題はほとんどクリアできている状態で、後は管理者の腕次第というところですね。Jamf Proはあくまで土台なので、今後企業のルールや運用担当者の好みなどに合わせてカスタマイズしながら、またエコシステムの中で使えるさまざまなツールと組み合わせながら、活用していきたいなと思っています。

 

――企業でMacとWindowsが併用されるような状況も増えている中で、より管理が複雑になってきているのではと捉えています。企業は端末の管理において、どのような点に留意すべきだとお考えですか?

 

湯浅:MacやWindowsの端末をどう管理していくか、という話の一歩手前で、まずは個々人が最もやりやすく生産性高くパフォーマンスができる、管理を意識せずに働ける環境づくりが大切なのではないかと思います。

株式会社マジックハット 代表取締役社長 湯浅 尚雄 様の写真

全端末をWindowsで統一すれば管理も簡単なのにもかかわらずあえてMacを選択するのには、明確な理由があるはずです。

「最大限生産性を高めるために、自分と環境に最適なマシンを選ぶ」「社員が現時点で最大のパフォーマンスを発揮できる環境を整える」――こういった本質をふまえ、ユーザーが “管理の仕組みを意識せずに、今まで通り使えること” を実現するために、Jamf Proのようなツールを活用いただきながら、プラットフォームごとにきちんとルールを決めて運用していけば良いのではないでしょうか。

 

――貴重なお話をありがとうございました。それでは最後に、皆さんが今後チャレンジしたいことについてお聞かせください。

 

Grace:現在担当しているWebの積極的な活用とビジネス領域でのSNS運用を進めていきたいというのが一つです。また今回のような有益な事例紹介を自分自身で作れるようになり、コンテンツを増やしていけたらと思っています。

 

 余越:私がApple製品に関わっていた頃は、Macを使うのは外資系企業や企業の中でもエグゼクティブのみに限られていました。ですが、今では求職者の方が求める条件として「Apple端末の使用が可能であること」が前提になることも増えるなど、状況が変わってきています。

今後Macがビジネスの世界で “より当たり前に” 使われるようになっていくためにも、Jamf Proをもっとスケールさせ定着させていければ良いなと思います。

 

@_k725:Macだけにとどまらず、モバイル向けのJamf Proライセンスも購入させていただいたことで、かなりできることの幅が広がってきています。今後もApple製品を活用しつつ、マジックハット様ともやりとりをさせていただきながら、パーソルキャリアとしての知見を深めていければと思っています。

 

湯浅:Jamf Proだけでなく現在準備を進めている最新のソリューションもどんどん皆さまにお届けし、「日本が常に世界標準、最先端の環境にある」という状態を作れるようご支援してければと思います。

 

――本日はありがとうございました!

 

(取材=伊藤秋廣(エーアイプロダクション)/文=永田遥奈)

湯浅 尚雄 YUASA Takao

株式会社マジックハット 代表取締役社長

1999 年、アップルジャパン株式会社に入社。営業及びビジネスプランナーとして営業戦略立案、実施に従事。2004 年、コンシューマセールス本部 本部長就任。2008 年、エディケーションセールス本部 本部長就任。2010 年、iPad セールス本部 本部長就任。Mac, iPod 等コンシューマ主力製品統括責任者、iTunes U 立ち上げ等教育市場開拓責任者、iPad 日本市場投入統括責任者などを歴任。2011 年、株式会社マジックハットを設立し、代表取締役 共同経営責任者に就任。

 

Grace Goodrich

株式会社マジックハット Business Development

2017年 来日、立命館アジア太平洋大学入学、メディア専攻。2021年株式会社マジックハットに入社。海外のソリューションベンダーの開拓、国内展開におけるマーケティング活動に従事。

 

余越 美昭 Yoshiaki Yokoshi

株式会社マジックハット Sales Manager

2014年アップルジャパン株式会社に入社。ダイレクトセールス部門にて、SMB向けセールスマネージャ、エンタープライズ向けのアカウントマネージャなどを歴任。2019年、株式会社マジックハット入社。大口顧客へのハイタッチセールスおよび販売パートナーのマネージメントを統括。

 

@_k725

エンジニアリング統括部 サービス開発部 第3グループ エンジニア

 

 

※2022年4月現在の情報です。

 

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