
こんにちは。
プロダクトマネジメント統括部 PdM1部の新卒ディレクター 高橋聖乃です。
この記事では、新卒でPdMとしてキャリアを始めた私が、この1年で向き合ってきたことや、そこで見えてきた学びをまとめました。
新卒で企画職に入ると、日々の意思決定やプロダクトに向き合う姿勢、現場との関わり方など、戸惑うことも多いものです。私自身も、バレエという全く違う世界から飛び込んだことで、何を武器にできるのか、どう貢献していけるのか、手探りの状態からのスタートでした。
- 仕事の進め方に迷いがある
- どこから価値を発揮すればよいか悩んでいる
- 異なるバックグラウンドが強みになるのか不安
そんな思いを抱えながら働いている方に、少しでも参考になる視点が届けられたら嬉しく思います。
- はじめに──新卒PdMとして歩み始めた1年を振り返って
- 企画職のリアル──入社前のイメージとのギャップ
- 10月の異動──再スタートを突きつけられたタイミング
- 初めてのオーナーシップ(doda CONNECTでのユーザーの情報アクセスを改善する導線施策)
- 1年を通じて見えてきた“自分の仕事の型”
- バレエの20年が、意外な形で仕事に活きている
- 支えてくれた組織の存在──環境が成長を加速させた
- おわりに──異なる経験は必ず力に変わる
はじめに──新卒PdMとして歩み始めた1年を振り返って
新卒で企画職・PdMとしてキャリアを歩み始めたこの1年を振り返ると、挑戦の連続でした。
私は3歳からクラシックバレエに向き合い、高校3年生のときにはロシアのバレエ学校からスカラシップをいただき、留学準備まで進んでいました。しかしコロナ禍で渡航が叶わず、方向転換を余儀なくされました。その後、大学ではクラシックバレエを学問的・技術的に深める道を選びました。
大学では、コロナによる進路変更や怪我など、努力では避けられない理由でキャリアを変えざるを得なかった仲間を多く見てきました。そうした人たちを目の当たりにし、「環境や過去の経歴に左右されず、誰もが次の選択肢を持てる社会にしたい」という思いが芽生え、人材領域の企画職を志望する原動力になりました。
企画職のリアル──入社前のイメージとのギャップ
入社前は、企画職に対して「価値を生む役割」というイメージを持っていました。しかし実際に仕事に向き合う中で、その認識は大きく更新されました。
企画は、現場やユーザーの行動を観察し、課題を構造的に整理し、多様な関係者と認識を揃え、何度も仮説を検証し続けるプロセスの連続です。華やかなアウトプットより、地道なプロセスの積み上げが本質であることを身をもって理解しました。
10月の異動──再スタートを突きつけられたタイミング
7月に配属され、キャッチアップに励んでいた矢先、10月に組織再編があり異動が決まりました。
- 理解してきた内容がリセットされる感覚
- 同期との成長スピードの差への不安
- 再び“1年生に戻る”プレッシャー
精神的に最も負荷が高かった時期であり、自分がどのように環境変化に向き合うべきかを考えさせられました。
初めてのオーナーシップ(doda CONNECTでのユーザーの情報アクセスを改善する導線施策)
異動後、最初に主体的に取り組んだのは、採用活動に必要な情報にユーザーがよりスムーズに辿り着けるよう、トップページから doda人事ジャーナルへの導線を改善する取り組みでした。
データが示した課題の兆し
トップページは多くのユーザーが訪れる場所である一方で、採用に役立つ知識への接続が十分に機能していない課題が見えてきました。
「必要な情報に迷わずアクセスできているか?」
「価値ある記事がユーザーに届いているか?」
そうした視点が企画の出発点になりました。
現場理解とユーザー解像度の獲得
営業経験がないことに不安を抱えていたため、現場理解を深めるべく、自ら商談同席の機会を積極的に取りに行きました。また、UXリサーチにも複数回参加し、ユーザーが実際にどのように画面を見ているのか、どこで迷うのか観察することで課題の輪郭がより明確になりました。
データと一次情報の双方から課題に向き合ったことは、大きな学びとなりました。
課題の構造化と合意形成
課題は
- 必要情報への気づきやすさ
- 自分事として理解できる訴求
- 継続的な利用につながる導線
といった観点に整理し、WHYツリーを用いて構造化しました。ブランド観点や他部署との整合性など慎重な議論が必要でしたが、データとユーザー観察で得た事実をもとに懸念を一つずつ解消し、短期間で合意形成まで進めることができました。
1年を通じて見えてきた“自分の仕事の型”
本施策を通じて、自分なりの仕事の「型」が明確になりました。
① 現場の一次情報にこだわる
商談・リサーチに自ら足を運び、ユーザーの行動を直接見ること。
② 構造化による課題整理
情報を丁寧に整理し、意思決定しやすい形にすること。
③ 関係者との丁寧なコミュニケーション
観点の違いを理解しながら、共通認識をつくること。これらは今後PdMとしてキャリアを積む上での確かな基盤になっています。
バレエの20年が、意外な形で仕事に活きている
入社当初は、20年以上続けてきたバレエとPdM業務がどのように結びつくのか想像できない時期もありました。
しかし、日々の業務の中で、以下の力が確かに現在の仕事に生きていると気づきました。
- 長い期間積み上げ続ける“継続力”
- 地道な練習に向き合う“忍耐力”
- 細部の違和感に気づく“観察力”
- バレエノートで培った“振り返る習慣”
まったく異なる世界で培った資質が、PdMの泥臭いプロセスにおいて大きな支えになっています。
支えてくれた組織の存在──環境が成長を加速させた
この1年で、「PdMとしてやっていける」という手応えを持てた理由の一つは、周囲の支援でした。
- 丁寧なフィードバックをくれる先輩
- 伸びしろを一緒に考え続けてくれる上司
- 学ぶ姿勢を尊重してくれるチーム文化
未経験の不安を抱える新卒にとって、この環境は大きな力となりました。
おわりに──異なる経験は必ず力に変わる
企画職やPdMを目指す方、新しい領域へ挑戦しようとしている方にとって、私の経験が少しでも参考になれば嬉しく思います。
キャリアは一直線である必要はありません。異なる世界で培った経験は、必ずどこかで結びつき、武器になります。
新卒PdMとしての挑戦はまだ始まったばかりですが、この1年で得た基盤をもとに、今後もプロダクトの価値向上に貢献していきたいと考えています。

髙橋聖乃 Takahashi Kiyono
クライアントプロダクト本部 プロダクトマネジメント統括部 PdM1部
幼少期からクラシックバレエに邁進するも、高校3年時に控えていたロシア長期留学がコロナ禍で白紙に。これを機に大きなキャリアチェンジを決断し、2025年にパーソルキャリアへプロダクト企画職として入社。現在はdoda CONNECTのディレクターとして企画業務を担う。
※2026年2月現在の情報です。
